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公開 2020年05月22日  

的確なアドバイスに思わずハッ!人の本音を見抜く息子が、頼りになる存在に

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何でも真に受ける単純な母と、人の本音を見抜く息子。コミュニケーションや人間関係について悩んだら、私は息子に相談するようにしています。


子どもをもって知った、生まれ持つ個性



私が子どもの頃は、「子どもは経験豊富な大人の言うことを聞くべき」という空気の中、学校でも社会でも学んでいた気がします。

何でも大人が上で、子どもは未熟なイメージだったのですが…。


いざ自分が親になってみると、子どもの生まれ持った個性に、感動さえするようになりました。



小学3年生の長男は、コミュニケーション能力が高い男の子。

一口にコミュニケーション能力といっても、様々な種類がありますが、彼の場合、見せかけの言葉や建前ではなく、相手の本音を見抜く力に優れているように感じます。


長男の言葉に、ドキッ


小3の長男には、下に年中の弟と2歳の妹がいます。


ある朝のこと。

「ご飯を食べて」といっても食べず、「着替えて」といってもオモチャに夢中の次男。


いよいよ時間がなくなってきたので「早く片付けて、着替えるよ~」と声をかけるも、オモチャを投げ、「やっだねー!」とおどけながら次男は逃げ去っていきました。


その日は私も仕事があり、次男と長女を別の場所に預ける日。

いつもは効果のある「どっちが先に着替えられるか、競争しよう!」も、この日は効果なし。


もう遅刻気味なのに、ご飯も食べていない、着替えてもいない状態に焦った私は、「早く!!」と何度も言ったり、「ママは今日家にいないけど、〇〇は1人でずっと家にいるの?」と言ったり。


すると、長男が「やる気をなくすような言い方は、しない方がいい」とズバリ一言。

そう言われはじめて、自分で考えてもイヤな言い方だったなと気付き、自分が切羽詰まっている時に、こうやって指摘してくれる人がいるといいな、と思いました。


そんなアドバイスをくれる長男は、下の子のイヤイヤを抑えるのが上手いのです。

下の子がイヤと言っても、したくなるように誘ったり、気をそらそうとする長男。


もちろんうまくいかないことも多々ありますが、うまく気をそらそうとする長男の姿勢に、母は学んでいます。

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トラブルにもアドバイス


少し前まで、私たち親子は習い事先でとあるママ友に悩んでいました。

会うたびに、何かと突っかかってきたり、上から目線で時に傷付けられるような言葉を受けることも。


良くない発言を聞きながら、子どもの前だからと、私は言い返していました。

子どもの前でギスギスした雰囲気になるのは嫌でしたが、「将来子どもがいじめにあったときに言い返せない子になったら困る」という心配もあり、これは私の中での苦肉の策でもありました。

しかしそういう態度を私がとることで、相手は、余計突っかかってくるようにもみえるし、とはいえ黙っていれば相手の言いなりのようだし、どうしたものかと悩んでいたんです。



すると息子は、「真面目に言い返すよりも、あまり反応を示さない方がいい」とアドバイス。

「いや、それでは余計にエスカレートするのでは?」と返しつつも、もう手立てはなかったので、試すことに。

すると、段々とでしたが、こちらが反応を減らすと、相手もつまらなくなったのか突っかかてくることが段々と減るように。



後日、大人である友人にこの話をしたところ、「息子君の対応が正解だと思う」とのこと。

何でも真に受けてはストレートなコミュニケーションをする私とは違い、どうやら彼は隠された本音や、相手の性質を読んでいるようなのです。

これには思わずスゴイ!と思ってしまいました。


悩んだら息子に意見を聞いてみる



長男のコミュニケーション能力に感動した私は、悩みがあると(そこまで重くない内容を選んで)長男に相談しています。

「なるほど、そうなの?」と深堀したり、「助かったよ。ありがとう」と感謝していると、長男も嬉しそうな様子で、もっといろんな話をしてくれます。

その時間が、私も、そしてきっと長男も、とても楽しいのです。



自分の子どもと、まさかこのような関係になれるとは…!、子育ては、発見だらけです。

こういう親子の人間関係もいいな、と思いながら、今後の親子関係の変化を楽しもうと思います。



※ この記事は2024年09月15日に再公開された記事です。

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