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公開 2020年01月31日  

妻との日常を撮った写真が、「なぜ結婚したのか」をいつも思い出させてくれる

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コノビーで編集をしている、そのべです!
妻とは結婚して5年目を迎えました。
着替えイヤ、歯磨きイヤが激しい2歳児には手を焼きますが、世界で一番好きな妻と一緒に子育てができる喜びを感じています。
1月31日の「愛妻の日」を機に、妻への愛情を綴ります。


「この女性と毎日ごはんを食べられたら、どんなに幸せだろう」


妻と出会ったのは、一人暮らしをしていたアパート近くにあった喫茶店でした。

美味しいコーヒーと店主の人柄もあって、当時の僕にとっては憩いの場。妻もその店が大好きで、常連客でした。


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たまたま店で妻と同席したのですが、お互いの第一印象は最悪。

妻は僕を「初対面のお客さんに話しかける馴れ馴れしい人」と感じ、僕は妻を「声が大きくて威圧感のある人」と思っていたほどです。

でも運命ってあるのでしょうね。

その後は何かに仕組まれたかのように行く先々で何度もすれ違い、嫌でも挨拶を交わすようになりました。

お互いのことを話していくうちに、実は家が近くて徒歩3分ほどの場所に住んでいたことがわかり、びっくり!

メールのやり取りや本の貸し借りをするようになり、近所の仲良しになった僕らは、どちらかの家で一緒にごはんを食べる仲になりました。


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妻とごはんを食べる時間は楽しかったし、僕のつくった料理を美味しそうに食べる妻の姿を見て、「この女性と毎日一緒にごはんを食べる人生を送りたい」と思うようになりました。

意を決して妻に恋心を伝えた結果、妻からの返事は「よろしくお願いします」。

僕は飛び上がって喜びました。

告白の1時間後には「結婚してください」と僕はプロポーズをしたのですが、妻からの返事はなんとOK!結婚を前提としてお付き合いが始まりました。

展開がはやいです。


子育てで余裕がない日々。「なんで結婚したのかな?」


交際1ヶ月後には同棲、交際4ヶ月後には入籍し、僕らは晴れて夫婦になりました。

今振り返ると、凄まじい変化ですね…。

「大好きな店にいる印象の悪い人」→「近所の仲良し」→「恋人」→「夫婦」と短い期間に関係性が目まぐるしく変わったのですから。

大好きな妻との毎日は楽しくてたまりませんでした。

衛生観念の違いでケンカをしても、目の前に愛する女性がいることが嬉しくて嬉しくて。

「なんで夫婦は仲が悪くなってしまうのか理解できないね」なんて妻と話していました。

そんな僕らの関係を揺るがしたのが、子育てでした。

結婚から約3年後に長男が生まれましたが、産後に妻が心身のバランスを崩してしまいます。

妻に療養をしてもらい、家事と育児を担うために僕は在宅メインの働き方に変えます。

言葉で書くのは簡単ですが、仕事優先から家庭優先の生き方にはすぐに慣れず、モヤモヤした日が続きました。

それに初めての育児は戸惑いの連続で、当時のことはろくに記憶がありません。

夜中のミルクで細切れ睡眠のため、いつも寝不足状態…。

昼間もホッとする暇もなく寝かしつけ、ミルク、オムツ交換などタスクが次から次へとやってきます。

子どもの成長に応じてやることや悩みも変わってきて、とにかく「子どもを死なせないこと」のために生きていたように思います。



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家事と育児は妻と分担して取り組んでいましたが、妻も僕も気持ちの余裕は持てずにいました。

育児には突発事項がつきもので、いつもピリピリしていたからです。

子どもは最高に可愛い。

でも、夫婦だけの暮らしはもうない。

僕は育児と仕事に追われ、妻や妻との生活を考える心のゆとりを失い、「妻と一緒にいて楽しい」と思えない日が増えていきました。

そうなると当然、妻と険悪な雰囲気になることもしばしばでした。

あれだけ大好きで、一緒にいるだけで幸せだと思った人なのに…。

一人暮らしの僕の部屋でごはんを食べたこと、手を繋いでドキドキしながらデートをしたこと、毎日冗談を言って笑っていた日々の記憶がどんどんと曖昧になっていくのが悲しい。

妙に冷めた気持ちになってしまい、「僕らはなんで結婚したんだろう?」と思うこともありました。 

写真を見ると、そのときの感情がよみがえる


育児をきっかけにして夫婦仲がギクシャクするのは、ありがちなことだと思うのです。

相手を気づかう余裕がなくなり、「一緒にいるだけで幸せな人」から「ただの同居人」になってしまう。

「人生をともに歩もうとした強い想い」を忘れてしまったのです。

そんな僕が「妻と結婚したい!」との気持ちをを思い出すきっかけは、意外にも「写真」でした。

もともと僕は写真を撮るのが好きで、妻との日常の一コマを撮り続けていたのです。

一緒に食べた料理や妻がメイクをしている姿、妻がおいしそうにスープを飲む様子などを日記のようにカメラに収めていました。

妻も息子も眠り、つかの間の一人時間に何気なく自分のインスタグラムを見返しました。

そこには妻と過ごしたこれまでの日々の写真がたくさん載っていて、胸が熱くなってきたのです。

第三者が見たらただの写真なのですが、撮った僕にとっては感情の記録集みたいなものです。

写真を見返すと、僕がどんな気持ちでシャッターを押したのかを鮮明に思い出すからです。

ドキドキしながら妻とデートしたこと、ケンカして険悪な雰囲気になったこと、妊娠がわかり親になる希望も重圧も一緒に感じたこと、息子が無事に生まれて泣いたことなど。

写真からさまざまな記憶と感情がよみがえってくる。

どの写真も、僕にとっては宝物です。


思い出の写真を少し紹介します。

子どもが生まれる前、妻と大切にしていた食卓の写真。


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臨月近くで大きくなったお腹を撫でる妻の写真。

胎動を通じてお腹の中にいた息子と会話をしている気がして、夫婦の楽しみになっていました。

育児で疲れたときに見ると、親としての初心を思い出します。

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息子の2歳の誕生日に家族で出かけたときの写真です。

お腹の中にいた彼は、自分で歩けるようになった。

妻と息子が手を伸ばし合う姿が愛しくて、カメラを構えました。


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夫婦で写真を見る時間が、心の余裕を生み出してくれる

結婚5年目に入ったいま、妻とは定期的に写真を見返すのが習慣です。

写真はクラウドで管理しているので、息子を寝かしつけた後にリビングでパソコンを広げ、「婚姻届を出した後にカフェで食べたフォンダンショコラだよね」「このお店のパスタセットは最高だったね!」「途中で息子が泣いて、焦ったよね」なんて話し合います。

結婚式や海外旅行みたいな大きなイベントは覚えていても、パートナーと過ごす何気ない日常はあまり記憶にない。

でも結婚生活では、そうした大きなイベントよりも一見なんてことない日常が占める割合が圧倒的に多いはずです。

写真は、ついついないがしろにしがちな「何気ない日常」や、そこで味わった感情をよみがえらせてくれる最高のツールだと僕は思います。


付き合ってから笑ったり、怒ったり、いろんなことがあったけれど、僕は妻と一緒に人生を歩めて嬉しい。

妻がいるから僕の毎日は楽しいし、優しい気持ちを抱ける。

愛妻の日には感謝の気持ちを込めて、花と手紙を贈ります。

明るくて聡明な妻のイメージであるオレンジや黄色い花がいいかな。

妻のことを考えながら、花を選ぶ時間も楽しいです。


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最愛の妻へ。

いつもありがとう!

これからは、どんな写真を撮っていけるだろう。

僕は心から楽しみにしています。

これからも、よろしくね!


※ この記事は2024年10月22日に再公開された記事です。

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