まいどおおきに!さとえみです。
ワーキングマザーが多く、イクメンなパパも多いベルギー。
今回は、そんなベルギーの「保活事情」についてお届けします。
ベルギーの保育園は素晴らしい“らしい”んですよ!
まず、数が足りているので、「希望する保育園全てに断られる」ということがありません。
専業主婦・主夫がいても利用できますし、保育料が安い(税金からの還付あり)。
日本から引っ越してきたばかりの人ですら、必要な手続きをすれば入園できるそうです。
そのような声を多く聞いて、私も「ああ…ここはなんて素晴らしい国なのだ…保活なんて縁遠いんだろうな…」と思っていたのですが!
親戚筋から「妊娠したから、A保育園とB保育園とC保育園を見学してみたの!」というような話も聞きまして…。
どうやら、園によっては依頼している掃除業者の質にバラつきがあり、掃除が行き届いていないこともあるのだとか。
また、役所に問い合わせた際の担当者によっては、各保育園の情報についてきちんと案内されないケースもあるのだそうです。
これはものすごく「ベルギーらしい」ところ。
この国のことをよーく知っている真面目な人からすれば、「とりあえず自分で足を運び、自分の目で確かめる」という意味での「保活」は、必要なプロセスなんだろうと思います。
このように、日本で多く見られる「とにかく保育園に入れるために」といった趣旨とは異なりますが、意識の高いお宅の場合には発生するベルギーの保活。
ちょっと違う面もありますが、両国の保活には共通点もあるのです。
まず、保活スタートが「妊娠発覚後」という早期タイミングだということ。
そして、悲しいかな、保活に熱をあげるのはほとんどが「女性側」だというのも同じです。
ベルギーの女性は、産後も仕事をやめない人がほとんどなので、会社側の理解もあります。
でも、それでもやはり女性が主体的に動かないといけない。
ワーキングマザーが多く、イクメン大国のベルギーですら…。
いや、イクメン大国だからこそ…なのかもしれません。
そうなのです。
イクメン大国であり、会社の理解もあるベルギーでは、男性でも育休をとったり時短勤務にしたり…。中には、1年ほど育休をとる男性もいます。
「ボクがいるから、保育園なんていらないじゃない?」みたいな逆転現象が起こるのです!
っていうか、我が家がまさにそんな感じやったので、ベルギーのありがた〜い保育園を利用できませんでした!!
…冒頭から、「らしい」「らしい」と不確かな言い回しに終始していた理由はこれです。
こんなにも素晴らしい制度を、我が家は、利用、デキナカッタ…!
そんな私は、後にベルギーの幼稚園に救われるのですが、それはまた別の機会に!
ほなまたね!