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公開 2019年09月08日  

習いごとを見学するのは過保護?初めて手をはなすタイミングを考えた時

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小学一年生になる長男がキックボクシングを始めました。
私が見学に行くと、息子はソワソワと落ち着かず、集中できないようなのです…。


キックボクシングを始めた長男


長男は生まれた頃からとても病弱で、5歳になるまで保育園に1週間続けて通えたことがなかったほど。

3歳頃までは2日行けば発熱で2日休み、3日行けたら御の字という、共働き夫婦にはつらい病弱ぶりでした。
「少しでも強い子になってほしい。」


そう考えた夫が、5歳になる頃から息子をサッカー教室に通わせ始めました。

これが大正解。

サッカーにどハマりした息子は、身体がみるみる強くなり、小学1年生になった今では滅多に風邪もひかず、別人のようになりました。


ここ1年はヤンチャで元気いっぱいなので、サッカーだけでは物足りず。

持て余したエネルギーでソファや床がボロボロになるのでは?と危惧してしまうほどです。


「賃貸の壁を壊されたらたまらない!」


ということで、溢れ出すパワーを発散させるため、新たにキックボクシングを習わせることに。

「サッカーのキック力を強化しよう!」「体幹が鍛えられるから、もっとサッカーが上手くなるよ!」と、まんまとその気にさせることにも成功。


この夏で習いだして2ヶ月になります。



初めて見学に行ってみたら、息子がソワソワ…。


先日、初めて私が見学に行ったときのこと。

そこまで広くないジムなので、目と鼻の先で息子がトレーニングをしていました。

ジムの外からガラス越しに見る息子の横顔は真剣そのもの。

サッカーで焼けた肌、引き締まった体、そしてキックにパンチ。

「我が息子ながら、かっこいい!!」

と、ウキウキしながらジムに入ったのですが…。



私が入るなり、息子はニヤニヤ。

チラチラとこちらを見て、先生の話を聞いていない様子。

スパーリング練習に入ると、よそ見をしているせいで相手のパンチをミットで受けきれない事態に。

私がいたら練習にならない様子で…。


キックボクシングは気を抜くと大怪我に繋がる競技。

本当はもっと見ていたかったのですが、そっとジムを出ることにしました。



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親の目を意識すると、不真面目になってしまう!?


こんなに間近で息子の習い事を見るのは、今回が初めてでした。

サッカーを見学したことはありますが、広いグラウンドの中で皆、同じユニフォームを着ています。

正直なところ、どの子が自分の息子が分からないほどです。

息子からも、遠い場所でわらわらとベンチに座っている保護者は、誰が誰か分からないと思います。


確かに、表情までハッキリ見える近距離で親が見ていたら、気になってしまうかも!?


その日はジムの隣にある公園で時間を潰し、終わり間際にこっそり外からのぞいてみました。



すると、先ほどまでの態度が嘘のように、キリッとした横顔でキックを繰り返しているではありませんか。


なんだ、やっぱり私がいない方が良かったんだ!


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息子の成長を妨げないように…。


息子の習い事スケジュールと私の仕事が重なっているため、サッカーもキックボクシングも連れていくのは夫の役割。


夫いわく、「ずっと見ているとソワソワしだすから、いい頃合いで別の場所に移動して待っている」とのこと。

いつも来ている夫でも、見られていると気になってしまうようです。


そういえば、うちの息子は参観日も異常にソワソワしてたっけ。

きっと、息子にとっては「親の介入しない社会」があるのでしょう。

そこへ親が来てしまうと、どんな顔をしていいか分からなくなるのかも!?



小学校へ上がると、「親の目の届かない日常」が急に増えます。

そんな中で、息子なりに成長しているのかもしれない。


ついつい見学したくなってしまいますが、先生を信頼して、親から手を離すのも大切なのかもしれません。


とはいえ、ちょっと寂しいので、私もキックボクシングを始めようかしら…。


※ この記事は2024年10月13日に再公開された記事です。

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