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公開 2019年09月23日  

ハードル下げて大成功!「宿題」イヤッ子におすすめ攻略法とは?

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この春から小学校に通っている長男の悩みは「宿題」。最初の頃は楽しくやっていましたが、どんどん面倒なものになっているようです。


宿題に苦しむ小学1年生


長男は、この春から小学校に通っています。

毎日とても充実しているようなのですが、最近は楽しいことだけではないようです。


長男を苦しめているのが宿題。

GWが終わったあたりから徐々に増え、最近は毎日3つ。

集中してしまえばあっという間に終わる量ですが、学童から帰宅してお腹も減っているせいか気が散って全く進みません。

「あ」の練習をしていたはずが、いつの間にか「お」になったり、「は」になったり…。


宿題をしている様子を見ていると、

「あ!鉛筆の持ち方…。」

「あ!書き順…。」

「あ!姿勢…。」

目につくことばかりです。


そのうち息子の集中力も切れてきて「おトイレに行ってくる。」「喉が渇いた。」「テレビつけていい?」と、宿題から逃げ腰に…。


「私だって褒めて褒めて褒め倒しながらご機嫌に宿題を終わらせてあげたいのに…。」



宿題をしている姿を見ていると、とてもじゃないけど「褒めて褒めて褒め倒す」わけにはいきません。

むしろツッコミどころ満載なのです。



終いには親子ゲンカにまで発展。

「こんなはずじゃなかったのに…。」とため息の出る日々です。



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心のハードルを軽くしてみる試みが大成功!


正さなければならない課題ばかり抱えている長男に、すっかり「宿題疲れ」した私は、あえて全て目をつぶることにしました。


鉛筆の持ち方が間違っていてもいい、書き順が正しくなくてもいい、姿勢が悪くてもいい。


長男に出した指示は1つだけ。

「世界で一番かっこいい “あ” を1つだけ書いてみて!」



そうすると、書けました。

めちゃくちゃキレイな “あ” です!

思わず「書けるんじゃん!」と声に出してしまいました。



息子の好きな言葉、「いちばん」「かっこいい」を使ってみたのが効いたようです。

さっきまでソワソワと泳いでいた目がキラキラ輝き、背筋がピンと伸びました。


1つだけなら完璧にできる!

そうしたら、私も褒めて褒めて褒めまくれる!

きっと、「まだある」というゴールへの距離が息子の集中力を奪ってしまっていたのかもしれません。



その後も、「じゃあ、もう1つ書いてみて!」「すごいすごい!」と褒めるうちに、プリントの半分があっという間に埋まります。

少し手間がかかりますが、1つ書くごとにプリントを “提出” させて、大げさに「はい、よくできました!」とゴールを作りました。


半分まで終わったところで、初めて「じゃあ次は、鉛筆をキレイに持って一番かっこいい “あ” を書こう!」と、もうひとつ課題を提示。

ここまでは、どんな持ち方でも構わないから「一番かっこいい "あ" を書く」ことをルールにしていましたが、ここからは持ち方にも注意を向けます。

もうすでに「かっこいい "あ" を書く」課題は完璧になっている息子。

書くことに自信ができたのか、姿勢や持ち方も難なくクリアしました。



この方法で、宿題を終える頃には鉛筆の持ち方・書き順・姿勢を全てクリア!

プリント1枚に30分以上かけていたのが嘘のように、あっという間です。


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「最初から全て完璧に!」なんて、大人でも難しいですから。


私は趣味でダンスをしています。

新しい振り付けをマスターするときに、手足を全て最初から動かせることはまずありません。

最初は足だけ動いてみて、体が覚えたら手を付ける。


もし最初から全身で踊らなければならず、動く前から「ここが違う」「ここも違う」と言われたらやる気が消えてしまいそうです。

自分に置き換えてみると当たり前のことでした。



ついつい目につくことを全て正そうとしてしまいますが、グっとこらえるのがポイント。

1つ1つクリアにした方が親の精神的負担も軽くなるかもしれません。



※ この記事は2024年12月11日に再公開された記事です。

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