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公開 2019年10月17日  

習い事が気になるお年頃…!子どもの「しない」宣言を尊重した決断とは

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できれば小さいうちから習い事をさせてみたい。我が家ではそんな風に考えていましたが、年長の現在、何もさせていません。息子自身の考えと親の考えで、最終的に「今じゃない」と決めた経緯をご紹介します。


中耳炎になりベビースイミングを断念

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息子の初めての習い事は、生後5ヶ月で通ったベビースイミング。

出産した病院にプールがあり、妊婦さんや赤ちゃんのためのクラスがあったのです。


しかし、何回か通ったのち、息子が中耳炎になってしまいました。



スイミングは断念し、私も仕事を始めて平日は難しくなり…何だかんだで、習い事はしないまま時間が過ぎていきました。

それでも、習い事の情報は入ってきます。

気になる教室の情報をネットで調べたり、自宅に投函されるフリーペーパーをチェック。

「4歳くらいから通える教室が増えるな。土日でよさそうなところがあれば考えよう」と思っていました。

将来は羽生くん!?待ちに待っていたスケート教室への参加


そして、息子が4歳(年中)になった昨年のこと。

満を持して訪れたのが、スケート教室です。


スケートを選んだのは、私がフィギュアスケートファンで自分も一時期習っていたので、多少教えられるため。

バスで連れて行ける立地で、土曜日クラスがあるのも好条件でした。


息子も、「ママー!!まおちゃんがTVに出てるよ!」と教えてくれたり、試合の映像を見ながら「シューッ!ぴょん!くるくる~」と選手の真似をして遊んだり、興味がありそうです。

ちなみに…息子の生まれた2013年12月6日は、あの羽生結弦選手が、当時の絶対王者だったカナダのパトリック・チャンさんを初めて破ったのと同じ日なんです。



ここから羽生選手の大活躍が始まった日、しかも試合会場は、私が息子を産んだ病院から車で数10分の近さ!


スケート仲間からも、「息子ちゃんはフィギュアの申し子かもしれない」「絶対に習わせるべきだ」と言われていました。



小さいうちだけでも親子で楽しく通えればそれでいい、でも、もし才能があったら大変だな。

ふふふ…。

そんな妄想もふくらみつつ、いざ、1日体験教室へ!


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スケートリンクの上で一人だけ動かない


ところが、親のそんな期待は、レッスンが始まって5分で打ち砕かれました。

息子、先生の指導に全く興味を示しません。

「あっちまで歩いてみよう!」

「ゆっくりでいいよ~」

キャッキャッとはしゃいでいる他の子どもたちの中、一人だけ完全に石と化して立ち尽くす息子。



あれ?前に遊びに来た時は、滑れないなりに楽しそうだったけど…なんで?

直線でちょっと歩いて帰ってくるだけだよ?


指導してくれたのは、全日本選手権にも出たことのあるK先生だったのに!K先生だったのに!

私にしがみついて2回ほど頑張って歩きましたが、その後は先生が声をかけてくれても下を向いて座り込んだまま…。



しかも、参加者の中でマイスケート靴+スケート用練習着は私だけ。

気合いの入った格好なので、この状況はそこそこ恥ずかしいです。

おかしいなぁ、スケートじゃなかったかなぁ。



そのまま終盤に突入し、最後は自由にぐるっとリンクを一周しましょうということになったのですが、そのタイミングで初めて「やる!」と言い出しました。

なぜかそこだけ喜んで参加し、最終的には「楽しかったね~」と言って帰ってきました。


マイペースは私譲り?息子の「しない宣言」に驚き


そんなわけで、スケート教室への申し込みは見送ることに。

この件で思い出したのが、私自身が小学校3年生の時のことです。


水泳が苦手だった私は、春休みに水泳教室に行かされたのですが、まったくのやる気ゼロでした。

当然上達もせず。

そして、なぜかその年の夏に突然スイッチが入り、夏休みに学校のプール開放に通って一人で練習、25mをクリアしたのです。



息子のマイペースな性格は、私に似たのでしょうか。

それとも、一人遊びが上手になった頃だったためでしょうか。



いずれにせよ、今は習い事のタイミングではなかったようです。

その後少し経ってから、「習い事やってみたい?」と聞いたところ、「しない!!」と力強く宣言した息子。



普段、あまり自己主張をしない大人しい子なのですが、彼の中で何かが「違う」と感じたようです。


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いつか出すかもしれない“サイン”は見逃さないように


現在は年長になりますが、幼児用の通信教材をやったり、単発のワークショップに連れて行ったり。

単発的なイベントへの参加のみで、継続的な「習い事」はまださせていません。


ただ、習い事のメリットも、たくさんあると思っています。

「絶対〇〇をさせたい!」というものはないのですが、学校や家庭以外にも居場所ができること。

継続して何かを頑張る経験などは、習い事ならではですよね。



来年は小学生。

他のお友達の習い事の話を聞くことも増えるでしょうし、放課後の過ごし方を考える機会も出てくるでしょう。

そのうち、自然と何かしたいと言い出すんじゃないかな、と思っています。



ちなみに、挫折したスケートは…。

もしかしてやりたがるかも?という淡い希望を捨てきれず。

「これは宇野くん。こっちは期待の新人の島田くん。今のジャンプはサルコウだよ」と、TVで英才教育を施しています(笑)。


※ この記事は2024年09月25日に再公開された記事です。

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