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公開 2020年02月04日  

娘のイヤッにキレてしまった日、夫からの「ママありがとう」に涙<第三回投稿コンテスト NO.100>

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下の子が生まれ、2歳長女の赤ちゃん返りに手を焼いていた、ちびままさん。ある日、ささいなことで爆発してしまい、自己嫌悪に陥っていたところ、なぜか夫から「ありがとう」と言われ…。イヤイヤ期の育児を見直したというお話です。



2歳3ヶ月と0歳4ヶ月の娘二人と夫と暮らす、母親3年目の駆け出しです。

『何度でも語りたい…わたし史上最大の子育てエモストーリー』

それは、『長女への懺悔と夫への感謝』です!

次女がお腹にいる頃から、だんだんと自己主張が強くなってきた長女。

ついにイヤイヤ期に突入した模様。

ただ、公園でよく一緒になるママさんやSNSでよく見る育児体験情報に比べると、実際こんなもんか〜、長女はもともと大人しめだしな〜、二人育児もふつーにいけそ〜、と余裕をかましていました。

両実家とも遠方で、夫は多忙のため、二人目も里帰り出産をし、産後一ヶ月経つまでは実家で過ごしました。

親や周りからの、『上の子優先だよ!』という言葉を胸に、次女が産まれてからも長女といっぱい遊んでいました。

実家に甘えて家事もせず、次女もよく寝る子だったので、私にも余裕がありました。

なかなか順調な二人育児の始まり!

のはずが…。


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次女の1ヶ月検診を無事に終え、自宅に戻り四人での生活になりました。

そして、日に日に増していく、私のイライラ……余裕のなさ……長女のイヤイヤ……やんちゃぶり……

長女の気持ちに共感したり、これとこれどっちがいい?と選択肢を与えたり、「あー、もう!」と怒ってしまう事は多いものの、検索魔になって得た情報をもとに、それでも試行錯誤していました。

ただ、だんだんと怒りだけが私の中に残っていきました。

こっちが試行錯誤したって、うまくいかない時はうまくいかない。

無理なもんは無理。

長女の「いやっ!」に対抗して、何倍もの怒りが込み上げるようになりました。

そして、とある日。

夕食を終えて、お風呂に入るまでのお遊び時間。

長女がふざけて次女のお腹をペシペシ。

私はすかさず、

「やめてって言ってるでしょ!!!!なんで?やめて!!!!」

長女の手を思いきり振り払い、長女はそのまま尻もちをつく。

一瞬きょとんとして、大泣きする長女。

私も大号泣。

「どうしてこうなるの?なんでなの?痛い事はしないでって言ってるじゃん!もうやだ。いつもいつも。なんなの?」

止まらない想いと、溢れ出す涙。

それでも長女は私にしがみついてくる。

私も訳が分からず抱きしめる。

この日、お風呂には入らず、特に笑うこともなく、淡々と眠りにつきました。


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私は色々な思いや考えが頭を駆け巡り眠れずにいると、夫が帰ってきました。

夫と眠りにつく時、今日あったことを話しました。

感情的にならないように注意して、あったことをそのまま、淡々と……。

すると夫は……

寝ている長女の頭を撫でました。

「どうしたの?」

と聞くと、

「長女もがんばってるからね、ママもいつもありがとう」

夫のこの言葉を聞いて、私はハッとさせられ、また涙が溢れそうに……

でも夫とちゃんと話をするためにも、涙は堪え、長女のイヤイヤ期にどう向き合うか、夫婦でどう協力していくか、と色々話し合いました。

私が気づいたこと、それは長女には逃げ場がないということ。

私はうまくいかない事があったり、ストレスが溜まれば、こうして夫に相談したり、甘いものをやけ食いしたり(笑)、溜め込むことはあるけれど、発散もすることもできる…

けれど、長女は……

私にうまく伝えることができないし、もちろんパパに相談することもできない……

そりゃあ、泣き喚くしかない!!!!


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簡単なことかもしれないけれど、日々の育児に追われると考えられなくなるところ。

それが、長女の気持ち。

そして、長女の気持ちにすぐに寄り添えて、私にも感謝をしてくれる夫には頭が上がりません。

週1日か2日ある休みにしか娘たちと過ごすことができない夫、だからこその視点だったり想いだったりもとても重要なのだと思いました。

まだまだ感情的になってしまうこともあるし、夫の脱ぎっぱなしの服には苛立つけれども(笑)、長女の立場や想い、夫への感謝は、この日の出来事を胸に、忘れてはいけない、忘れられないものとなりました。


(ライター:ちびまま)


※ この記事は2024年10月21日に再公開された記事です。

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