1歳児の食事。適量の目安やかたさ、味付け、あげ方などを徹底解説
5,771 View離乳食からだんだんと普通の食事に移行していく、1歳児の食事。量はどれくらい?うちの子は多い?少ない?など疑問に思ったことはありませんか?そんな不安な疑問を抱える親御さんのために、1歳児の食事量やかたさ、味付け、あげ方についてを徹底解説していきます。また、食の大切さなどもまとめてみました。参考にしてみてください。
離乳食完了から幼児食へ
赤ちゃんは1歳くらいになると、3回の食事が順調に進んだ場合、必要なエネルギーと栄養素がほぼとれるようになります。
食べられる品や量も増えていき、形のあるものを噛んで、飲み込めるようにもなります。
そして、ミルク以外から栄養を取れるようになったら、離乳の完了を迎え、完了後は、いよいよ幼児食へとステップアップします。
この時期は、「自分で食べたい!」という欲求が強くなるので、手で持てるメニュー(切った野菜、おにぎりやサンドイッチ、小さなお焼など)がおすすめです。
スプーンやフォークなどで、一人で上手に食べ始めるのは、だいたい2歳頃からです。
掃除をすることが大変ですが、こぼしてもいいので、自分で食べさせるようにしましょう。
遊び食べや食欲のムラ、偏食なども、この時期は多くありますので、静かに見守っていきましょう。
食事の量、かたさについて
1歳児の食事量やかたさは、どのようなものかご存知ですか。
育児の学校、教科書というものがないので、それぞれ本で調べたり、ネットなどで調べる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、参考になるよう、具体的な例をあげつつ解説していきます。
1歳児の食事量は、大人の約半分を目安にと言われています。
「大人の半分量」とざっくり言われても、あまりピンとこないかもしれません。
グラムで表記しますので、参考にしてみてください。
【1歳児の1回の食事、目安(グラム)】
・米:軟飯は90g/ごはんは80g
・野菜:40g~50g
・魚:15g~20g
または肉:15g~20g
または豆腐:50g~55g
または卵、全卵:1/2こ~2/3こ
または乳製品:100g
かたさは、歯ぐきで噛めるくらいが良いでしょう。
具体的にいうと、肉団子くらいのかたさです。
ただし、子どもによっては、噛む力がまだ弱い場合もありますので、よく様子を見ながら与えてくださいね。
食事の栄養バランス、味付け、あげ方について
献立は、栄養バランスが偏らないようにしましょう。
基本的には、大人と同じようなバランスにして良いと言われています。
その際は、主食、主菜、副菜を揃えるよう心がけましょう。
食事のあげ方のポイントは、
①様子をみながら、食材を少しずつ大きくしていくこと
② 手づかみしやすいメニューにすること
③基本、薄味で。
味付けに関しては、風味を活かした薄味にしましょう。
幼少期から、味の濃いものを食べることで、肥満や病気にかかるリスクも高くなります。
もし、何度もおかわりをして食べ過ぎかもと気になる場合は、少し噛みごたえのあるものを取り入れて工夫してみるのもひとつです。
噛むことで満腹中枢を刺激します。
また、「おいしかったね」「お腹いっぱいだね」などと毎回優しく声がけをしておくと、だんだん落ち着く場合もあります。
逆に食べない場合は、まずは見守ってあげましょう。
食べなさいと無理に強要すると、食事はつまらないものと意識づけしてしまうかもしれません。
また、注意したいのが、食事をとらないからといって好きなお菓子をあげることは避けましょう。
食事をとらなければ、お菓子をもらえるんだと学習してしまうからです。
普段から、食事タイムは楽しいものだと思わせる雰囲気づくりをしましょうね。
食事のあげ方の一例をご紹介
食事の量、目安、かたさ、あげ方のポイントがつかめたら、できれば献立の例も知りたいですよね。
簡単にですが、1歳児の献立例をご紹介します。
あくまでも一例ですので、子どものアレルギーや具合、様子を確認しながらあげましょう。
【朝食:7時くらい】
食パン6枚切り・半分、具沢山スープ(卵1/2こ入り)、ヨーグルト
または、おにぎり小2こ、具沢山みそ汁、納豆小など
【間食:10時くらい】
牛乳100ml、ふかし芋50g
【昼食:12時くらい】
うどん1/2杯、お浸し1/2杯、冷奴小鉢1杯など
【間食:15時くらい】
ヨーグルト1こ、みかん1こ
【夕食:18時くらい】
ごはん80g、かぼちゃの煮物40g、鮭のムニエル・茹で野菜付き1/2切など
おやつの量、あげ方について
おやつの時間は、子どもにとって楽しみな時間です。
ただし、あげ方を間違えると偏食や虫歯になる場合もあるので、注意しましょう。
おやつにおすすめなのは、くだものや乳製品、穀物、芋類、豆類などです。
添える飲み物は、お茶か牛乳をおすすめします。
幼児期のおやつは、「栄養の補給源としてとるもの」と考えられています。
軽い食事ととらえて考えて用意しましょう。
具体的なおやつの例をご紹介しますね。
【エネルギーになるおやつ】
おにぎり、ふかしたお芋、パン
【ビタミンが多いおやつ】
柑橘類のくだもの(みかんやオレンジ等)、バナナ、ミニトマト
【カルシウムが多いおやつ】
にぼし、ヨーグルト、チーズ、牛乳
おやつの適量は、1日の栄養量の10~20%だと言われています。
子どもの活動量や、食事量などから決めてあげましょう。
また、市販のおやつをあげる場合は、塩分、糖分、脂肪分をチェックして、多く含まれているものは、とりすぎに注意しましょう。
食事とおやつの時間を分けましょう
食事とおやつを分けることは、とても重要と考えられています。
それは、分けずに適当に食べていると、健康上の問題が出てくる可能性が高くなるからです。
それぞれの時間と食べるもの、場所をしっかり決めてあげることで、子ども自身がどれが食事でどれがおやつなのかを理解します。
食事というのは、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの大切な栄養をとり入れ、生命、健康を維持するための大切なものです。
それと同時に、家族との団欒、人とのコミュニケーションを学んだりする場でもあります。
時間がないと言われている現代社会、子どもたちにしっかりと学ばせるためにも、少しの量でもいいので食事の時間を作り、一緒に食べてあげたいですね。
食事は楽しいものという意識付けを
食事を適量、楽しく食べられる子どもにするには、食事は楽しいものと意識付けをすることも大切です。
そのためには、様々な準備がをしていきましょう。
まずは、野菜やくだもの、たくさんの食べ物を見せてみましょう。
そうすることで、食事に興味を持ってくれることもあります。
そして、食べたいものや好きなものが、食卓に増えるよう様々な食品を選びます。
次に、子どもと元気いっぱいに遊んで、お腹をすかせましょう。
空腹になることで食事をよりおいしく感じることができ、楽しいという感覚にも繋がります。
また、1歳児には料理は難しいので、配膳などのお手伝いをお願いしてみるのもいいですね。
子どもは、役割を与えられると喜ぶものです。
食事前には手洗いをするのを忘れないよう習慣づけましょう。
そして、家族みんなで食事のあいさつを。
言葉ははっきりと理解できなくても、家族揃って食べると楽しいという雰囲気は伝わります。
ぜひ、子どもにも「おいしいね」など話しかけながら、食事をしてみてくださいね。
幼児期は、一生の食事の基礎をつくる、大切な時期にあたります。
1歳児の食事量の目安やかたさ、味付け、あげ方などの大切さについて理解し、バランスよく楽しく食べましょう。
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