小3になった娘は、お友だちも増えて、放課後に一緒に遊ぼうと誘われることも多くなりました。
親子ともども嬉しく思っていたのですが、ここでひとつの問題が。
我が家は学校のほど近くにあるため、通学路が短く、生活範囲も学校周辺のみ。
同じ学区とはいえ、学校から離れた場所に住お友達のお家までは、なかなかの距離があります。
娘もお友だちの家に行きたい気持ちはあるけれど、1人きりになる帰り道のことを考えると少し不安な様子。
子どもの説明はあいまいですし、まだ携帯も持たせていません。
行きはお友だちと一緒でも、帰り道は迷ってしまう可能性も。
昼間と夕暮れでは町の印象が変わったり、交通量が大きく変わったりする場合もあります。
私もまた、さまざまな心配事が頭に浮かび、「行ってらっしゃい」とすんなり送り出すことはできませんでした。
子ども同士の「お約束」は、危険と安全を教えるチャンス!
18,753 View小3の娘は、交友関係も広がり、放課後に遊ぼうと誘われることも多くなりました。お友だちと安全に遊ぶための我が家の工夫です。
子ども同士のかかわりが増えると
親子で不安を解決するために
安全は確保しつつお友達と遊べるように、まずはお友達のお家まで、私もついて行ってみることにしました。
何をするかというと、どの道を通るのか、車など危ない場所はないかなど、歩きながらチェックするのです。
娘が一人でも帰って来れそうかどうか判断して、帰る時間や、友だちに送ってもらう場所、私がどこまで迎えに行くかなど約束事項を確認します。
こうすることで、娘は帰り道の見通しがつき、私も自分の目で確認したので、安心して送り出すことができます。
お家にお邪魔するのではなく、公園などで遊ぶ場合は、1人でトイレに行かないなど、お友だちも一緒に約束してもらいます。
守れていることを確認してから、一旦家に戻って、子どもたちだけの時間も楽しんでもらいます。
また、お友だちが我が家に遊びに来てくれた場合には、できる限り帰りお家の近くまで見送ります。
送り迎えをしていると、お友だちからも通学路のことや学校のできごと、街の情報を教えてもらえるし、私も娘のお友だちと仲良くなれるので一石二鳥なのです。
元気な「ただいま」を聞くために
最近、事故のニュースをよく目にします。
そのたびに、どうして事故が起こったのか、事故に遭わないためにどうするべきか、そして、どれだけ注意をしていても事故に巻き込まれることがあるなど、子どもたちと話し合うようにしています。
でも、実際にどのようなところが、どのように危ないかは、口で言ってもわかりづらいところがあります。
お友だちのお家へ行くときは、数十分の徒歩移動で、横断歩道や狭い歩道をいくつも渡らなければなりません。
横断歩道の渡り方はもちろん、歩道はお友だちと連なって歩かない、本などを見ながら歩かないなど、どのようなことをすると危ないかなど、その都度確認しています。
お友だちのお家までいっしょに回りながら、交通ルールや安全確認をすることは、繰り返すと安心感になります。
子どもたちも、危険な目に遭う可能性や守るべきルールがあること、自分自身を守るのは自分だということを、少しずつ身をもって体感しているようです。
今後は娘もひとりで、また友だち同士で、出かける機会がさらに増えていくと思います。
せっかく楽しく遊びに行くのだから、元気に「ただいま」と言って帰ってきてほしいものです。
そのための努力を、心配しながら試行錯誤しています。
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