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公開 2019年07月14日  

観光地でバチバチ夫婦ケンカ!準備不足がまねいた子連れ海外あちゃ~事件

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子連れ海外旅行というと、必要な物や子どもの急病への備えなど、心配ごとがたくさん。しかし我が家の台湾旅行では、一番のハードルはまさかの夫!?事前の話し合いの大切さを痛感することになったのです。


荷物ばかり気にしていた出発前


今年の春、台湾にいきました。

若い頃は一人でフラッと海外に出かけたこともあるものの、今回は初めての子連れ。

海外は新婚旅行以来で、実に8年ぶりです。

心配性の私は、持ち物をあれこれシミュレーション。

多めの服、雨具、薬、おやつ、おもちゃ、絵本、洗面用具、おねしょ対策と、色々な荷物を詰め込みました。

ところが、現地で拍子抜け。

要るかな?と迷った物のほとんどは、なくても大丈夫でした。

息子はもう5歳でしたし、何と言っても台湾は便利。

ちょっと郊外でもコンビニを見かけましたし、台北の街中には日本製品を扱うドラッグストアまであります。

しかも、観光地やホテルなら日本語もかなり通じる!

「これは楽勝かもしれない」と楽観的に考えていました。

まさか、別のところで困難が生じるとは思ってもいなかったのです…。



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のんびり派の私 VS アクティブ派の夫


最初に気になったのは、夫との危機管理意識の差。

テンションが上がって走り出す&何でも触ろうとする息子に、私は、「離れないで!」「前を見て!」「触らない!」と、ほぼ一日中叫んでいました。

一方、夫は「大丈夫だよ」とのほほん。

ちょっとはあなたも見ててよ!と、イライラ。

そして次に、夫の立てた旅行計画。

ものすごく予定が詰め込まれており、日によっては分刻みのスケジュール。

朝ごはんを食べる暇なく早い時間の電車に乗ったり、走って乗り換えたりということも!

連日、長距離移動する予定になっていました。

あれ…?

私、「のんびりしたい」「あんまり予定を入れないで」って、何度か言ったんだけど…。

そして私が唯一出した要望・台北街歩きが、行けたら行くって感じになってるけど…?

夫は旅行関連の会社に勤めていたこともあり、そのような手配が大好き。

夫に任せていた私も悪いのですが、だんだんしんどい旅になってきました。




詰め込みスケジュールに不運が重なり体力消耗


息子は元々ママっ子ですが、初海外の興奮もあってか、旅行中はとくに私にべったりになりました。

「手をつなぐのはママじゃないと嫌」

「僕のリュックはママが持って。パパじゃだめ」

乗り物での移動中もほぼ寝ることなく、「あれは何?」「これ見て!」「あそぼ」と、私にだけ休みなく話しかけ続けます。

私も心配性なため、国内旅行とは違った緊張感があって、いつも以上に消耗していきます。

さらに、旅行中、毎日雨が降りました。

現地の方いわく、普段はこんなに降らないそうで、運が悪いとしか言えません。

靴がビショビショになり、息子に長靴を、私はビーチサンダルを買いましたが、これがまた歩きにくい。

片手に傘と荷物、片手に息子、足元ビーサンで、弾丸スケジュールをこなす羽目に。

両手がふさがっているので、気になる景色があっても写真一枚撮れません。

息子も疲れが出てきて頻繁にぐずるようになり、3日目くらいから目の下にクマが…。

タクシーに乗るつもりの場面で捕まらず、私と息子が倒れそうな時も、夫は一人だけ元気です。

「歩いたほうが早そうだね~。」(スタスタスタスタスタ)

え、ええええええぇぇぇぇ~…。

こんなことが、ちょこちょこと起こりました。



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疲労のピークでついに夫婦喧嘩に


旅行先で喧嘩をするのが嫌で我慢していたのですが、とうとう険悪ムードになったのは、一番楽しみにしていた夜市でのこと。

台湾屈指の観光地は、名物グルメを求める人で大混雑です。

海鮮を食べたかった私ですが、息子が別の物を食べたがり、その後「ゲームしたい」「ホテルに帰りたい」とぐずってグダグダになってしまいました。

探している海鮮のお店はなかなか出てこない…。

私「もういいよ、帰ろう。息子もフラフラじゃん」

夫「海鮮食べるんでしょ?」

私「疲れたもん」

夫「後から、食べたかったのにって文句言わないでよ?」

私「そりゃ食べたいよ!!!(怒)」

なんとくだらない夫婦喧嘩でしょう、結婚9年目でこの有様です。

結局、眠いのを我慢しながらかろうじて海鮮を食べ、翌日は3時間ほど息子と離れてのフリータイムを作ってもらうことになりました。




大事なのは余裕と話し合い


反省点としては、やはり、余裕のあるスケジュールにすべきだったということと、事前にもっと話し合っておくべきだったということ。

「行き先のイメージが頭に入っていて、一人で歩ける身軽な男性」と、「5歳児&子の世話をする母」では、旅行のペースが全然違うのに…。

夫も久々の海外でテンションが上がり、そのあたりが抜け落ちていたようです。

そして帰国後、「なんでこんなに疲れたんだろう?」と考えて気づいたのですが、今までの国内旅行では、自家用車やレンタカーでの移動だったということ。

移動中は、運転の夫は大変だけど、私と子供は休憩。

現地に着いたら、夫はのんびりで私が息子を追いかけまわす。

こんな感じで、うまくバランスが取れていたようです。

現地では夫にイライラしつつも、「国内旅行は、楽させてもらってたんだなぁ」と、ちょっと感謝の念も生まれたりした台湾旅行だったのでした。


※ この記事は2024年12月17日に再公開された記事です。

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