育児は楽しい!
けれど、イライラして怒りたくなることもしょっちゅう。
現在、娘は5歳。
「怒らない育児」を目指し、極力、おだやかに接するよう心がけています。
そこで娘の行動にイラッとしたときは、10年後の彼女の姿を想像し、心を落ち着かせることにしているのです。
どんなときに実践しているのかをご紹介します。
子育て中のイライラどうしてる!?怒りたくなったその時、10年後を想像してみた話
13,261 View子育てをしているとイライラすることもよくありますが、私はできるだけ「怒らないようにしたい」と思っています。しかし短気な私にとって、これがなかなか難しい!そこで最近、ある方法を実践中。怒りたい気持ちを落ち着かせるため、考えついた方法とは。
怒りたい気持ちを、落ち着かせるために
1.夕飯前のバタバタ
わが家にとって夕方は、まさに戦場。
1日でもっとも忙しい時間帯です。
17時ごろから夕飯の支度をはじめ、合間にお風呂の掃除。
夕飯の支度が済むと、娘と入浴します。
風呂から上がり、夕食を終えると洗い物にとりかかります。
その間も幼稚園の準備やら、歯磨きやらを娘に促し、すべて終わってやっと就寝。
段取りよく行動しないとスケジュールがどんどんズレ込み、翌朝、幼稚園に間に合わないという事態になります。
だから、第一ステージであるキッチンに立っているときは殺気立っています。
しかし娘はお構いなし!
私の気を引こうとあの手この手。
よくあるのが、某アニメのメンバークイズ。
3年ほど前からの定番ですが、1年に1度メンバーが一新されるので、私にとっては難易度高め…。
しかも料理の手順を考えながら正解を出すなんて、絶対ムリ!
不正解を出すたびに、娘の機嫌は悪くなっていきます。
そうなるとこっちもイライラ…。
「もう、あとにして!」
と、言いたくなったところで想像するのです。
娘の10年後を。
10年後の娘は中学3年生。
高校受験目前か…。
部活や塾で忙しく、一緒に食卓を囲むことも少なくなっているかも。
私にクイズを出題するより、友人とスマホでやりとりするほうが楽しくなっているんだろうな…。
と考えると、このクイズが急に愛おしくなります。
そのアニメのメンバー名を、もう一度真剣に考えることができるのです。
2.入浴時のバタバタ
私は、娘よりも先に風呂から上がります。
脱衣所で自分の身体を拭き、服を着たあと、娘を迎え入れるのです。
娘のボディケアを終えると、夕食のセッティングを始めなければなりません。
だから脱衣所ではいつも大慌て。
そんな私に娘は毎晩、風呂場から言ってくるのです。
「ママ見てー」と。
見ると、洗い場でアクロバットなポーズをして誇らしげな顔。
「すごいー?」
「うん、すごいね」
愛想笑いで返すと急いで身支度に戻る私。
すると、また
「ママ見てー」
今度は腰に手をあて、首をかしげてウィンクしています。
「このポーズかわいい?」
「うん、かわいいよ。ママ急いでるからあとにして」
「ママ見てー」
こうして毎晩4~5ポーズほど繰り出されます。
やっとお風呂から上がったかと思ったら
「〇〇(お気に入りのアニメ)のパジャマがない! 」
「もう裸のままでいる!」
と、始まります。
数あるパジャマのなかで、娘の今のお気に入りは2着。
3日に1度はこのやりとりをしています。
忙しい最中の、アクロバティックポーズやパジャマ着用のボイコット。
「もういい加減にしなさい!」と言いそうになったとき、想像するのです。
10年後。
一緒にお風呂に入ることなんてないだろうな…。
15歳というと美容に目覚める時期。
自分専用のシャンプーを用意したり、お風呂上がりの念入りなヘアブロー…。
私の気を引くことより、自分の外見をみがくことに熱心になっているかも。
そう考えると、「パジャマ着ない!」と全裸のままリビングの端でうずくまっている娘を見て、抱きしめたくなります。
3.ゆっくりできない就寝時
布団を並べて寝ている私と娘。
夜中に「体痛いなー」と目を覚ますと、決まって娘が私の布団を占領し、私は畳の上で寝ています。
娘を起こさないよう注意しながら、ゆっくりと移動させ、自分のスペースを確保します。
けれど、またすぐに戻ってきて、抱きついてくるのです。
「ゆっくり寝かせて…」
と、娘を布団から追い出したくなりますが、ぐっとこらえて想像します。
10年後、娘は自分の部屋で1人で寝ているのかな。
一緒の布団で寝るのは、あと何年くらいだろう。
途端に、この眠りに落ちていく2人の時間もまた愛おしく、満喫しようと思えるのです。
これまでも、全てがわずかな期間でした
1歳のとき、スーパーに行くといつも店内を走り回ったり、地べたに寝転がり泣き叫んでいた娘。
2歳のとき、イヤイヤ期真っ只中で、全てに「イヤ!」と反抗していた娘。
「お風呂入ろう」
「イヤ!」
「ご飯食べよう」
「イヤ!」
「ねんねしよ」
「イヤ!」
3歳のときには、なんでなんで攻撃に困らされていました。
「なんで雨降るの?」
「なんで幼稚園いくの?」
「なんでママは、おっぱい生えてるの?」
永遠に続くように感じて悩むこともあったけれど、今考えると、全てがほんのわずかな期間でした。
現在の娘の言動も、思い返すとほんの一瞬だったように感じる日が来るのでしょう。
今この時の、貴重な時間をかみしめながら、育児にいそしんでいきたいと思っています。
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