赤ちゃんのおむつかぶれ、原因は?家でできるホームケアと予防法を紹介
5,510 View赤ちゃんの肌はデリケート。赤ちゃんはいつもおむつをしているので、おしりの肌がかぶれてしまうことがあります。こまめにおむつを交換していても、おむつかぶれができてしまうことも。細菌などに感染したら赤ちゃんもつらい思いをしますね。この記事では、おむつかぶれのサインや予防法、できてしまったおむつかぶれのホームケアを紹介します。
おむつかぶれの原因とホームケア、予防法を紹介!
おむつ替えもマメにし、注意していたはずなのに、赤ちゃんのおしりがかぶれてしまったこと、ありませんか?
これはおむつかぶれによるもの。
赤ちゃんのおむつかぶれは、おむつが当たっている部分のおしりにできる皮膚の炎症で、おむつ皮膚炎とも言われています。
こまめに、きちんとケアをしてあげると、おむつかぶれの予防にもつながってきます。
おむつかぶれの原因を理解し、正しくホームケアをしてあげることで、赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。
おしりが気持ちいいと、赤ちゃんもご機嫌、快適に過ごせますね。
ここでは、おむつかぶれができたときのホームケアと、おむつかぶれの予防について紹介をしていきます。
赤ちゃんのおむつかぶれってどうなるの?赤くなる?
赤ちゃんの肌はすべすべですが、おむつを替えたときにおしりが赤くなっていたら、おむつかぶれの始まりと言われています。
また、赤くプツプツと湿疹ができることもあります。
悪化すると、おむつとこすれて血がにじむことも。
おしりだけでなく、おむつのギャザーが当たる部分、お腹周りや足の付け根にもおむつかぶれができます。
あせもと間違えることがありますが、あせもはおむつの当たっていない部分にもできるのが特徴です。
おむつかぶれは皮膚の炎症なので、痛かったりかゆかったりというような症状があります。
おむつ替えの時、赤ちゃんが嫌がるように泣いたり、機嫌が悪くなったりすることも。
おむつ替えをするときに大人が気が付くことが多いですが、赤ちゃんもおむつかぶれのサインを出しているかもしれないので、気をつけて見てあげましょう。
おむつかぶれはどうして起きる?
赤ちゃんは1日中おむつをしています。
一般的には、おしっこやうんち、汗、サイズの合わないおむつ、まれにカンジダ菌による感染などが、おむつかぶれを起こす原因となっています。
赤ちゃんはおしっこやうんちを1日に何回もします。
赤ちゃんの皮膚は薄くただれやすく、とてもデリケートです。
おしりが濡れた状態が続いたり、おむつにこすれたりすると、おむつかぶれができてしまいます。
特に月齢が低い赤ちゃんはおしっこやうんちの回数も多く、体の免疫力も低いので、おむつかぶれができやすくなります。
また、おしっこやうんちだけでなく、サイズの合わないおむつも、おむつかぶれを引き起こす原因になることも。
おしりとおむつが密着しないので、赤ちゃんのちょっとした動きでこすれて、おしりの肌にダメージを与えてしまいます。
汗をかいたり蒸れたりすることがおむつかぶれの原因になることも。
おしりが濡れた状態が長く続くと、カンジダという菌による感染を起こすこともあります。
おむつかぶれのサインはある?
おむつかぶれは、おむつ交換の時やお風呂の際にママやパパなどお世話をする身近な大人が気づくことが多いでしょう。
おしり全体が赤っぽくなっていたり、ポツポツと湿疹ができていたり、おむつの当たっている部分に症状が出ているのが特徴です。
赤ちゃんは話せませんが、痛い・かゆいなど、不快なサインを泣いて表現します。
以下のような場合は、赤ちゃんからのサインかもしれませんので、見逃さないようにしましょう!
・おむつを替える時におしりをふいたら、痛がる様子で泣きだした
・入浴の時におしりにお湯をかけたら、痛がる様子で泣きだした
・おむつをはずしたら、かゆそうにしておしりを触ろうとする
おむつかぶれができたときのホームケア
おむつ替えのたびに赤ちゃんが泣いてしまったり、おしりが真っ赤で痛そうだったりすると、どうしてあげたらいいのかと慌ててしまうこともあるでしょう。
赤みなどの軽い症状のときは、清潔に心がけること。
また、乾燥させることを意識したケアで改善することが多いものです。
薬を塗る前に、ホームケアをしてあげると、おむつかぶれの予防にもつながります。
おむつはこまめに取り替え、おしっこやうんちなどの刺激となるものが、おしりに触れる時間を減らすようにしましょう。
汚れたおむつを取り除いた後は、ぬるま湯を含ませたガーゼなどの柔らかい布、または肌にやさしい成分のおしり拭きで、おむつの当たる分を優しく拭いてあげましょう。
拭いた後はすぐにおむつを当てずに、おしりの外気浴!
寒い時期でなければ、おしりをしっかり乾かしてから清潔な新しいおむつをあててあげましょう。
やわらかい乾いた布で、やさしくたたくようにして乾かしてあげるのもいいですね。
うんちの時は、汚れをやさしく拭き取り、座浴をしたり、おしりだけシャワーで流したりしてあげるといいでしょう。
その後もガーゼなどで水分をしっかりと吸い取り、おしりが乾いた状態でおむつをあてるようにしてください。
おしりに薄くワセリンを塗ると、刺激から肌を守ることができます。
こまめなおむつ替えとしっかり乾燥させることが、おむつかぶれホームケアのポイントです。
おむつかぶれを予防する
赤ちゃんのおしりは、清潔に保ち、できるだけ乾燥させた状態にすることが大切です。
おむつはこまめに取り換え、おしっこやうんちを長時間肌に接触させないようにしましょう。
暑かったり、長時間おむつを替えていなかったりしたときは、おしっこをしていなくてもおむつの中は蒸れています。
汗をかきやすい時期は特に、できるだけこまめに替えてあげるといいですね。
下痢やうんちがゆるい時は、うんちを肌からこすりとるより、ぬるま湯で洗い流してあげたほうが肌にも優しいですし、スッキリきれいになります。
うんちの回数が多いときは、きれいにした後におしりに薄くワセリンを塗ってあげると、おむつかぶれの予防にもなります。
布おむつを使っている場合は、ごわごわおむつにならないよう、おむつをもんだりして柔らかいおむつをあててあげましょう。
おむつライナーを使用するのも、肌に優しくておすすめです。
また、布おむつを選択した後、完全に乾ききっていない湿っているものを使うと、おしりが蒸れておむつかぶれの原因になります。
乾きが悪いときは、乾燥機にかけてカラッとさせ、しっかりと乾いたおむつを使いましょう。
赤ちゃんのおむつかぶれ、ホームケアで赤ちゃんもにっこり!
赤ちゃんのおむつかぶれには、おしっこやうんち、汗、おむつのサイズなどいくつかの原因があります。
おむつかぶれの予防と対策は、なんといってもおむつをこまめに替えることにつきるでしょう。
おむつを替える際には、赤ちゃんのおしりをよく乾燥させることも心がけてくださいね。
暖かいときは、おしりも外気浴!
おむつをはずすと、開放感で赤ちゃんも喜びますよ。
赤ちゃんは、泣いていろいろなことを訴えます。
おむつを替えたとき、赤ちゃんのおしりが赤くなっていたり、赤ちゃんが痛がって泣いたりと、何かしらのサインがあるので見逃さないようにしましょう。
なかなか治らなかったり、水泡ができた、出血してきたなど、症状が変わってきたりひどくなってきたりしたときは、早めに受診しましょう。
月齢が進むにつれ、赤ちゃんの肌も丈夫になっていきますので、おむつかぶれにもなりにくくなっていくでしょう。
それまでの間は、できるだけおむつかぶれができないよう、ママやパパなど身近にいる大人がしっかりケアしてあげてくださいね。
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