新生児が寝ないのには原因がある?新生児が寝ない時に試したい対処法
19,206 View新生児は大人が思うように寝てくれないことがあります。赤ちゃんが寝ないとお世話する人も寝不足になるので、大変な思いをすることもあるでしょう。新生児が寝ない場合には、いくつかの対処法を試してみるのがおすすめです。この記事では新生児が寝ない原因や、なかなか寝ない時に試してみたい対処法などを紹介します。
「赤ちゃんが寝ない」という悩みは非常に多い
新生児は一日の大半を寝て過ごします。
しかし、長い間ずっと眠り続けるわけではなく数時間おきに目覚め、時には寝かしつけることが必要になるでしょう。
新生児は決まった時間に寝てくれないことがほとんどなので、お世話する人が寝かしつけで寝不足になってしまうケースも珍しくありません。
さらには寝ない上に、何をしても泣き続けてしまうこともあるため、困り果ててしまうこともあるでしょう。
毎日続く寝不足は、精神的にも体力的にも大きな負担となってしまいます。
もしも新生児が寝ないで困ったら、いくつかの対策を試してみるのもおすすめです。
また、寝ない場合にありがちな原因もいくつかあるので、寝ない原因を作っていないかどうかをチェックしてみることも大切でしょう。
赤ちゃんの睡眠は大人の睡眠とは違います。
赤ちゃんならではの睡眠について理解しておくことで、寝かしつけがしやすくなるかもしれません。
赤ちゃんの睡眠スタイルは徐々に変わる
赤ちゃんの睡眠のパターンは、月齢が進むに従って少しずつ変わっていきます。
生まれたばかりの新生児は授乳の時間以外は寝ているため、ずっと寝ているように感じるかもしれません。
生後2ヶ月から3ヶ月を過ぎた時期からは、新生児の時期に比べるとだんだんと起きている時間が増えてきます。
生後6ヶ月から7ヶ月ごろになると、夜の間はまとめて寝るようになる赤ちゃんが増えてくるでしょう。
ただし、夜泣きも昼夜の区別がつくようになる生後6ヶ月ごろから始まるとされています。
1歳半ぐらいまでの時期は、午前と午後の時間帯にそれぞれ1回ずつ昼寝の時間を取ることが多いのが特徴です。
その後しばらくすると、昼寝は午後の時間帯に1回だけというリズムに変わっていくのが一般的です。
ただし、睡眠のリズムやパターンは赤ちゃんによって個人差があります。
長い時間寝続ける子もいれば、あまり寝ない子どももいるでしょう。
たとえ一般的なパターンとは違ったとしても、心配しすぎる必要はありません。
新生児を寝かせるためには環境づくりが大切
新生児がなかなか寝ないと、お世話する人の精神的、体力的な負担が大きくなり、育児がつらいと感じるかもしれません。
お世話する人が夜に睡眠が取れるかどうかは、育児のつらさを大きく左右する要因の一つです。
睡眠をとるためにも、新生児が夜寝やすい環境を整えておくことが大切になるでしょう。
環境面で整えることが好ましいのは、部屋の明るさです。
新生児は昼夜が逆転しやすいため、夜寝る時はすべての電気を消して部屋を真っ暗にするとリズムが整いやすくなります。
また、授乳のリズムも睡眠リズムを整える上では大切です。
授乳の間隔を4時間開けられるようになると、夜間授乳を1回で済ませられるようになります。
そのため、授乳の間隔を最低3時間開けるように意識すると良いでしょう。
また、夕方の時間帯にたくさん寝かせてしまうと、夜中に寝ない原因になりがちです。
夕方から寝るまでの時間帯は、赤ちゃんが寝ないようにあやしておくことで、夜中に眠ってくれやすくなります。
睡眠時の環境が寝ない原因になっていることもあるので、注意が必要です。
赤ちゃんが冷えないようにと布団をしっかりかけたくなってしまうかもしれませんが、赤ちゃんにとって暑すぎる環境は眠りを妨げます。
寝ゴザ類を敷くなどして、暑くならないよう工夫すると良いでしょう。
そのほかにも、眠る前の入浴やシャワーもスムーズな眠りに効果的です。
赤ちゃんが寝る前に38度程度のシャワーやお風呂に入れ、寝る前に母乳とミルクを飲ませることでスムーズに寝てくれる場合があります。
子守唄などを儀式化するのも有効
新生児の睡眠のリズムを整えるためには、睡眠の際の儀式を作るとうまくいくことがあります。
たとえば、着替えが終わったら電気を消し、その後子守唄を歌うといったような決まった流れを繰り返すと良いでしょう。
あるいは、絵本の読み聞かせなどもおすすめです。
最初は、赤ちゃんがその決まり事を意味を理解することはできません。
しかし、就寝前のルーチンを繰り返すことで、やがて決まり事が始まったら寝る時間だということが理解できるようになります。
また、パパやママの声が聞こえる子守唄や絵本の読み聞かせは、赤ちゃんの安心感にもつながって眠りにつきやすくなるでしょう。
寝ない原因をチェック!
新生児が不機嫌で寝ないときは、いくつかの要因をチェックしてみましょう。
ミルクが欲しいことも赤ちゃんが不機嫌になる原因の一つですが、まずはミルク以外の原因を探ってみましょう。
新生児が不機嫌になる原因の一つとして、赤ちゃんが暑さを感じていることがあります。
乳児は大人と比較して首が短く、熱が体にこもりやすくなっています。
大人よりも暑さを感じやすく、暑すぎる寝具や衣服によって不快に感じることがあります。
新生児は泣くことによってさらに体温が上昇します。
そのため、新生児が寝やすいように薄着を心がけることがポイントです。
新生児の手足が冷たく感じる場合があるかもしれませんが、これは体の熱が逃げにくい構造になっていることが理由で、大人のように冷え性になっているわけではありません。
また、新生児のくしゃみやしゃっくりは、暑すぎるサインの場合があるので注意が必要です。
体感温度が暑くて汗をかいた後、汗が引く時にくしゃみやしゃっくりは出るとされています。
くしゃみやしゃっくりが出た時には、暑すぎないかをチェックしてみると良いでしょう。
そのほかの原因としては、抱っこを求めていたり、オムツが汚れていることがあります。
赤ちゃんは何時間寝るのが理想?
赤ちゃんが寝ないときや、逆に寝る時間が長いときは、どこかに問題があるのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、赤ちゃんの睡眠は個人差が大きいもの。
赤ちゃんが母乳やミルクをしっかりと飲み、起きている時は機嫌よく過ごしているのであれば、赤ちゃんの過ごしやすい睡眠時間で問題ないでしょう。
ただし、夜中に赤ちゃんが起きてしまうとお世話する人は寝不足になってしまいます。
夜にまとめて寝る習慣をつけるためにも、夜寝る時間と起きる時間を決めて生活リズムを一定にすることは大切です。
新生児が寝ないのには理由がない場合も!気長に見守ることも大事
新生児が寝ない原因や試してみると良いことを紹介しました。
しかし、実際には赤ちゃんは原因があって寝ないこともあれば、特に理由もなく寝ないこともあります。
赤ちゃんが寝ない原因が見当たらないときには、赤ちゃんが少し寂しさや不安を感じているだけということもあります。
あるいは単に甘えたいだけということもあるでしょう。
そのようなときは、ただ寄り添って過ごしているだけで解決することもあります。
優しく声かけをしたり、あやしたりしながら見守ってあげましょう。
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