子どもの頃、私と妹は、父からよくこんな話をされていました。
「お前は捨て子だったんだ…」父の“笑えないジョーク”について、今思うこと
24,421 View昭和21年生まれの父の“笑えないジョーク”に、よく泣かされていた幼少時代。その言葉の裏側にあるものが、大人になってすこしだけ分かった気がするのです…。
数十年前、私が子どもの頃…
子どもの頃によく泣かされた、父の“笑えないジョーク”。今思うと…
子どもの頃、このような父の“笑えないジョーク”に、よく泣かされていました。
両親は私が10歳の時に離婚してしまいましたが、思い出すのは、ガキ大将のような父にまんまとだまされた思い出ばかり。
適当な作り話が、すごくホラーだったこと。
山で蛇を捕まえては、私たちを絶叫させて喜んでいた父の姿…。
ハッキリ言えば、どうしようもない父でした。
「本当の子どもじゃないんだ」という言葉は、現代の育児観から考えると驚きますが、数十年前の父親のコミュニケーションとしては珍しくなかったようにも思います。
でも、大人になった今思うのは、「父はなぜ、あんな酷いジョークで、私たち幼子を泣かせ続けていたのだろう?」ということ。
父は普段は無口な人で、時々こんなジョークで私たちを泣かせたりしていましたが、子煩悩でもありました。
そして、実は気が小さい父。
母にも苦労をかけていましたし、父は「家庭人」としての自分に不安があったのかもしれない…。
「本当の子どもじゃない」と言われてワンワン泣く娘の顔を眺めながら、自分への愛情を確かめていたのだとしたら…?
そう考えると、これは不器用だった父なりの、精一杯の愛情表現だったのかもしれません。
最後にはいつも決まって、クスクスと笑いながら「うそだよ!2人ともお父さんとお母さんの子どもだ」と頭をなでてくれた父。
よく泣かされていたけれど、若かりし頃の父の胸は大きく、そして手は暖かかった…。
今となっては幸せな、子どもの頃の「父の思い出」です。
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