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公開 2020年04月16日  

エッこんなに絵本読んでくれてたの?息子にとって園とおうち、それぞれの役割

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親の知らないところで子どもの世界が広がっていて、ビックリすることってありませんか?我が家の場合、それが分かりやすく表れたのは“絵本”でした。


読み聞かせが思うようにできずモヤモヤ


テキトーママの私ですが、育児で唯一こだわりがあるのは、絵本の読み聞かせです。

共働きでも、絵本タイムだけは、ずっと確保してきました。

「料理も裁縫も苦手だし、教育ママでもないし、せめて絵本くらいは」と思ってのことです。


が、3才後半くらいまでは毎晩読んでいたものの、年中、年長と成長するにしたがって読まない日も…。


息子も絵本は好きなのですが、お絵描きや折り紙など一人でも遊べるようになり、一緒に遊ぶ時はすごろくやトランプをしたがるようになってきたのです。


特に平日は、ごはん、お風呂、歯磨きを終え、何かちょっと遊んでいるとあっという間に寝る時間になります。


遊びの幅が広がったのはいいことなのですが、なかなか絵本が読めない!

悩みというほどではないけれど、ずっと心に引っかかっていました。


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絵本を読もう!…と気合いを入れたのに


現在、息子は新小1ですが、年長の頃には、図書館で絵本を借りてきても、読み切れずに返却日が来ることも。


「小学生になって国語の勉強が始まる前の、純粋に絵本を楽しめる貴重な時間なのに…」と思った私。

“絵本強化月間”を設けることにし、ちょっと足を延ばして絵本の専門店へ行くことにしました。


すると普段の図書館よりも反応がよく、色々な絵本を手に取って選び出す息子。

よしよし…と思っていたら、さらに意外な言葉が。

「この本、園で読んだ」
「これは隣の組に置いてある」
「これはね~…」

え、え、え、え~!?

「そんなにたくさん!?ママとは最近あんまり読んでないのに、いつの間に??」と仰天した私。

何を買えばいいのやら分からなくなるほど、読んだことのある絵本がたくさん出てきたのです!


初めて気づいた“園で読んだ絵本”の量


その時は、「園の先生と、ここの店主さんの好みが似ていたのかな?」と思ったのですが。

さらにその後、久しぶりに育児雑誌を買って絵本紹介ページを見ると、やっぱり、「読んだことあるよ」という絵本が続出。

今までも図書館などでそういうことは多少あったものの、なぜか今回やたらと多いのです。


なんでだろう?と考えてみたのですが、そういえば地元の図書館ではお気に入りの場所が決まっています。

大型絵本が置いてあるところ、好きな作家さんの本がある棚、靴を脱いでくつろげる小上がり。

その3カ所をグルグルし、ときどき図鑑コーナーという感じ。



そのため、園で読んだ絵本の存在に気づきにくかったようです。

お気に入りの落ち着く場所があるというのは、悪いことではないでしょう。



しかし、「図書館でたくさんの絵本に触れさせていたつもりで、実はできていなかったのかも?」

この事実は、絵本好きママを自称していた自分としては、ちょっとショックでした。


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親の与えるものが全てじゃない。園生活に感謝


さらに思い出してみれば、図書館に来たのに、読んだことのある絵本を借りたがったりすることもありました。

私が選んでみても、それには興味を示さずに、昔から好きだった赤ちゃん絵本を読むことも。

…もしかしたら、息子にとっては、「新しい絵本に出会う場所」は保育園で、おうちや図書館では、お気に入りの絵本でのんびり過ごしたかったのかもしれません。



あるいは、絵本は保育園でたくさん読んでいるから、別の遊びをしたかったのかも…?

保育園と、家庭。


6才の息子にもそれぞれの世界があり、保育園がたくさんのことをしてくれていたと、改めて実感した出来事でした。


字を書くのも園でのお友だちの真似が最初でしたし、雑巾絞りも園で教わって家でもさせ…きっと、他にもいっぱいあるのでしょう。

ただ預かってくれるだけでなく、子どもの世界を広げてくれた園には、感謝の気持ちでいっぱいです。


小学校では、親が直接関わらないことがさらに増えるはず。

これからの学校生活が本格的に始まったら、どんな刺激を受けてくるのか?

ますます楽しみになってきたのでした。


※ この記事は2024年10月18日に再公開された記事です。

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