「つわり」を乗り切ればあとは大丈夫!
そんな風に思っていたわたしにとって、安定期に入ってからの「不調」は予想外のものでした。
私が経験した、妊娠中の予想外の不調エピソードをいくつかご紹介したいと思います。
想定外だった妊娠トラブル!妊婦さんを見ると、つい冷静さを失う理由
6,884 View妊娠前にイメージしていた「妊娠生活の大変さ」は、つわりでした。つわりが済んで安定期に入れば、あとは出産を乗り切るのみ…と思っていたのです。
しかし、実際には、思いがけない大変さが、待ち構えていたのです。
妊娠中の不調、こんなの知らなかった!
つわり=炊きたてご飯のニオイが嫌!だけじゃなかった
そもそも、妊娠初期に訪れたつわりから、「そんなの知らなかったよ」は、始まりました。
妊娠前に抱いていたわたしのつわりイメージは、「すっぱいものが食べたくなる」「炊きたてご飯のニオイがアウト」。
しかし、実際のわたしのつわりは、そんなイメージとはかけ離れていました。
まず、とにかく眠い。
集中力が皆無になる。
当時のアルバイト先で、5000円札と1万円札を見間違えそうになってしまったときはかなり焦りました。
ニオイでダメだったのは、ご飯ではなく洗濯物のニオイ。
柔軟剤のニオイがなぜか、ドブのようなニオイに感じられました。
この洗濯物のニオイは本当につらく、息を止めて洗濯槽から取り出し、口呼吸をしながら干していました…。
幸い、わたしのつわりは妊娠初期で収まりましたが、なかには妊娠後期までずーっと続き、「安定期、何それ…?」という友達も。
とにかくよだれが分泌され続けてペットボトルに吐き続けるのがつらかった…という友達もいました。
中には、つわりは病気じゃないし、なんとかなるでしょ、という方もいます。
けれど、これらの体験から、「つわりは十人十色すぎて、対処法もなく本当につらい」妊娠中の試練だと思うようになりました。
足の付け根が痛すぎる!
また、1人目妊娠後期頃から、徐々に足の付け根が痛むようにもなりました。
それは引っ張られているような独特な痛みで、妊娠経過とともに痛みは強くなっていくばかり。
母に相談したところ、「まったくそんな痛みを経験した覚えはない」のだそう。
「じゃあ、一体、この痛みは何なの…?」と思いながら、産婦人科で相談してみました。
結果、この痛みは「恥骨痛」。
稀に痛くなる妊婦さんもいるそうで、異常ではないとはわかりましたが、対処法は特にないのだそう…。
後期には「安産のためにも歩いてね」と言われていたものの、足を動かすことすら痛くて大変でした。
ちなみに、2人目は「おなかが出るのが早い」からか、妊娠中期、安定期に入った頃くらいから、恥骨の痛みが出始めました…。
とにかく引きつられるような痛みがひどく、妊娠後期になるにつれ、足を前後左右に動かすだけで「ううう」とうめいていました。
寝転んでいる状態から起き上がるだけで、一苦労。
服の着替えも大変でした…。
まさか、歩けないほど恥骨が痛くなるなんて。。
妊娠前には思いもしなかった予想外の不調でした。
妊娠中から始まる「寝られない」問題
また、妊娠中に「赤ちゃんが生まれたら夜泣きで寝られないのだろうから、今のうちに寝ておこう」と思っていた私。
しかし、なんと、早くも妊娠後期から寝られない日々が始まりました。
原因は胎動です。
わたしはふたり出産していますが、どちらも胎動に気付くのが妊娠5ヵ月頃という早さで、動きもかなり活発でした。
おなかの中から殴られているような感覚で、思わず「いたたたた」と声が出るほど。
おなかがあまりにも波打つことに、「こんなに赤ちゃんって暴れるの…?」と驚いたことを覚えています。
妊娠後期は、眠っていても目覚めてしまうほどの激しさ。
「これは、一体、全体どんな赤ちゃんが生まれてくるんだろう?」と想像を巡らせていました。
結果、生まれてきた我が子はふたりとも足をよく動かし、おむつ替えが大変なわんぱくっ子。
「おなかにいたときからそうだったのだもの、仕方ないよね…」と産後の私は妙に納得したのでした。
どれもこれも想定外だった妊娠生活の大変さ
妊娠生活は十人十色。
過ぎてしまえば懐かしい日々ではあるのですが、当時は「こんなの知らなかった…!」と大変だった思い出もいっぱいです。
そして、きっと今も、私が経験をしたことがないような、妊娠中の不調と戦っている妊婦さんが、いるはずです。
妊娠中から、母であることは、すでに始まっているのです。
そんなこともあってか、道ゆく妊婦さんを見かけると、冷静ではいられない私。
つい応援の眼差しを向け、心の中で「がんばってね!」と、つぶやいてしまいます。
赤ちゃんの誕生に向けて、日々、がんばっている妊婦さんに、心からエールを送りたいと思います。
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