娘のブランコを押す毎日にヘトヘトな母。犬に愚痴った衝撃のラスト！＜第三回投稿コンテスト NO.73＞

はじめまして。育児に迷える親羊でございます。

現在5歳、幼稚園年中さんの長女、おやゆび姫のエピソードです。

地味な性格の割にこだわりが強いおやゆび姫。

小さな時から、ブランコが大好きで、それはそれは毎日、私はブランコを押していたのです。

一度ブランコに乗れば交代できないし、正直、公園に行くのもめんどくさかったのですが…

体が小さいこともあってか、運動発達が遅れているのが気になって、二人目妊娠中も、幼稚園にあがってからも、ほぼ毎日公園に行っていました。

運動能力を伸ばしたいわけなので、親としては、鉄棒とか、お友達と鬼ごっことか、で遊んでほしいところを…ブランコ20分！！！！

楽しいなら、いいんだけどさ…

（ちなみにおやゆび姫の名前の由来は、成長曲線を下にはみ出すおチビさん+おこりんぼ暴君だからです。）

そんな永遠とも思えた、母とおやゆび姫のブランコな日々に、ある日、転機が訪れたのです…！！

土曜日、家族みんなで公園に行くことに。

ちょっと用事を済ませたくて、私と犬は遅れて出発。公園で合流します。

昨日！！！

昨日まで私、めっちゃブランコ押してたじゃぁーーーーん！！！

何かコツを掴んだのでしょう。

急に、本当に急に、ブランコを自分でこげるようになったのです！！！

お母さん、泣いちゃう！

…と、思ったのもつかの間、私は気づいてしまいました。

その感動の「出来た」瞬間を見逃したことに。。。

毎日毎日ワンオペ育児で、毎日一人でブランコ押して、それこそ切迫早産になりかけながら押して…

下の子が公園の石を食べるのを防ぎながら押して…

当然のように、我が子のステップアップを見るのは私だろうと期待していたんですよね。

バカだなぁって、今なら思います。

親の期待とか、親の都合とか、全く顧みずに子供は子供のペースで成長していくんですよね。

とはいえ、やっぱりその時は悔しかったので、この複雑な気持ちに気づきもしないパパの代わりに、愛犬に（自分でアテレコして）慰めてもらいました。

毎日ブランコに付き合ったから今日があるんだい！！私、頑張ったよーーー！！

私たち親は、せいぜい成長を見逃さないように、日々の姿を見守ることしか出来ないんだなって、気がついて、親も子も、同時に大人の階段を上った、『何度でも語りたい…わたし史上最大の子育てエモストーリー』です。

ちなみにおやゆび姫、自分でブランコこげるようになった後も、スピードが恋しいようで…

結局、私がブランコを押す日々は続いております…

下の子もブランコ大好きなので、私がブランコの支配から卒業できるのは、いつの事になるやら…


（ライター：育児に迷える親羊　志水めぇぇ）