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公開 2019年11月21日  

エルサを苦しめたモノの正体とは?『アナ雪』で学ぶ、子育ての教訓

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ディズニー最新作『アナと雪の女王2』公開目前!
歴史的大ヒット作品となった映画「アナと雪の女王」を親目線から紐解くと…。


少しも寒くない でおなじみ。

『アナと雪の女王』の新作が公開されますねー!!

先日の金曜ロードショーでも放送されたので、それに乗っかっていこうという魂胆です!

読んでね!

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『アナ雪』公開からしばらくは、一億総ありのまま計画かよっ!てくらいレット・イット・ゴー流れすぎてて

軽く発狂しそうだった記憶があります。

娘も一時期どハマりして、延々とありのままのしてました。

私は短期間で何度も聞きすぎてちょっと苦手になりましたが、作品自体はとても好きです!

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とにかくオラフが可愛い。
飼いたい…

アナ雪は、最近のディズニー映画の傾向としてある

「強い女性像を描くこと」と、「個性と差別について」を両方盛り込んでいる作品ですよね。

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生まれつき雪を降らせ氷を操る不思議な手を持つエルサ。

エルサはその力を使って、妹のアナと楽しく遊んでいましたが、ある日そのせいで大事な妹が怪我をする事態に。

その後、両親はエルサを守る為、外部との接触を断ち、妹のアナの事も遠ざけてしまいます。

魔法の手というファンタジー要素ではありますが、これがもし現実世界での、生まれつきのハンディキャップだとしたら…

もちろん両親は、姉妹共々に愛情を注いでいます。

人とは違う我が子を、心無い人々から守ろうと行動していたと、映画を観ればはっきり分かります。

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ただ、幼いエルサの気持ちは?

自分のせいで妹を遠ざけて、両親を困らせてしまった。

もしかしたら両親は、こんな私を疎ましく思って部屋に閉じ込めているのかもしれない。

冷え切った部屋でそう考えていたのかも。


その間にも、どんどんと自分が人とは違うものになっていく。

どうして私は普通じゃないんだろう。

私が魔法の手を持っていなければ、今もアナと遊び、お城は笑いと明るさに包まれていたのに、私のせいで…

つっらい!
想像しただけでつらい!

本作の幼少期にそこまで細かい描写はないのですが、子どもというのは、大人が思っている以上に色んな事を考え、気にして生きているなと、子育てと自分の幼少期を思い出しながら思ったわけです。

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子どもは親に思いっきり甘えるべきだし、気を遣わせたりしたらダメよね…。

若い頃の私の親、おい…


森に住むトロールが「その力をコントロールするには、恐れない事」と言うシーンがあります。

妹を傷つけてしまった少女に、そんな事言っても無理じゃない?

まず両親がエルサの能力を恐れない事、隠そうとせず、家族で向き合って行く事が大切だったのではと。

そんでもって、完全に心を閉ざしたエルサが久しぶりに妹に会ったら

「初めて会ったけど運命感じたからこの人と結婚する!」

って言われたら、そりゃあんなんなりますわ…

私の場合、姉ですがダメ男と付き合ってる頃全然話を聞かなくて、一回ぶん殴ったら目さめるかなとか一瞬思いましたもん。

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恋は盲目!
まじで身近な人からの忠告は一旦ちゃんと聞いた方がいい。


結局エルサは、周囲からの悪意で力が暴走します。

でも命をかけて自分を守ったアナからの愛に気づき、エルサ自身もアナへの愛を再確認。

ハッピーエンドを迎える、という経緯を考えると

やっぱりエルサは幼い日のあの事件から、愛情を受けたという実感がなかったのでは…と思っちゃうわけですよ。

私の話になってしまいますが

自分の欠点に引け目を感じていた為、クラスの友人とうまく馴染めず、学生時代は生きづらさを感じていたんですね。

社会に出て、好きな事をやって、好きな人と関わる事で、ようやく人生楽しいなと思うようになりました。

娘も5歳になり、性格や個性がだいぶ出てきて、思うところも。

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というか私の性格が似てしまって本当ごめんなんですが…

でもそれを克服しよう、隠そうと育てるよりも、肯定していい所をもっと伸ばしていく事を心に留めて、育児していきたいなと思います。


そして自宅だけじゃなく学校や社会も、右へ倣えの一辺倒じゃなく、たくさんの個性を認める方向になっていって欲しいです。


それにしてもですね、エルサのサプライズっていう短編があるんですが、楽しそうにアナの誕生日を祝うエルサがまじで泣けるんで、未視聴の方は是非…!





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※ この記事は2024年10月27日に再公開された記事です。

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