大人になったからわかるモノ・大人の自分が失くしたモノに出会う！『トイ・ストーリー』の隠れた泣き所！

「ディズニーピクサー作品と言えば？」ランキングを作成したら、ぶっちぎりでこの作品なんじゃないかと思う代表作。

『トイストーリー』

今日はこちらについて掘り下げて行こうかなと思いますー。

地上波で特集されるのでね！相変わらずの便乗。


観たことがある方が殆どだと思うんですが一応ざっくりと説明すると

人間の見ていないところで、おもちゃが動き出だす

ディズニー版おもちゃのチャチャチャ。

主人公のカウボーイ人形・ウッディは、持ち主である少年・アンディの大のお気に入り。

おもちゃ箱ヒエラルキーの頂点に居ました。

しかしある日、最新型のおもちゃ

バズ・ライトイヤーがやってきて、あわや世代交代。

嫉妬に狂ったウッディはバズを……

ここから始まるウッディとバズを主軸としたハートフルストーリーです。


でもさ、これ実際起こったらマジで怖い。

キャラクターが可愛いから成り立ってるけど

ごりっごりの人型人形のみが登場人物だったら一気にホラーだよ。

チャイルドプレイかデットサイレンスだよ。
（どちらも人形が人を殺しに来る名作ホラー）

人間に見つかったら確実にお焚き上げコースなので

ウッディ達が絶対バレないようにしてるのは、そういう事だと思ってます。

最新作は去年公開されたトイストーリー4。

1作目が1995年公開なので24年経ってるわけです。

私11歳！


確か、当時はCGの違和感が気にならないように

艶々のプラスティックでできたおもちゃ達を主役にしたんですよね。

24年の間の進化がすごい。今が凄すぎる。

最新作に出てくるぬいぐるみとかどうみてもふっかふかだし…

人間の肌の質感とかもとてもリアル。

1作目だと結構アンディが怖い（笑）

私はこの24年間でシワ、白髪、脂肪、寝ても回復しない体力くらいしか実装していないのに

ピクサーときたら…

そんなトイストーリーですが、観ると気軽におもちゃを処分できない呪いにかかってしまうのは、私だけでしょうか？

特に3作目…

ここで唐突に思い出話なんですが

私が小さい頃、大好きなぬいぐるみがいまして。

おもちゃ屋で一目惚れして父に買って貰ってから

どこに行くにも持ち歩き、寝食を共にした

私にとってウッディーのような存在。

だけど成長と共に触れ合う機会も減り、やがてクローゼットにしまったまま、出す事もなくなってしまいました。

月日は流れ高校生になったある日

母が大掃除でおもちゃやぬいぐるみをまとめて処分した事があって

その中にスーちゃんも居ました。


それを知った時は母に怒ってしまったんですが、私も母の立場だったら絶対捨てるし。

仕舞ったままにしていた自分が悪いんですよね。

主婦というのは、常に収納スペースを探している生き物だ（トキヒロ　1984〜）

スーちゃんはずっと薄暗いクローゼットの中で私を待ってたのかなと考えると…つら！

大人はトイストーリーを観たら

きっと自分にとってのウッディを思い出すんじゃないかな〜。

おもちゃとちがい人間は成長して、興味も生活も変わっていくものなので、仕方がないのかな。

アンディも、トイストーリー3では少年から大人へと成長して

大学に行くために家を離れます。

引っ越し準備の終わった子ども部屋を見て、アンディの母親が

「ずっと一緒にいられたらいいのに」と抱きしめるシーンがあるんです。

子どもが生まれてから観たら、母親の方に感情移入し過ぎて吐くほど泣きました。


わかる！
私も娘とずっと一緒にいたい！
子離れできる気がしない！

わたしだったら老後は娘のお気に入りのぬいぐるみを撫でながら暮らします。

絶対捨てない。

ちゃんとおもちゃを譲るように言ったアンディママ、えらい。

でも実際、大量に中古のおもちゃを持ってこられたら、ちょっと困る…

とリアルな母親目線が出てしまう。

汚れちまったよ…私はよ……

主婦というのは常に収納スペースを…（以下略）


是非トイストーリーを観て、リアルとファンタジーの間を楽しんでください。

そして最後に、トイストーリー豆知識

この記事書くのにトイストーリーのWikipediaを確認したら

ウッディのフルネームが「ウッディ・プライド」と知っておったまげた。

苗字あったんかお前！