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公開 2019年07月16日  

気になる「お勉強」の就学準備。あえて自然にまかせた結果は果して…!?

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現在小2の息子の就学準備は、本人のやる気にまかせ特別なことはしなかった我が家。しかし、入学後に算数でつまずき、焦りを感じることに…。今は、「楽しい」や「好き」をエンジンに勉強に向かうきっかけを探す日々です。


やみくもに「勉強しろ」と言いたくなかった園児時代

息子の就学準備に関して、特に意気込むことなく自然にまかせた我が家。

幼稚園の準備などは、「自分のことは、自分で」という方針で過ごしてきましたが、勉強については無理強いをしたくないと思い、本人が自然と興味をしめすのを待っていました。


幼稚園では、年中長クラスで「もじかずあそび」が行われていましたが、そのスタンスも「まずは文字や数に親しもう」というもの。

「マスターする」というほどのものではありませんでした。


絵本の読み聞せもしていましたが、自ら、ひらがなを覚えたい!といった意識はなかった息子。

私の幼少期とは正反対だったために、両親には「この子、春から大丈夫?」と心配されたことも。



本人ができていたのは、「自分の名前がひらがなで読める(書くのはあやしい)」「1~10の数字が何とか読める」程度。

それでも、なんとかなるだろうと特に不安を感じることもなく、入学を迎えました。


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【1年生】算数につまずく姿に声をかけるも…

しかし、1年生になり「あれ、これはまずいのでは…?」と思ったのは算数でした。

1~10をイメージとして捉えられていないために、計算でつまづいてしまったのです。


繰り上がり、繰り下がりに入る前の段階で苦戦している様子を見せる息子。

教えようと試みてはパニックを起こされて号泣される日々を過ごしました。

彼のなかでも、「わからない」「できない」がストレスになっていたのかもしれません。

もどかしい気持ちを抱えているときに、「こうだよ」と指摘されて爆発してしまっていたのかもしれない、そう今になっては思います。


宿題や勉強をきっかけにすると拒否反応を示すため、日常生活で何気なく「どっちが何個多かったー?」と話しかけていました。

何気ない質問であれば、本人も抵抗なく考えられるよう。

「2個だよ!」などの答えが返ってきて、私も少しほっとしました。



一方、「読む」ことはスムーズにマスター。

読書に興味があるタイプだったようで、本を読む→読めるようになるという好循環に。


ただ、「書く」ことについては乗り気ではなく、「オレ、下手だから」と書こうとしないために上達度はいまいち。

漢字の覚えも読み書きで差が生じてしまいました。



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【2年生】「楽しい」「好き」になれるきっかけを、親子で探す日々


そして、今年2年生になった息子。

引き続き、読むレベルは勝手に上達しています。

気づけば本やマンガを読みふけっていることも。


算数はまだまだ苦手。

テストや宿題を見ていると、間違えも多いです。


ただ、1年生のときから持ち上がりで見てくれている担任の先生からは、「身についてきていると思う」と言ってもらえています。

本人にも「先生が褒めていたよ!」と伝え、やる気の芽を摘まないように心がけています。


元から長男は「オレ、できないから」とやる前に諦めてしまうタイプ。

石橋を叩きまくらなければ気が済まない、怖がり屋です。


そこで、「勉強を教える」スタンスで母子関係がこじれた1年生時代を反省。

今は数字や計算に親しめるカードゲームや交換日記で「計算」「書く」に触れるように工夫することに。


交換日記は気まぐれにやっていますが、絵を描いた横にキャラクター名を書くなど、「書かなきゃ」から「書いてみよう」とハードルを下げてくれるようです。


たまに、「ぼくは…」が「ぼくわ…」になっていることもありますが、誤字脱字には、横に正しい文字を添えるだけ。

あえて指摘はしていません。


「伝えたい、だから書きたい」を今は大切にしたいと思っています。


「我が家の答え」をこれからも探す



今回お伝えしたのは、あくまでも「我が家の例」。

就学前は興味関心があれば早めに学ぶことも、大いにありだと思っていました。

しかし、たまたま息子が興味関心を持つのが遅かった我が家は、このような流れに。


もし、私が就学準備として「マスターさせておかなきゃ!」モードになっていたとしても、小1のときのように母子バトルになってしまったのではないかと想像しています。


「どうせできないもん。やらない!」と泣き叫ぶ姿が容易にイメージできるのです…。


何よりも、「勉強が嫌!」になってほしくない。

でも、授業についていけなくなるのは心配。


小2の壁「九九」のスタートを目前にしながら、これからも母子ともに試行錯誤の日々を続けていきたいと思います。


※ この記事は2024年12月06日に再公開された記事です。

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