楽しみだった、初めての歯の生え変わり！突然な抜歯で、気づけた成長とは？

幼稚園の年長さんになると、乳歯が抜け始めるお友達もちらほら。

娘は3月生まれというのも関係あるのか、卒園の頃にも全く歯がぐらつく様子はありませんでした。

私も娘も特に焦ってはおらず、むしろ抜ける時のことを楽しみにしていました。

「歯が抜けたら、そこにストローをさしてジュースを飲んでみたいねん」
「抜けた場所にコーンを挟んだら、歯みたいに見えるかな」
「抜けた歯は、どこに飾ろうかな」

なんてことを言いながら、娘は歯が揺れ始めるのを楽しみにしていました。

そして小学1年生の初夏。

「ママ～！！歯が揺れてる～！！」と大騒ぎする娘。

下の歯が少しグラグラし始めていました！

3歳の息子も揺れる歯に興味津々。

「痛くないの～？この歯が抜けたら大人の歯が下から生えてくるんだよ～」と家族みんなで、歯がグラグラする時期を楽しんでいました。


しかしグラグラすること数ヶ月。

一向に抜ける気配がありません。

固いものをかじる時など、少し痛がる様子はあるものの、日常生活にもほぼ支障がありませんでした。

私自身乳歯が抜けた時も、いつの間にか抜けた覚えがあるため、特に何もせず放置していました。

そんな時、たまたま3ヶ月に1度の歯科検診の日。

優しい女の先生に、清潔感のある歯科で、子どもも私も慣れ親しんでいます。

先生に見てもらう前に軽い気持ちで「少し歯がグラグラしてるんです」と報告しておきました。

3歳の息子に付き添っている間に、先生が娘の歯の事で説明に来られました。

「グラグラしていた歯が、永久歯が生えてくるのを邪魔していたので、抜いておきました！」と。

私はびっくり仰天！


あんなに怖がりの娘が、いきなりの抜歯！

大泣きしているのではと慌てて娘のところへ。

娘はと言うと、抜歯の後に綿をつめてもらい、キョトンとした顔で仰向きに寝そべっていました。

私を見るとニコっと笑い、「歯抜けてん！」と。

私が想像していたよりも、全然平気そうな様子に一安心。


先生のお話では、

・乳歯が邪魔をしてしまっていて、永久歯が斜めに生えてきていた
・歯の根っこの部分はほぼ抜けていて、歯茎と繋がっているだけだった

とのことでした。


先生は可愛らしい乳歯ケースに小さな歯を入れてくれ、「頑張ったね！大事にしてね。」と娘に持たせてくれました。

とても誇らしげに乳歯ケースを持つ娘に、成長を感じました。


突然の抜歯に驚きましたが、よく考えてみれば先生から、「乳歯抜いたほうがいいけれど、お母さん、どうします？」などの相談があれば、私は痛いのではないかと思い悩んでしまったかも。

そんな私を見れば、娘はますます不安になったかもしれません。

先生が簡潔に娘に説明をしてくれ、サッと抜いてくれたおかげで、恐怖心もあまりなかったのかもしれません。


後で娘に聞いてみると「先生が説明してくれて、抜く瞬間だけちょっとこわかったけど、大丈夫だったよ！」と。

娘の口を見ると、先生のおっしゃっていた通り、すでに大人の歯が下から生えてきているのが見えました。

少し斜めに生えてきた永久歯は、徐々に空いている場所に向かってまっすぐ生えるそうです。

人の身体はすごい！

家に帰った娘は、まずは抜歯した場所にストローを挟んで念願のジュースを。

「思っていたよりも飲みにくい～」と笑っていました。


そして夕飯にはコーン入りのサラダ。

抜けた歯のあとにコーンを詰めてにっこり笑って大笑い！

「歯がコーンになっちゃった！！」と記念撮影。


可愛い乳歯入れは、娘の机の上に誇らしげに飾られています。


想像していたような歯の抜け方でもなく、しかも突然の抜歯で予想外でしたが、何も分からず放置したままではなく、きちんと対処していただけて良かったです。

予想外ではありましたが、素敵な思い出になりました。