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公開 2020年10月18日  

2歳児の特徴は?言葉や体の発達、イヤイヤ期の対処法などをチェック

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赤ちゃんから子どもへとかわる大切な時期にいる2歳児は、どのように発達、成長していくのでしょう。
幼児期の中でも、2歳児は特に成長めまぐるしい時期です。
自我が芽生え始める2歳児の運動や言葉の発達についての情報をまとめました。
発達や発育の特徴やポイントをチェックして、育児を楽しむヒントにしてみてくださいね。


目次 めざましい成長がみえる2歳児はできることが増える時期
2歳児の言葉の発達の段階と特徴
2歳児の運動発達の段階と特徴
2歳児の心の発達
2歳児は、自主性が育つ時期
2歳児の身長や体重は?
心も体も成長する2歳児の発達を見守ろう

めざましい成長がみえる2歳児はできることが増える時期

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2歳児は、遊びや活動の幅が広がり、心も体も大きく成長する時期です。

自分の意思がでてきて、「自分でやりたい!」と言い始めるのもこの頃の特徴といえるでしょう。

さまざまなことができるようになったり、言葉が増えてきたりと、嬉しい反面、自我や意志がでてきて、大人は大変な思いをすることも。

子どもの気持ちによりそって、大きく育つ2歳の成長を見守っていきたいですね。

ここでは、体や心、言葉がどのように発達していくのか、特徴や発達段階をふまえてご紹介します。


2歳児の言葉の発達の段階と特徴

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2歳で習得することばは、およそ300と言われています。

つたない言葉や不明瞭な言葉が多かった1歳児から変わり、しっかりと言葉でさまざまなことを表現できるようになります。

1歳では「まんま」「わんわん」など1語文だった子が多いでしょう。

「お花、きれい」「おちゃ、のむ」など名詞と動詞をあわせた2語文が出てくるのは、2歳から2歳6ヶ月の時期といわれています。

また、2語文がでてくる2歳前半は、「かわいい」「きれい」など、自分が感じたことを言葉にできるようになります。

さらに、自己主張が強くなり、「きらい」「イヤ」など否定的な言葉も話すように。

2歳6ヶ月を過ぎると、おしゃべりが盛んになってきます。

「パパと、公園で、あそんだの」「きいろい、でんしゃ、のりたい」など自分の体験や思ったことを伝えられるようになるのもこの時期です。

赤や黄色など色の区別や、大きい小さいなどの比較もわかるようになります。

「おおきなでんしゃ」「みどりのぼうし」など色や大きさなどの情報をいれて話し始めます。

また、おなじことを何度も聞いたり、同じ絵本を繰り返し読んでもらいたがったりするのも2歳後半の特徴のひとつ。

1歳半から2歳後半は、語彙が爆発的に増える「語彙(ごい)獲得の第2段階」と呼ばれています。

子どもは、ものに名前があることを理解するようになり、知りたいものの名前を「これはなに?」と尋ねるようになります。

気になったことを答えてもらうことで言葉の世界の知識をぐんぐん広げていきます。


2歳児の運動発達の段階と特徴

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さまざまなことができるようになる2歳児。

運動発達の特徴は、大きく2つに分かれています。

それらは、下半身の能力が上がり、体を大きく動かせるようのが特徴の「粗大運動(そだいうんどう)」と、
指先を使った細かな動作もできるようになるのが特徴の「微細運動(びさいうんどう)」と呼ばれています。

ここでは、その2つがどのようなものなのか説明していきます。



粗大運動(そだいうんどう)


体を大きく動かす運動を指します。

2歳になると、このようなことができ始めると考えられています。

・しっかりと歩けるようになるので、低い平均台の上に立って横歩きで歩ける。
・ボールを投げられる。
・手すりを使わずに階段を両足で一段ずつ昇り降りができる。
・両足でピョンピョンとジャンプができる。
・小さな段差ならまたげるようになる。

他にも、三輪車やストライダーなど、またぐ乗り物に乗れるようにもなる子もいるでしょう。


微細運動(びさいうんどう)


このような、指先の細かな運動を指します。

・紐通しやブロックを積むなど指先をつかった細かい動作ができる。

これは、2歳から2歳6ヶ月頃にでき始めると考えられています。



2歳後半から3歳前半頃は、さらに体の使い方が上手になる時期です。

2歳前半には、両足で昇り降りをしていた階段を、片足ずつで昇り降りができるようになり、三輪車やストライダーなど、またぐだけだった乗用玩具は、地面を蹴って前へ進めるようになります。

体を動かせるようになって、子どもの行動範囲やできることが広がります。

子どもの成長は嬉しい反面、重大な事故やケガには充分気を付けたいですね。


2歳児の心の発達

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自我が芽生える2歳は、自己主張が強く出てくる時期です。

自分のこだわりが出てきて、素直に大人の言うことに従わなくなることから「魔の2歳児」「イヤイヤ期」と呼ばれます。

このイヤイヤ期は、どのようにはじまっていくのでしょう。

イヤイヤ期は、心の成長とともに自分のやりたいことが増えてくるのが特徴です。

まだ言葉がつたなく、心の成長途上の子どもは、やりたいことを具体的に主張することはできません。

その一方で、やりたいことと違うことに関しては、「イヤ」と意思表示ができるのです。

2歳は、やりたいことと違うことはわかるけれど、やりたいことをうまく説明できない、子どももフラストレーションがたまります。

しかし、子どもは、いろいろな人との関わりの中で、自分の好きなことをみつけていくのです。

この時期の子どもは、相手と自分との関係を学んでいると考えられています。

イヤと言ったことを頭ごなしに叱るのではなく、なにがイヤなのかを聞いてあげて、子どもの気持ちによりそうと、大人に対する信頼度が増すでしょう。

また、言葉にうまく言い表せない子どものかわりに言葉で表してあげると、子どもの気持ちが落ち着くかもしれません。

しかし、あまりにもイヤイヤ言われていると、大人も疲れてしまいますよね。

時間や気持ちに余裕があるときに、楽しい時間を共有するようにしましょう。


2歳児は、自主性が育つ時期

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2歳になると、自分のやりたいことやしてほしいことを表現できるようになります。

身の回りのことを自分でやりたがるなど、自分がやりたいことを強く主張し始める時期です。

自分を主張する行動こそが、自主性が育っている証拠といえるでしょう。

子どもの行動や姿を受け止め、できたことを認めてあげることで子どもは満足感や達成感が感じるようになります。

その一方で、自分の思い通りにできなかったり、やらせてもらえなかったりすると、子どもはかんしゃくを起こすこともあります。

このとき、子どもの気持ちによりそって、思い通りにいかなかった気持ちをくんであげるようにしましょう。

自分を認めてもらうことは、自立の大切な一歩です。

2歳6ヶ月頃を過ぎると、自己主張はさらに激しくなります。

友達と物の取り合いになってしまうことも少なくありません。

友達との関わり合いの中で、ものを貸せるようになることもあります。

ケガのないようあたたかく関わり合いを見守っていきたいですね。

2歳後半からは、身の回りのさまざまなことにも興味を持ち始めます。

自分でやってみたい、使ってみたいという欲求が出てくる時期です。

自主性を尊重しつつ、安全に配慮して色々なことを経験させてあげることも大切です。


2歳児の身長や体重は?

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離乳食から幼児食に変わり、大人と同じ硬さのものを食べられるようになる2歳児の体は、どのように成長していくのでしょうか。

2歳は、一生のうちで最も成長のスピードが速い時期のひとつです。

平均で身長は1年間でおよそ8cm伸び、体重は1.9kg~2.4kg増加します。

男の子の平均身長と体重
・2歳0ヶ月でおよそ85cm、11.5kg
・2歳11ヶ月でおよそ93cm、13.5kg

女の子の平均身長と体重
・2歳0ヶ月でおよそ84cm、11kg
・2歳11ヶ月でおよそ92cm、13kg

子どもの肥満や痩せすぎが心配な場合は、子どもの身長、体重をカウプ指数に照らし合わせて数値を割り出すと良いでしょう。

カウプ指数は、5歳までの子どもの発育を表す数値です。

体重を身長を2乗したもので割る計算式で求められます。

2歳の子どもの判定基準は、数値が15~17が正常、13未満が痩せすぎ、20以上が太りすぎとなります。


心も体も成長する2歳児の発達を見守ろう

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2歳は、心も体もぐんぐんとたくましくなっていく時期です。

親や周りのひととのかかわりの中で、さまざまなことを吸収し、発達成長していきます。

自主性や社会性が育つ大切な時期である2歳児。

思い通りにならなくてかんしゃくを起こしたり、自己主張が激しくなり、いうことを聞かないと感じてしまう部分も出てくるでしょう。

自己主張をワガママととらえずに自我が順調に育っている証拠と考え、子どもの気持ちに寄り添いながらあたたかく成長を見守ってあげたいですね。


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