まいどおおきに!さとえみです。
今では立派な“おばちゃん”ですが、かつては若い頃もあったわけで…。
それなりに、夢もありました。
「夢」というのはどこかフワフワしていて、何の計画性もないように見えるらしく…。
実際、当時の私の「計画」なんて、あってなかったようなもの。時々このように、論破されることがありました。
仕事をがんばりたい。海外で絵を描きたい。
そんな夢を語るたびに、周りからは結婚や出産にまつわるツッコミが入りました。
「え…。そんなの相手の考えにもよるので、深く考えてません」なんて言おうものなら、「あなたの夢はその程度のものなのか」みたく否定的な態度をとられることもあり。
そのたびに、深く傷ついていました。
今思えば…
子どもが欲しいとして、産むのは女性である私であったとしても、「子育て」をするにあたってはまた別の話。
私だけが、一分一秒全てを子どもに捧げる必要はないんですよね。
子どもを希望しなくても結婚したっていいし、逆に結婚しなくても、子どもを希望するという選択肢もある。
そもそも、結婚や出産のことを同時に考えなければ、自分個人としての「夢」までも否定されるなんて、おかしな話なのです。
若い頃は、そんな風に悩んだ“黒歴史”もありましたが…。
それを乗り越えた今、私はベルギーで3人の子どもを育てながら、ブログを描いたり、記事を書いたり、時々国をまたいで似顔絵を描いたりしています。
ベルギーに住んでいる時点で、あの頃の「海外で絵を描く」という夢は叶いました。
去年はオーストラリアで、今年は初めてスイスで似顔絵を描いて、次はどの国に行こうかワクワクしています。
家に帰ったら子どもたちが待っていてくれて、「将来は一緒に似顔絵を描きながら、いろんな国に行ってみたい」とも言ってくれたりします(もちろん、今後変わることもあるでしょうが)。
…当時は到底想像もつかなかったのですが、私は今、まさにその「夢」の中で暮らしている。
そしてさらに、その夢はどんどん大きくなっている。
それを考えたら、「夢」を見るのは悪いことではないと、今の私にはハッキリと言えます。
そして、「女性に生まれたら、子どもか夢かを天秤にかけなければならない」という考え方も、本当にナンセンスだなぁと思うのです。
ほなまたね!