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公開 2019年07月29日  

「お米研いでおいて」はココまでだから!プチイラッ回避の家事シェア術!

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佐光紀子・著『家事のワンオペ脱出術』(エクスナレッジ)をご紹介!「なんで私ばっかり…?」連綿と続く名前のない家事や、日常生活でついイラッとする場面の数々。それらを丁寧に解きほぐし、平和的な解決案を見事に見せてくれます。


このくらい、言わなくてもわかってよ

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出しっぱなしのボールペン。

空っぽの牛乳パック。

「言われなくても片付けてよ」は、日々の暮らしでよく出てくる言葉です。

でも、あうんの呼吸や以心伝心なんて、残念ながらファンタジー

やってくれる人がいれば、「自分がやらなくてもOK」だと思う人もいるのが家族。

そして結局、引き受けるのは「私」だという理不尽な現実。

でも、「あなたが担当でしょ」「あなたが使ったのよ!」と相手を主語にして話すと責めているように聞こえがちです。

相手もムッとして気持ちよく動いてくれません。

そこで、「牛乳パック、空だけど、これ私が飲んだっけ?」「私このペン使った?」と、自分を主語にしてとぼけた感じで問いかけ、やんわり、「あなたのしごとだよ」と思い出してもらう。

カウンセリングの本で出会ったマル秘テクです。

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任せたつもりが、炊けてません(泣)

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「お米、研いでおいて」と言われたら、どこまでしますか。

研いで終わり?

吸水まで?

炊飯機に入れる?

予約のスイッチはオンにする?

私のまわりの小規模な調査結果をご報告すると、頼む側が女性の場合、米を研ぎ、炊飯器に移し、水を入れてスイッチ ON。

つまり「炊く」ところまでを先ほどの一言で想定する人が多いのに対し、男性は「研ぐまで」あるいは「水を入れるところ」までという人が多く、「炊いてくれとは言われてないからスイッチは入れない」という意見が多数派でした。

行動の裏には、「頼まれてないことまでするのは迷惑かも」という配慮がある様子。

その証拠に「だって炊き込みごはんにするつもりかもしれないし」という声もちらほら。

プロセスをわかっていないわけではなく、気を遣ってくれているのです。

どんな家事でも、頼む・頼まれる際は、互いの言葉が指す内容をすりあわせることが必要そう。

家族だとつい「それぐらいわかるでしょ」と甘えがちですが、これは会社での仕事と同じだと思ってみると、サラリと卒なくできるのではないでしょうか。





いかがでしたか?

コミュニケーションの基本は、やっぱり「言葉」なんですよね!

ワンオペ生活脱却の先には、より会話と笑顔の絶えない家庭の姿があるのかも知れません。


次回もお楽しみに!!




(編集:コノビー編集部 阿部麻美)

※ この記事は2024年12月04日に再公開された記事です。

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