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公開 2019年12月04日  

保活のために3人目を計画分娩!家族一丸で乗り切ったゴールの先に

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私が3人目妊娠中にずっと気がかりだったのが「保活」。そして市から発表された春入園申込の締め切り日は、出産予定日の2週間前でした。そこでわが家は、「計画分娩」を決断したのです。


保育園の申込に間に合わない!?


3人目の妊娠が発覚し予定日が確定したことから、ずっと気がかりだったのが「保活問題」です。

市から発表された春入園の申込締切日は、なんと3人目の出産予定日の2週間前…!

わたしはすぐに「出産予定でも申し込みができるのか」を確認するために市へ電話をしたのですが、返答は「申込時に出生届が提出されていることが条件」とのこと。

「締切当日に出生届と保育園申込を同日に提出するのはオッケーということですよね?」とすかさず返すと、電話窓口の方は少し戸惑った様子で「そういうことですね」と答えました。

それを聞いた瞬間にわたしの頭をよぎったのは、「計画分娩」の4文字でした。

なぜそんなにまでして春入園にこだわっていたのかと言うと、まず住んでいる地域が近隣でも有数の保育園激戦区だったから。

それに加えてわが家は3人目ということもあり、上の子たちが通う園に入園するためには、春入園以外は現実的に厳しかったこともありました。

春入園が出来なかった場合、どこか近くで年度途中に空きが出る園を待つのですが、その場合には上の子たちとは別の園になる可能性が高く、送迎の負担がのしかかります。

結局どこの園にも空きが出ずに入園できなくても、育休の延長を会社に申し出ることは可能です。

しかし当時、市が1年以上の育休を認めてなかったため、育休の延長をした場合は上の子たちを一度、退園させる必要があったのです。

そうなると仕事復帰はもっと非現実的なものとなり、今後のライフプランにかかわる一大事です。

計画分娩プロジェクト始動


上の子たちもお世話になった出産予定の産院に相談したところ、計画分娩の希望日に赤ちゃんの大きさが推定2800グラムを超えていることを条件に先生からの許可がおりました。

そして当日、無事に推定体重に達したので、早朝から陣痛促進の点滴をいれて計画分娩のはじまりです。

「あなたは破水すると早いから」と先生の助言もあり、人口破水をしてもらい、あっという間に出産!

夫は朝一に子どもたちを保育園に連れていき、それからすぐに産院に駆けつけてくれていたので、家から里帰りの産院まで距離があったにも関わらず、ギリギリ立ち会うことが出来ました。

どうしても計画分娩をしたかった理由を事前に先生にお伝えしていたので、出産後すぐに出生証明書を用意してくださいました。

そのおかげで、夫は無事に出産を見届けた後、すぐに証明書をもって市役所へ出生届の提出に走りました。

出生届を提出したあとは、そのまま春入園の申込書を提出するために担当の窓口へ。

無事に全ての書類の手続きが終わったのは、役所が閉まるギリギリの時間でした。


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保活のための計画分娩だったけど

たくさんの人の協力や理解があって、無事に3人目は上の子たちと同じ園に春から入園することができました。

ただ、これらは周りの協力だけでなく、色んな奇跡も重なったことで進められた計画だったなと思います。

まず一番に計画分娩が可能な産院だったこと。

出産後に知ったのですが、個人的な理由での計画分娩に対応してくださる産院は、とても少ないとのことでした。

次に赤ちゃんが出産可能な推定体重に達していたこと。

親の都合で身体が未熟なまま出産することは出来ないので、最低限の推定体重を超えていることは絶対条件でした。

そして希望通りの午前中に生まれてきてくれたこと。

陣痛促進剤を使用しても、お産のスピードまではコントロール出来ません。

丸一日かかってもおかしくない状況で、すんなりと生まれてきてくれたことは、なによりの奇跡です。

どれかひとつでも違っていたら、きっと今とは違う結果になっていたかもしれません。

計画分娩については賛否両論あるけれども、我が家はこれがベストだったなと感じます。

今回は保活のために計画分娩を選択しましたが、結果、その他にも計画分娩をして良かったと思った点がいくつかありました。

ひとつめは出産日が事前にわかっていたので、家族が仕事の都合をつけやすかったこと。

年子の上の子たち2人のお世話や、退院日の送迎など事前に予定が調整できたのは良かったです。

そしてふたつめの理由が、初産から分娩時間が短かったわたしは、「万が一産院に間に合わなかったらどうしよう」という不安があったので、計画分娩にすることで安心して出産することができました。

そして最後に、長女と三女が一緒の誕生日になったことです。

なのでこれからも毎年ふたりの誕生日には、みんなで協力して乗り越えたあの1日を思い出すんだろうなぁと思います。

※ この記事は2024年11月02日に再公開された記事です。

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