まいどおおきに!
ベルギーに嫁いでからも、しばらくはベルギーの場所を地図で指せなかった系主婦のさとえみです。
今回のお話は、日本人が無意識にやってしまっている案件かと思うので、私自身の恥と一緒におひろめします…。
日本と他国を比較するときに使われる言葉で、よく「欧米では」という表現を聞くと思います。
それは「欧州や米国では」という意味で使われるかと思いますが、わりと大雑把なくくりであるようで、我が家のパパのように独自文化にアイデンティティを強く持っている人にとっては「一緒にしないで」と感じるよう。
どちらが良い悪いという話ではなく、欧州は欧州、米国は米国という考え方なのです。
この時は「そうは言ってもハロウィンは楽しい文化なんやし、ヨーロッパでもやってるやろ」と軽々しく考えた私。
秋休みにパパが出張で家を空ける予定があり、私たちだけで遊園地へのお出かけを企画していたので、そのときにハロウィンをしよう!と、子どもたちに提案しました。
いや…「ハロウィンしようとした」というのは語弊がありますね。
正直に言います。
私は友人からステキなコスチュームやアクセサリーをもらっていたので、子どもたちにコスプレをさせたかったのです。
普通に家でやれば良かったけど、お城とかを背景にして子どもたちのコスプレ写真を撮りたかった…。
実は、ただそれだけ…。
しかし幸いにも子どもたちはノリノリで、準備の時も楽しそうだったのです。
当日は天気が良く、遊園地の雰囲気もバッチリ。
従業員の皆さんも、タイムスリップしたかのような雰囲気の装束に身を包んでいました。
いける!これはいけるのではないか!?
と、思ったのですが…
しかし、現実は残酷でした…。
いくら天気が良くても、間もなく11月に入るという時期の西欧州は、かなりの寒さ。
従業員の異国情緒なコスプレも、よく見るとかなり保温を重視するデザインになっており、見た目のことだけを考えていた我が家とは天と地ほどの差があったのです。
その遊園地には大きなジェットコースターが何台もあるのですが、それ目当てで来る人の服装も防風を意識したものばかり。
日照時間も短くなっており、午後4時くらいには真っ暗で、我が子たちは上着を着たままガタガタと震え始めて…。
「これは…あかん」となりました。
ちなみにこれは、2017年秋のお話。
今はベルギーの学校でも、ハロウィンを取り入れており、授業でカボチャの飾りを作ったりするようです。
ほなまたね!