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公開 2020年08月02日  

同じ注意ばかりで毎日グッタリ…。ふと歌ってみたら♪効果抜群だった話

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子ども達には最低限のマナーを身に着けてほしい。でも、そんな気持ちとは裏腹に、靴は脱ぎっぱなし、お皿は食べっぱなしの我が子達でしたが…


子どもにはどんな大人になってほしい?


私は子ども達には、周囲の人に愛されるような大人になってほしいなと思っています。

もちろん勉強も大事なのですが、それ以上に自分も周りも大切にできる大人になってくれたらいいなと願っています。


そこで、現在、子ども達に習慣づけていることは2つ。

・玄関に入ったら靴を揃える

・ご飯を食べ終わったら「ごちそうさまでした」と言って、お皿を片づける

欲を言えば、他にももっと、できるようになってほしいことはあるものの、何もかもできないのは自分も一緒。


将来大人になった時、周囲の人と気持ちよく生活できるよう、今はこの2つを習慣にしたいと思っています。


思ったようにならない子ども達


この2つの習慣。

もう少し小さい時から習慣にしていれば、自然とできていたのかもしれません。

しかし、ずぼらな性格の私です。


靴を脱ぎ散らかしていても、その場で言うのをよく忘れてしまっていました。


そして食後、子ども達が他の遊びに夢中になっていのをみて、私自身がやった方が早いからと、自分で片づけてしまうことも。



でも、大人になった時に自分でできる子になって欲しいと思い、この2つに関しては体が自然に動くようになるまで見守ろうと決意。



毎日帰ってきたあと、そして食事をしたあとは子ども達に声をかけました。


毎日毎日声をかけていたら、いつかは身に着くかなぁと思っていたのです。

しかし、子ども達は、素直に聞いてくれる時もあれば、もちろん渋々することも。

それでも毎日、声をかけ続けていました。


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ある日、イライラが爆発!


毎日のように、「帰ってきたら、靴どうするんだっけ?」「ご飯を食べたら、そのあとどうする?」と声をかけ続けているものの、一向に、自分からする気配がない子ども達。

なぜ、たった2つなのにやってくれないんだろう…と少しずつイライラが募っていきました。



ある日、私も子ども達も疲れてきている夕食後のことです。

またいつものように、子ども達はお皿をそのままに遊びだそうとしています。


ついにイライラが爆発し、「なんで毎日言ってるのに、覚えられないの?言わないとできないの?」と感情のままに怒ってしまいました。


リズム歌にして口ずさんでみたら…



子ども達のために良かれと思って始めた習慣づけだったのですが、結果、私のイライラに繋がってしまいました。

良い習慣を身に着けてもらいたいと思っていたものの、子ども達は「毎日文句を言われている」と感じてしまったかもしれません。


そこで、どうしたら皆穏やかでありつつ、行動できるか考えてみました。

私がイライラする原因は、「子ども達がまたできていない」→「また同じことを言わないといけない」→「子ども達に同じことを伝える」という行動そのものです。


私が楽しく子ども達に伝える方法と言えば、リズムにのせて歌うこと!


そこで、ある日、外出先から玄関に入るなり、「くつをそろえて、手洗いうがい~♪」と口ずさんでみました。


今時期なので、手洗いうがいも、しっかり付け足してみました。


すると、子ども達も楽しそうに一緒に口ずさんでくれました。

しかも、口ずさみながら、靴をそろえて手洗いうがいまでしたのです。

私も歌うだけなので、全くストレスになりません。


また、食後には「ごちそうさまで、おっかたづけ~♪」と口ずさみました。

すると、子ども達は楽しそうに歌いながら片づけてくれました。


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ほんの少しの工夫でみんなが笑顔


言っている内容は、以前と何も変わっていません。

しかし、私が楽しく伝えられるようにリズム歌にしたことで、言う方もストレスなく、そして子ども達も楽しそうに行動してくれるようになりました。


今、この歌の習慣を始めて1ヶ月くらいになりますが、子ども達は自分で歌いながら行動してくれています。

忘れそうな日があっても、私が口ずさむと、楽しそうに戻ってきて片づけたり靴をそろえたりしてくれます。



どうしてできるようになってきたのか4歳の息子に聞いてみると「だって歌いながら簡単にできるから!!」とニコニコ笑顔で答えてくれました。


以前と違い、私自身が笑顔で伝えられているのも良い循環を生んでいるようです。


「少しでもイライラの原因を取り除いて、子ども達と笑って過ごしたい。」

少しの工夫でみんなが楽しく過ごせ、私にとっての大発見となりました。


※ この記事は2024年11月14日に再公開された記事です。

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