卒乳のやり方やタイミングを紹介!おっぱいと上手にバイバイしよう
4,662 View楽しかったおっぱいの時期もそろそろ終わり。卒乳を考えなくては…と思うけれど、時期は?やり方は?簡単にできるの?など、わからないという方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、卒乳と断乳の違い、卒乳のタイミングや進め方、乳房トラブルは、どう解決すればいいのかなど、卒乳にあたって知っておきたいことをまとめてみました。
卒乳とは
わが子に初めて授乳した日、ミルクをあげた日のことを覚えていますか?
愛おしい赤ちゃんに、おっぱいやミルクをあげる時間は、とても幸せなひとときでしたよね。
授乳は、ママやパパと子どものスキンシップでもあり、コミュニケーションでもある大切なものです。
今は当たり前のように授乳していますが、授乳の期間は限られていて、どの親子にも卒乳の日は来ます。
卒乳とは、子どもが母乳を飲まなくなり、おっぱいから離れていくことです。
卒乳には、3つの方法があり、それぞれに目的があります。
それは「部分的卒乳」「計画的卒乳」「自然卒乳」というものです。
それぞれどのようなやり方なのかを、後に説明していきますね。
卒乳と断乳の違い
卒乳と断乳という言葉を聞いたことはあるけれど、どんな違いがあるのかしっかりとわからない方もいるのではないでしょうか。
断乳は、親が仕事復帰や年齢のことを考え、子どもに授乳を卒業してほしいと思い、授乳を中止することです。
卒乳とは、先にも説明しましたが、子どもが母乳を飲まなくなり、おっぱいから自然と離れていくことです。
どちらも授乳を卒業するという意味では同様ですが、異なる点があります。
それは、親が主体で卒業するのか、子どもが主体で卒業するのかということです。
ママが断乳、卒乳を希望する理由は、仕事復帰、乳房トラブル、夜泣き対策、ママの体調不良、離乳食の進みがよくない、子どもの虫歯のリスクを下げるため、妊娠を希望などがあげられています。
様々な事情があって、卒乳や断乳を行うようですね。
卒乳のタイミングは
卒乳は、ここまでにするべき!という明確な基準は特にありません。
それぞれのタイミングで、好きな時期にやめていいものです。
ただ、卒乳の兆候、目安はありますので、よく確認する必要はあります。
具体的には、授乳の回数が自然と減った時や、母乳育児に十分な時間をかけ、親と子どもそれぞれが満足した時が、卒乳の目安だと言われています。
ちなみに、世界的な母乳育児の平均期間は、2〜4年だそうです。
まわりの人とは比較はせず、ママの気持ちと子どもの気持ちに目を向けて、自分たちのタイミングで卒乳の時期を決めましょう。
いざ卒乳!どう進める?
初めての育児の場合、卒乳をどう進めていけばわかりませんよね。
様々な方法がありますが、卒乳には、部分的卒乳の方法と計画的卒乳の方法と自然卒乳の方法があります。
ここでは、そのやり方を順に説明していきます。
ちなみに…どの卒乳方法も、2週間くらいは、おっぱいが張ったり乳汁が出たりするかもしれません。
1ヶ月くらいで落ち着いてくるので、様子をみてみましょう。
部分的卒乳の方法について
「部分的卒乳」は、ママ自身が、ストレスなく楽しめる範囲内で授乳を続けていくやり方です。
夜間の授乳や、授乳を続けることが難しい部分を減らしていきます。
授乳の間隔を急にあけすぎてしまうと、おっぱいトラブルにつながるため、少しずつ部分的に減らしていきましょう。
計画的卒乳の方法について
「計画的卒乳」は、やめる数週間から数ヶ月前から、「おっぱいとはバイバイだよ」と子どもに言い聞かせておくやり方です。
授乳の回数と、1回にあげる授乳量を、少しずつ減らしていきましょう。
急に減らすと、ママも子どももストレスを抱えたり、おっぱいトラブルが起こりやすくなったりするので、負担のかからない範囲で行います。
乳汁うっ滞状態をあえてつくり、乳汁の産生量を減らしていきます。
おっぱいの張りが強い場合は、一度おっぱいを少し搾ってみましょう。
その後、数日後か数週間後に再びケアを行い、おっぱいトラブルがないかチェックします。
もし、計画的卒乳の途中で乳腺炎などのトラブルが起きたら、計画を一旦中止し、そちらの治療を優先しましょう。
自然卒乳の方法
「自然卒乳」は、子どもが、自ら母乳を飲まなくなるまで続けるやり方です。
子どもが母乳を自然に飲まなくなった時には、無理やり飲ませる必要はありません。
自然卒乳後、汁がでたり、胸は張って痛い、部分的にしこりや圧迫した痛みなどの症状があれば、おっぱいを搾ります。
しこりや痛み、違和感などが気になる場合は、専門家に相談しましょう。
起こるかもしれないおっぱいのトラブル
卒乳するにあたって、知っていただきたいことがあります。
それは、おっぱいトラブルが出るかもしれないということです。
おっぱいトラブルとはどんなトラブルなのでしょうか。
症状と対策方法をまとめました。
乳房の張りすぎ
乳房が張りすぎると、乳汁がたまり、おっぱい全体がパンパンに張ったり痛みが出たりします。
両腕をあげたり、子どもを抱っこしたりすることができないほど、胸が激しく痛む場合もあります。
なかには、おっぱいの違和感や痛みで眠れない人も。
対策方法は、我慢せずに搾乳することです。
卒乳開始後2〜3日目に、しっかりおっぱいを搾りきると楽になるでしょう。
搾りきることを待っている間、張りや痛みがつらければ、軽く絞っても問題はありません。
少し軽くなる程度で行いましょう。
乳腺炎
「乳腺炎」とは、おっぱいがパンパンに張ったり、乳管がつまったりすることで生じる乳房内の炎症のことです。
おっぱいをさわると熱を持っていて、圧迫された痛みや、腫れがあります。
また、38.5℃以上の高熱、悪寒、全身の関節痛を伴います。
乳腺炎を放置したまま過ごしていると、乳房潰瘍に進みますので、卒乳を一旦中止しましょう。
乳房潰瘍
乳腺炎症状を放置していると、潰瘍ができる場合もあります。
それは、「乳房潰瘍」かもしれません。
乳房潰瘍になると、おっぱいの一部分が腫れて赤くなり、触るとブヨブヨした触感があります。
そうなってしまったら、早めに医療機関に受診することです。
医師が、超音波診断で潰瘍の状態を確認したうえで、処置を行ってくれるでしょう。
もちろん、卒乳は一旦中止します。
プロの手を借りる方法も
自己流の卒乳は、慣れない育児や断乳によるストレスで、気持ちの余裕がなくなってしまう場合もあるかもしれません。
そうならないために、おっぱいケアを行っている病院や産院などに相談して、プロの手を借りる方法もあります。
プロによるサポートがあると、様々なメリットがあります。
一番は、おっぱいトラブルの予防ができるということです。
自己流の間違った方法でケアをしていくと、まれに乳腺炎や乳房潰瘍などを合併する場合があります。
最悪、乳房切開や点滴治療が必要になる場合も。
そのほかに、おっぱいをしぼることはコツがいるので、負担が減ります。
おっぱいトラブルにならないように圧力、指圧ポイント、リズム、時間などに配慮した施術を行ってもらえて、楽になれます。
もし困ったときは、頼る場所がありますので、ママ一人で抱えないようにしましょうね。
その子にあった時期、方法で卒乳を
この記事を読まれた方の中には、卒乳に向けて勉強している方や現在進行形で、頑張ってもいる方もいるのではないでしょうか。
なかなか卒乳できず、困っている場合もあるかもしれません。
卒乳には、明確な基準がないので、焦る必要はないでしょう。
ママ自身、子ども自身にあった時期と方法で卒乳することをおすすめします。
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