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公開 2019年08月05日  

つき落とす!踏んづける!!超ハードモードな教育法、そのココロは…?

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大ヒット作「ざんねんないきもの」シリーズから、新たに『おもしろい!進化のふしぎ もっとざんねんないきもの事典』が登場しました!今回も、動物たちのクスッと笑えるような育児事情をご紹介いたします。
親子が真摯に生き抜く姿に、種は関係ナイ!

監修:今泉忠明
絵:下間文恵 森永ピザ ミューズワーク
文:有沢重雄 野島智司 澤田憲


カナダカワウソの教育法

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カナダカワウソは水辺にすみ、魚やカエルなどをとって食べます。

かれらにとって、うまく泳げるかどうかは生死にかかわる大問題

そのため、カワウソの母親は、子どもにスパルタで泳ぎを教えます。

生後2か月ほどで、母親は子どもの首根っこをくわえて水辺に連れていきます。

そして、ためらいもなく水につき落とすのです。

子どもはあわてて出ようとしますが、頭を踏んづけてさらに水にしずめる徹底ぶり。

熱湯風呂に入る芸人でも、ここまではされません。

しかし、そこはカワウソ。

数分もすれば、スイスイと自分の力で泳げるようになります。

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オオアリクイの子連れスタイル

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オオアリクイは、1日に約3万 匹のアリを食べます

毎日たくさんのアリの巣を回って、少しずつ食べることで、食料のアリが全滅するのを防いでいるのです。

ただ、少し困るのは、子どもがいるとき。

かれらは決まった巣をもっていません。

そのため、オオアリクイの母親は、子どもがうまれると1年ぐらいずっとおんぶしたまま移動します

こうすると母と子の体の模様がうまく重なって、子どもが敵に見つかりにくくなるというメリットもあるのです。

とはいえ、半年で子どもの体重は20kg近くになるので、つねに筋トレ状態です。





人間界のことばにあてると「スパルタ」だったり「あまえんぼう」だったり…。

厳しい自然界で生き抜く親子の姿には、私たちにも共通する驚きや発見がありますね!

育児以外にもまだまだある、動物たちの「ざんねん」エピソードを、ぜひ書籍でもお楽しみください!




(編集:コノビー編集部 阿部麻美)

※ この記事は2024年11月16日に再公開された記事です。

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