『ハリーポッター』で実感する、リアルで悲しい差別のカタチと教育の重要性

あーーーホグワーツ魔法学校に入学してぇなーーーー！！

ハッフルパフに組み分けられて、ニュート先輩に密かに恋心を寄せるモブ女子生徒になりてぇなーーーー！！

唐突に欲望丸出しですいません。

前回、『おおかみこともの雨と雪』レビューの件で編集さんを恨んでいたら

「次回はトキヒロさんの好きなものかきましょう！（ハリポタだったら嬉しいな）」

という微妙に作品を指定してくるメールが来たので、今回はハリポタシリーズです。

ちなみにハリーポッター、大好きです。
ありがとう編集さん。

原作シリーズだけでなく続編の舞台脚本「呪いの子」も、もちのロンで読んでます。

スピンオフの『ファンタスティックビースト』は好きすぎて映画館で3回鑑賞したのち

その勢いで、出演しているエズラミラーさんのファンイベントに参加したりしました。

軽率に沸くでお馴染みの私です。

かっこよかった……いい匂いした…


ちなみに一番好きな登場人物はずっと双子&ルーピン先生だったんですが

今は、ボウトラックルになってニュート先生の内ポケットに住民票移したいです。

故に冒頭のあの叫びです。

前置きが長くなりすぎた…

ハリーポッターの書籍は、子どもも楽しめる児童文学に設定されてます。

夢いっぱいのワクワクする魔法動物や不思議なアイテムなんかとと同時に、根深い偏見やいじめ、選民意識が描写されています。

滅茶苦茶悪い悪役とか出てきてイーーッってなる。

自分と違う人間を蔑んだり、排除する事。

その事で差別された側の人はどれだけ傷つのか。

同じような歪んだ主義の人々が結託した時、それがどれだけ大きな力を持ってしまうのか。

それを、明確に描写する事で子どもに考える機会を与える作品だなと思ってます。

やはり印象的なのは、本作の学生の中で誰より優秀なハーマイオニーがマグル（魔力を持たない人間）出身だという理由だけで酷い言葉を投げかけられるシーンですよね。

ただ個人的には、ハーマイオニーへの差別的な発言に対して一番怒りをあらわにするロンが、屋敷しもべ妖精（特定の家柄に仕え、雑用をこなす妖精）に対しての不当な扱いについてはなんとも思っていない所が、リアルだなぁと…。

子どもの考え方は環境から作られる部分もあるのだと思うと、自分自身ふんどしが締まる思いです。

主要な登場人物達も、完全な善人じゃなくて

間違える事も沢山あるし、いじめも、嫉妬も、ズルもする。
（ハリーの父親とか学生時代結構性格酷くない？）

経験から学び、未来に何を成していくかという事を教えてくれる名作。

娘がもう少し大きくなったら一緒に観たいし、本も読ませたいです。

多分今だと、ハグリットが出てきた時点で怖がって泣くので（超ビビリ5歳）

どうでもいいですが娘がハリーポッターを、「はりーぽくたー」って言うのが世界一可愛い。


話は変わりますが、この世界で魔法使いとして子供を出産したら結構大変そうだと…。

まず純血（先祖にマグルの居ない魔法使い家系）以外お断りの高級産婦人科とかありそうだし…。

魔法使いの子供の胎動とか凄そう…お腹破裂したりしない？

あーでも、出産ってなったらなんかしらの魔法で、陣痛も会陰切開も帝王切開もなくすぐ産めるかも。

産まれたら身体の発達だけじゃなく魔力の有無とかも気になりそうだし。
（稀に生まれる魔力がない魔法使いは「スクイズ」と呼ばれ虐げられていたりする）

想像しだすと止まらないですね。

育児するのに便利そうな魔法が何かあるかな、と調べてみたら


「アナプニオ（気道開け）」という喉に物が詰まった時使う呪文があって
最強じゃんってなった…

絶対この呪文考えたの、子持ちの魔法使いでしょ…

調べれば調べるほど、魔法世界への憧れは広がります。が！

ホグワーツでは毎年何かしら事件が起きて、下手したら子供が死んでしまったりするので

娘がもし魔法使いならボーバートン魔法アカデミーに入学させるかもしれません…。

魔法使いもマグルも、親が子どもの事で悩むのは一緒ですね。