赤ちゃんの健やかな成長を願ってお祝いをする節句の日は、女の子は3月3日、男の子は5月5日です。
赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句を、初節句と言います。
初節句は、赤ちゃんがここまで無事に成長してきたことを、改めて感謝する日。
初節句には赤ちゃんに、ひな人形や五月人形などの、節句の人形を贈る習慣があります。
赤ちゃんの初節句は、成長をお祝いする大切な日です。
家族で集まって、赤ちゃんをお祝いしてあげたいですね。
初節句のお祝いの方法について見ていきましょう。
初節句【ひな祭り・こどもの日】のお祝い、どうする?お祝い方法を紹介
1,190 View赤ちゃんが生まれて、初めて迎える節句が「初節句」です。赤ちゃんが無事に成長することを願う初節句には、思い出になる、心のこもったお祝いをしてあげたいですね。この記事では、初節句とは?という基礎から、男の子・女の子別のお祝いの方法やアイデアなどをご紹介します。赤ちゃんの健やかな成長を願う初節句を、ぜひお祝いしてみましょう。
初節句は、赤ちゃんの健やかな成長をお祝いする日!
「節句」「初節句」とは?
「節句」とは、季節の節目となる日のことです。
古い時代には節句の日に、宮廷で伝統的な年中行事が行われてきました。
現代ではそれらのうち、3月3日の「桃の節句」と5月5日の「端午の節句」をお祝いする習慣があります。
赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句を「初節句」と言います。
女の赤ちゃんならひな人形、男の赤ちゃんなら五月人形や鯉のぼりを贈って、健やかな成長をお祝いします。
赤ちゃんの健康な成長を願って、神社で祝詞をあげていただくのも良いでしょう。
日本には古くから、縁起の良い食べ物で邪気を払うという考え方があります。
初節句のお祝いに、家族や大切な人を招いて食事会をし、みんなで赤ちゃんの健やかな成長をお祝いしてあげたいですね。
女の子の初節句とは?
3月3日、女の子の節句を「上巳(じょうし)の節句」、または「桃の節句」と言います。
一般的には「ひな祭り」として知られています。
女の赤ちゃんが生まれて初めて迎えるひな祭りに、初節句のお祝いをしてあげましょう。
ひな祭りは、女の子の無病息災を願う行事です。
女の子の健康と長寿、そして昔は、幸せな結婚を願ってひな人形を飾る習慣がありました。
伝統的には、ひな祭りに飾るひな人形は、母方の両親が贈るものだそうです。
昔は、嫁に行った娘にはなかなか会うことができませんでした。
そのため、人形を贈ることを口実に、娘や孫に会いに行ったとも言われています。
昔は七段飾りが一般的だったひな人形ですが、最近の主流はコンパクトなタイプが人気です。
三段飾りや親王飾りは、飾る時にも場所をとらず、収納しやすいのもポイント。
赤ちゃんのイメージにぴったりの、素敵なひな人形を準備しましょう。
女の子の初節句の祝い方は?
女の子の初節句には、ひな人形を飾り、両家の祖父母を招いてお祝いの食事会をしましょう。
古くは大勢の親戚を招いてお祝いをしていましたが、今では両親と祖父母だけの内輪でお祝いする人が多いようですね。
また最近では、赤ちゃんがお宮参りをした神社にお願いして、初節句に祝詞(のりと)(※神主が神前で唱える言葉)をあげていただくこともあるそうですよ。
初節句の料理は、邪気を払い、赤ちゃんが無事に成長することを願うものです。
お寿司や、旬のハマグリのお吸い物など、お祝いにぴったりで縁起の良い和食を準備するのが一般的です。
しかし、お祝いとおもてなしの気持ちが伝われば、メニューにこだわりすぎる必要はありません。
用意するのが難しい場合には、デリバリーを活用するのも良いですね。
ライフスタイルにあったお祝いの仕方で、赤ちゃんの初節句をお祝いしてあげましょう。
花屋さんで桃の花を見かけたら、ひな人形のそばに飾ってみてもいいですね。
明るいピンクの桃の花は、春の訪れを感じさせてくれます。
初節句の記念写真に桃の花を入れて撮影すれば、さらに華やかで素敵な写真が残せそうです。
男の子の初節句とは?
男の子の節句は5月5日です。「端午の節句」と呼ばれ、男の子が強くたくましく、健やかに成長することを願う日です。
一般的には「こどもの日」として知られていますね。
端午の節句には、五月人形を飾ります。
五月人形には、鎧兜・甲冑・武者人形などの種類があります。
また、五月の澄んだ空に力強く泳ぐ鯉のぼりは、かっこいいものですよね。
赤ちゃんにも、ぜひ準備してあげましょう。
サイズもいろいろありますので、収納するときのことも考えて、扱いやすいものを選んでくださいね。
五月人形は、端午の節句の1ヶ月から2週間前くらいから飾るのが良いとされています。
余裕を持って購入し、端午の節句の前から初節句に備えて五月人形を飾っておきたいですね。
五月人形や鯉のぼりは、父方・母方いずれかの実家から贈られることが多いようです。
しかし、最近では赤ちゃんの両親が買ったり、両家の祖父母が一緒に購入するケースも増えてきました。
購入する人に関して特に決まりはありません。
両家の祖父母とよく相談して、みんなで赤ちゃんの初節句をしっかりとお祝いしてあげましょう。
男の子の初節句の祝い方は?
端午の節句は、男の子の健やかな成長を願って、家族や親族みんなでお祝いする大切な日です。
五月人形や鯉のぼりを飾り、旬の食材を使ったメニューでの食事会で、お祝いしましょう。
お祝いの食事には、お祝い膳や家族の好きなメニューを準備しましょう。
お祝いする気持ちが伝わり、みんなに喜んでもらえるメニューにしたいですね。
もちろん、デリバリーなどでのお祝いも良いでしょう。
初節句を迎える赤ちゃんを囲んで、楽しい時間を過ごしたいですね。
また端午の節句には、縁起をかついで、ちまきや柏餅を食べる風習もあります。
柏の葉は、枯れても次の葉が出てくるまで落ちないことから、子孫繁栄を意味するという説もあります。
食事の後のデザートに、ちまきや柏餅をみんなで食べるのも良いですね。
五月人形は、男の子を厄災から守り、強く立派に育つことを願って飾るものです。
鯉のぼりは、鯉が滝を登って龍になったという「登竜門伝説」にちなみ、立身出世の象徴だと言われています。
男の子の将来を祈願して、五月人形や鯉のぼりを飾りましょう。
地域差があるので、迷ったら両親に相談しよう
節句のお祝いの方法には、地域ごとに特色があるケースもあります。
また、初節句のお祝いには必ずこれが必要、といった伝統を守っている地域もあるでしょう。
例えば、購入するひな人形や五月人形の種類が決まっていたり、お祝いや食事会は旧暦の日程でするなどの場合もあるようですね。
また、お祝いの食事の内容などに特別な習慣がある地域もあります。
パパママの地元の習慣などを取り入れて初節句をお祝いするのも、いいものですよね。
お祝いの仕方や人形の購入のことで迷ったら、まずは両家の祖父母に相談してみましょう。
きっと的確なアドバイスをくれますよ。
初節句は、赤ちゃんがここまで元気で大きくなれたことと、これからも末長く健康で過ごせることを祈願する大切な行事です。
家族みんなで、赤ちゃんの成長を楽しくお祝いできるといいですね。
心に残る、初節句のお祝いに
赤ちゃんが大きくなっても、節句の日には毎年お祝いをするでしょう。
でも初節句は人生で一度だけ。
家族にとっては節句の人形を飾ったり、お祝いの食事を作ったりと準備している時間も、大切な思い出になるはずです。
また赤ちゃんのお世話など、日頃から何かと助けてくれる両家の祖父母にも改めてお礼を言う日にしたいですね。
どんなお祝いをするにしても、初節句は思い出に残る大切な日にしたいところ。
素敵な写真が撮れたら、赤ちゃんが大きくなった時に「みんなが健康を願ってくれたんだよ」と、初節句のお祝いのことを話してあげたいですね。
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