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公開 2020年04月02日  

やってみたい!の心を育て、親子のキズナを育む!手作りオモチャ3選!

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考えて作られた既製品のおもちゃも楽しいけれど、わが家ではしばしばオモチャを手作りします。これまで作った中で特別、娘が喜んだものをご紹介します。


母子でオモチャを作るようになったワケは…


幼いころからモノ作りが好きだった私。

内向的な性格だったこともあり、テレビの工作番組で登場したオモチャを真似て作ったり、お絵かきをしたり、編み物をしたりと、ひたすら手作り遊びに没頭していました。

そんな私に似たのか、娘も料理を手伝ったり、お菓子を作ったり、工作をしたり…と、手作りが大好き!

モノづくりが好きな母と娘同士、時間があるときには二人でオモチャを手作りするようになりました。

今回はこれまで作ったオモチャのなかで、娘が喜んだものをご紹介します。


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ほんの10分で完成!缶ぽっくり。


私が子どもだった30年前には時々見かけた缶ぽっくり。

不安定な状態でバランスをとりながら歩くスリリングさと上手く歩けたときの達成感が魅力のオモチャですが、最近ではほとんど見かけなくなりました。

娘は近所の子どもたちと自転車や三輪車でよく遊びます。

しかしわが家の前は急な坂道。

「競争しよう!」と猛スピードで降りてくる子どもたちは危なっかしく目を離すこどができません。

「活発な子どもたちが坂道でも安心して遊べるオモチャないかな~」と考えていたところ、よく観ているドラマで、子どもが缶ぽっくりで遊ぶシーンを目にしました。

そこで「コレいいかも」と早速作ってみることに。


作り方はカンタン!

ホールトマトの缶などの空き缶に2か所キリで穴を空け、麻ひもを通します。

あとは娘の身長に合わせて紐の長さを調整するだけ!

乗りはじめてすぐは「足痛い~」とか「こわい~」とか乗り気ではなかった娘も、何度かチャレンジするうちにコツをつかんだよう。
2歩、3歩とどんどん距離を伸ばしていきました。

数日後、家の前で缶ぽっくりで遊んでいる娘のところへ近所のお姉ちゃん、お兄ちゃんが「何それー!」と声をかけてきました。


みんな初めて見るオモチャに興味深々!

交代で乗ったりトマト缶とコーン缶の缶ぽっくりで競争をしたりと大盛り上がり。

いつもはお友だちにすんなりとオモチャを貸せない娘も、ママの手づくりオモチャが人気なのが誇らしいのか、「じゃあ次は〇〇ちゃん!」などと場を仕切りはじめます。

私も、缶ぽっくりなら坂道でも遊びやすいし、何より娘が楽しそう!と、穏やかな気持ちで見守ることができました。


空き缶と紐さえあれば10分程度で作れてしまう缶ぽっくり!

オススメです。


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大空に舞い上がったときの達成感バツグンの凧(たこ)!


お正月に旦那と娘で凧を手作りしてみました!

ネットで検索すると材料も作り方も色々出てきますが、わが家では骨組みをストロー、本体をゴミ袋、糸を凧糸にし、絵は娘がマジックで描きました。

作っている最中から自分の作品が空に揚がることを想像しワクワクした様子の娘。

完成するとスグに公園へと出陣しました!


公園の空にはすでにいくつかの凧が舞っていましたが、どれも本格的なものばかり。

それに比べわが家の凧はいかにも手作りで弱々しい感じです。

内心私は「失敗して娘がガッカリするのでは…」と、不安でした。



でも強い風を受けた凧は、いとも簡単に舞い上がったのです!

洗練されたデザインの凧たちのなかに娘が黒マジック1本で描いた私の似顔絵が割って入ります。


「やったー!」

娘の歓声が響きました。


自分の作ったモノが空を舞ったことが相当嬉しかったようです。

その後も終始興奮ぎみでお正月の凧あげを満喫。

娘は、作っているときの高揚感や舞い上がったときの達成感など、いくつもの感情を味わえたようでした。

むずしいからこそ喜びも格別!ピタゴラスイッチ


テレビ番組「ピタゴラスイッチ」が大好きな娘。

ある日の放送で家庭にある材料で作れるピタゴラスイッチが放送されました。

娘と「作ってみようか」ということになり、段ボール箱やティッシュケース、ビー玉などを使って作ってみることに。


ところが、これがかなりむずかしい。

テレビで見ているようにスムーズにはいきません。

棚から踏み台へと渡した段ボール製の橋の上をビー玉が転がり、最終的に小さな箱に落ちる…

というものを作りたかったのですが、橋が崩壊したり、ビー玉が飛んで行ったり、何度やってもうまくいきません。


娘は失敗するたびに怒ったり泣いたりしていましたが、意外にも「やめる」とは言いませんでした。

私も晩御飯の支度そっちのけで約3時間、微調整を繰り返しました。

そしてついに成功!

二人で抱き合って喜びました。


娘はまだ年中さんなので実際に考えたり作ったりしたのは、ほとんどが私です。

しかし、彼女なりにアイデアを出したり調整したりとがんばっていました。

娘も自分自身の力で成功させた!と信じています。


それが自信になったのか、その後は1人でもピタゴラスイッチを作るようになりました。

トイレットペーパーの芯からビー玉が転げ落ちてくるだけの簡単なものだったりしますが、成功すると両手を上げジャンプをしながら喜んでいます。


メリットは感情の共有


オモチャの手作りは、なかなか心と時間に余裕のあるときしかできません。

けれど、母と子で一緒にチャレンジし、悔しさや喜びなどのさまざまな感情を共有できるのは手作りオモチャならではの大きなメリットだと感じています。


また小心者で失敗するのが大嫌いな娘に、私がしかめっ面で作業している姿から「失敗してもあきらめない姿勢」を見せられたらいいなという期待もあります。


娘も、あと4.5年もすれば、私との時間より友だちとの遊びのほうが大切になるでしょう。

休日に時間をかけて共同作業ができるのも今だけの特権。


肩はこるし疲れますが、これからも時間をみつけて取り組んでいけたらいいなと思っています。


※ この記事は2024年10月23日に再公開された記事です。

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