夏休み、娘をプールの短期教室に通わせていましたが、その日は準備に手間取り、予定より家を出るのがだいぶ遅れてしまいました。
急いで車を走らせてようやく到着!と思いきや、なんとプール教室の専用駐車場が満車になっているではありませんか…!
この場合、50mほど先にある有料駐車場に停めなければなりません。
規範意識の高い娘は「プール遅れちゃうよ、どうしよう…」と不安そうです。
しかし、すでに準備体操が始まりそうな時間。
娘を連れて有料駐車場に向かい車を停め、歩いて戻るとなると、入水にも遅れてしまいます。
慌てている私は、娘を車から降ろしプール教室に先に行かせることにしました。
誤った判断で、娘があわや行方不明に!もっと気を引き締めねばと思ったこと
32,447 View今年5歳になる娘は物覚えがよく、ルールを重んじるタイプ。対して母である私はルーズでおっちょこちょい。そんな私は、最近ますますしっかりしてきた娘に、つい頼りがちになっていました。
プール教室に遅れる!焦った私がとった行動…
この子なら一人でできる…!はず
私の車の前にはプール教室のあるビルへの入り口がありました。
その向こうには3メートルほどの廊下があり2Fのプール教室へ上がる階段につながっています。
階段を上がると正面がプール教室。
普段はこのルートでプール教室に行き下駄箱に靴を置いて着替えを済ませたら、準備体操を行う教室に入ります。
この一連の動作を4歳の娘は私の指示なくさっさと済ませます。
わが子ながら「しっかりしているな~」と感心していました。
だから、その日も「この子なら一人でできる!」と思ったのです。
「一人でいける?」「うん!いける!」頼もしい返答でした。
どこを探しても娘がいない!
娘と別れて有料駐車場に車を停めると、猛ダッシュで専用駐車場とは反対側の正面玄関からプール教室に入りました。
娘を信頼しつつも少し不安だった私は、まず下駄箱に娘のサンダルがあるかをチェックしました。
「あれ、…ないぞ」
次に準備体操をしている教室へ。
「え?いない」
お着替えに手間取っているのかな~とロッカールームを覗いてみるも、姿はありません。
そのあたりで心臓がバクバクしてきました。
プールサイドや待合コーナー、受付、どこを探しても娘がいないのです!
「…やばいかも」
大慌てで教室を飛び出し階段を駆け下り、娘と別れた廊下に戻ります。
「…いない」
血の気が引いていくのがわかりました。
次にとるべき行動が思い浮かばず、数秒間、立ち尽くしていました。
すると駐車場から、泣き出しそうな顔をした娘がトボトボと入ってきたのです。
「〇〇ちゃん!」思わず叫んだ私を見た娘。
「やっぱりママと一緒がいい~」と、消えそうな声で言いました。
「ごめん、ごめーん」駆け寄り抱きしめました。
娘に頼りすぎていた!自分の行動を大反省!
しかし、なぜ、プール教室とは逆方向の専用駐車場から戻ってきたのか…。
事情を聞いたところ、廊下が薄暗くて怖くなったため、私の車がないか専用駐車場に確認しに行っていたというのです。
時間は午後3時。廊下には自然光が差し込み暗さは感じません。
しかも「寂しいから通りすがりの優しいおじさんに話かけようと思った」と言います。
なぜ、そのおじさんが優しいのかと聞くと「顔が優しそうだったから」とのこと。
「優しい人」の判断基準にびっくりしつつ、そうだよね、まだわからないよね、と納得。
何よりも車が頻繁に出入りする駐車場でパニック状態の娘がウロウロしていたことにゾッとしました。
もっと親として気を引き締めなければ
ルールを重んじるタイプの娘は、私との約束を破ることは滅多にないし、人見知りなので面識のない大人に話しかけることも普段はありません。
だから、近い将来一人で行動する機会が増えても危険な場所に行ったり、知らない人についていったりもしないだろうと安心していました。
けれど、今回の出来事で「子どもの行動は予測できないものだ!」と改めて実感。
今回はたまたま運が良かっただけで、運が悪ければ事故や事件に巻き込まれていた可能性だってあるのです。
時間に余裕をもって行動しないといけないのはもちろんですが、年中さんになりしっかりしてきた娘に頼りすぎていた自分の行動を反省。
「もっと気を引き締めて子育てをしていかなくては」と思った1日でした。
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