一般的に離乳食の開始時期とされている目安は生後5~6ヶ月頃。
そして、食べることに慣れてきた生後7~8ヶ月頃に始めるのが離乳食中期です。
この時期には腰がしっかりと座り一人で座ることが上手になってくる赤ちゃんもいます。
「モグモグ期」とよばれる中期。
赤ちゃんは食材を舌と上あごでつぶしながらゴックンと飲み込むことに少しずつ慣れていきます。
また、赤ちゃんにもよりますが、問題なく進んだ場合、1日1回食から2回食へと移行していきます。
初期と比べて食材の固さや形状も変化し、食べることができる食材も増えていきます。
一つひとつの食材の味に慣れる時期から、食材同士を組み合わせたメニューを取り入れ、少量の味付けもしていくこともできます。
1回あたりどのくらい食べさせるのか、どのように進めていけばいいのか分からず困ってしまいますよね。
さっそく、作り方のコツやおすすめレシピなどを見ていきましょう。
離乳食中期の食事とは?役立つ離乳食作りのコツや注意点、進め方を紹介
4,282 View離乳食中期は、食べることに少しずつ慣れてきて食べ物への興味関心が広がり、1日2回食となる時期。初期と比べて、食べることができる食材や固さも変わってきます。食べ具合や進み方に関して、個人差があることを理解し、子どもに合わせて進めていくこと必要があります。中期における食事介助のポイントや、調理や献立作りのコツ、進め方などを紹介します。
離乳食中期の食事
おすすめ食材や固さ、1回あたりの目安は?
初期はヨーグルトくらいになめらかにすり潰した形状のものでしたが、中期の固さの目安は、豆腐くらいのなめらかさで舌でつぶせるくらいがおすすめです。
野菜などは、とろとろになるまですり潰す必要はなく、柔らかく煮たものを細かく刻んだものに移行していけるようにしましょう。
初期に食べていた食材に加えて、鮭や鶏ささみ肉、納豆といった食材も食べることができます。
アレルギー源である卵は、卵黄1~全卵3分の1程度食べることができますが、進め方に注意が必要です。
卵黄耳かき1杯分から赤ちゃんのペースで少しずつ進めていきましょう。
卵や新たな食材を食べさせるのは、何かあった時に病院に相談ができる午前中にしてください。
毎日食べさせるのでなく、数日おきに食べさせることも大切です。
1回あたりの目安量は、以下のようになっています。
・主食:お米(7倍がゆ) 約50~80g
・ビタミン類:野菜や果物 約20~30g
・タンパク質:肉または魚 約10~15g、豆腐 約30~40g、牛乳などの乳製品 約50~70g
これらの目安を参考に、極端に食べさせすぎることのないようにしましょう。
離乳食の進め方
一般的に離乳食中期は、1日2回食となります。
時間帯の例としては10:00と14:00、10:00と18:00など午前中に1回、午後に1回食べさせるようにするとよいでしょう。
夕方に食べさせる場合には時間が遅くなりすぎないように注意してください。
母乳やミルクを飲む前に離乳食を食べることができるようにスケジュールを組みましょう。
母乳は離乳食後に欲しがるだけ飲ませても良いでしょう。
1日に2回の食事のリズムがついてきたら、大人の食事の時間に近づけてみるのも良いでしょう。
食事の時間が整うことで1日の生活のリズムが整っていきます。
夏場の暑い時期や泣いた後、汗をかいた時やお昼寝の後などには、お茶などを飲ませて十分に水分補給をさせてあげましょう。
異なる味や舌触りに慣れたり、多くの栄養を摂ったりするために、料理に使う食材の種類や栄養バランスにも配慮していきましょう。
離乳食をどのように食べさせる?食事介助の方法
赤ちゃんが一人で座れるようになっている場合には、食事用のベビーラックやベビーチェアに座らせてあげましょう。
この時に、離乳食をあげる人は赤ちゃんの正面にくるように座り、顔を見ながら食べさせてあげます。
赤ちゃんの食べる様子を見ることで、口を動かすことができているのか、食材が固かったり大きすぎたりして吐き出していないかなどを把握することができます。
赤ちゃんが飽きない間に食べさせなければと焦って、次から次へと口に運んでしまわないように注意しましょう。
ゴックンと飲み込んだのを確認してから、赤ちゃんのペースに合わせて次のスプーンを入れてあげることが大切です。
また、スプーンが口の奥に行き過ぎないように注意しましょう。
歯での咀嚼へとつながる前段階であり、舌と歯茎でつぶそうとしているため、焦らずに「おいしいね」「モグモグ上手だね」など優しく声をかけながら見守ってくださいね。
離乳食作りのコツを知ろう
野菜などを柔らかくするためには、時間をかけて煮込みます。
少しでも時間を短縮するために、薄く切ったり輪切りにしてから煮るのがポイントです。
また、煮たものを食材ごとに小分けにして冷凍するのもおすすめ。
冷凍するパックによって1コマあたりの分量が異なるので、食材ごとにこの時期の分量に合ったものを選ぶと良いでしょう。
ホウレン草や白菜などの葉物を使用する場合には、基本的には芯の部分ではなく葉先を使います。
繊維が残りやすいため、できるだけ細かくみじん切りにしましょう。
大根などは皮を厚めに切り、繊維が多くならないように気を付けてください。
鶏ささみなどの肉類は茹でたものをそのまま食べさせるとうまく飲み込めないため、火を加えほぐした後に水溶き片栗粉でとろみをつけて食べやすくしてあげましょう。
素材本来の味を生かすことを大切にしながら、味付け程度に少量の醤油や出汁などを加え、味付けの幅を広げていきましょう。
離乳食中期のおすすめレシピ
1日2回の離乳食の献立を毎日考えるのは大変だと感じる方も多いのではないでしょうか。
主食は、おかゆにしらすや鮭などの魚や納豆を混ぜたり、パンがゆにきなこや小さく切って温めたバナナを混ぜたりすると、赤ちゃんでも食べやすいメニューとなります。
うどんやスパゲッティなどの麺類には野菜などを混ぜながら、ホワイトソースやトマトソースなどをかけてあげると良いでしょう。
野菜は少量の醤油などを使用して和えたり、柔らかく煮てスープにしてみたりするのがおすすめです。
食べることができる食材が増えてくるので、食材の組み合わせや味付けを変えるだけでレシピの幅も広がります。
その食材をどのようにアレンジできるのかを考えて、自分なりのレパートリーを作っておくと良いですね。
また、売っているベビーフードを参考に、赤ちゃんの月齢と照らし合わせながら見てみると、メニューのイメージが湧きやすいでしょう。
赤ちゃんのペースに合わせて楽しい食事の時間に
1日2回食となる離乳食中期。
初期の頃と比べると、すり潰したり、裏ごしをすることは少なくなりますが、毎日の献立を考えるのが少し手間だと感じるかもしれません。
離乳食作りのポイントやコツを知り、作ることに慣れてくると楽しさを感じることができるのではないでしょうか。
食べることに関して、赤ちゃん一人ひとりの個人差は大きいもの。
食事のリズムが整いづらかったり、食べムラが出てきたりということもあるかもしれません。
まだまだ母乳やミルクの方を先に欲しがり、離乳食を食べてくれない場合もあるでしょう。
そういった場合には、母乳やミルクを少しあげてから離乳食を食べさせるなど、赤ちゃんのペースに合わせ、様々な方法を試してみてください。
他の子と比較して焦ることなく、我が子の様子を見ながらゆったりとした気持ちで、食事を通して親子のコミュニケーションを図っていきましょう。
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