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公開 2020年10月24日  

3歳児ってどんな特徴があるの?会話や友だちとの関わりなど発達の目安も

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言葉も体もしっかりしてくる3歳児は、どのように発達、発育していくのでしょう。1歳から就学前までの幼児期のちょうど中間にあたる3歳児は、成長とともに自発性や社会性がみられるようになります。3歳児は、心も体も大きく発育する時期です。集団生活の準備に入る3歳児の発達の特徴を知って、子育てや集団生活に役立ててくださいね。


3歳は自我が芽生える時期!特徴や発達段階を詳しくご紹介

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運動能力が発達し、さまざまなことができるようになる3歳児。

自分で行動しようと考え、自我がよりはっきりしてくる時期です。

自分と他人とのかかわりを学んだり、真似をしたりしながら社会性の基礎を身に着けていく大切な期間でもあります。

心身ともにめざましい成長を見せるこの時期の発達の特徴を知って、子どもの自立や人間関係の形成を見守ってあげましょう。

3歳児、言葉の発達は?

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3歳児は、他者との関わり合いが強くなってくる時期です。

そのため、言語においても他者とのやりとりができるようになっていきます。

名前や年齢など、簡単な質問に答えられるようにもなるでしょう。

椅子の絵をみて、「椅子は座るもの」と説明するなど、ものの定義を言葉で伝えられるようになるのもこの時期。

幼稚園や保育園などで体験したことや、先生や友達に聞いたことなど、見聞きしたことを親やまわりの大人に伝えられるようになるのも、3歳児の言葉の発達の特徴のひとつです。

「雨がふったらどうする」など問題提起をすると、「かさをさす」「おうちに帰る」など解決方法を話せるようにもなります。

接続詞や、「てにをは」の助詞をもちいて、3語文以上の言葉も使いこなすようになるでしょう。

一方的に、自分が話したいことを話していた2歳児のころと異なり、他人とコミュニケーションをとれるようになってくるのです。

「ぼく」「わたし」など一人称を使い、話をするときに相手の目や顔を見られるようになるのもこの時期の特徴といえるでしょう。

「おはようございます」「おやすみなさい」など、日常のあいさつもできるようになります。

また、「ものを触ると冷たい」「今日はさむい」などといった感覚を言葉で表現できるようもなります。

さまざまな感覚を表現できるように、周りの大人も自分の感覚を子どもに話してあげるといいですね。

3歳児が話せる単語の数は、およそ1000語といわれていますが、子どもの言葉の発達には個人差があります。

あせらず、コミュニケーションを楽しみながら語彙(ごい)力を伸ばしてあげたいですね。



3歳児、運動発達の特徴

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3歳は、日常生活や遊びの発展から、だんだんと体の使い方が上手になってくる時期です。

遊びの中でさまざま動きを経験していくことで、自分の動きをコントロールできるようになります。

最初のころはぎこちなさや力みが見られますが、運動経験を積むことでスムーズな動きもできるようになるでしょう。

体のバランスも上手にとれるようになり、平均台の上を歩いたり、片足で立ったりできるようになります。

体の使い方が上手になると、ボール投げやバウンドしたボールを取るなどの動作もできるようになってきます。

運動発達には、個人差があります。自分で何度も繰り返し、面白さを感じるようになることが大切です。

無理強いをせず、一緒に楽しみながら子どもの運動発達の成長を見守っていきたいですね。



3歳、社会性の発達

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3歳になると、情緒や社会性はどのように発達していくのでしょうか。

まだまだ「いやいや期」(第一次反抗期)真っ只中ですが、なんでも「いや」と言っていた2歳のころとは異なり、自分がやりたいことを主張するようになってきます。

3歳児は親や周りの大人の注意を理解したうえで、わざと怒られるようなことをしてみたり、汚い言葉を使ってみたり、大人の言葉を真似してみたり、困らせる行動をしたりします。

物事を理解したうえで行う反抗的な態度や行動は、「悪魔の3歳児」と形容されることも少なくありません。

自分のやりたいことや主張したいことはあるのに、まだうまく言い表せないことで、かんしゃくを起こしてしまう子もいます。

ともすれば、わがままともとられてしまうことも。

頭ごなしに否定せずに、子どもの気持ちに寄り添ったり代弁してあげたりするのも、大切なことといえるでしょう。


3歳健診、3歳半健診では何をチェックされるの?

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お住まいの自治体によって実施される時期はさまざまですが、3歳になってから4歳になるまでの間に行われる3歳児健診。

どのようなことをチェックされるのでしょう。

3歳児健診では、精神発達や脳性麻痺、斜視や難聴などの病気や障害の早期発見が目的のひとつにあります。

また、言語や認知の発達を子どもの生まれつきの傾向と、環境によるものとの両方の概念から注目し、広汎性発達障害やADHD(注意欠陥・多動性障害)の早期支援も目的とされています。

心身ともに発達し、生活習慣も確立してくる3歳。

3歳児健診では、身長・体重・頭囲の計測結果、食事回数や偏食の有無から、発育状況を確認します。

また、視力や聴力、虫歯の有無などのチェックも行います。自治体によっては、家庭で視力・聴力検査を行いその結果を提出するところも。

また、見ただけではわからない腎臓や尿管の異常を見つけるために尿検査も実施しています。

保健師との問診では、子どもに「誰ときたの」「お名前は」など質問をされる場面も。

会話能力だけでなく、きちんと座っていられるか、落ち着いていられるかなど情緒面のチェックも行います。

健診で気になることがある場合は、栄養士や心理相談士と話す機会も設けられています。

3歳健診は、さまざまな病気や障害の早期発見のために大切です。

また、子育てについて保健師や医師にアドバイスをもらうこともできます。

悩みや心配ごとがあれば相談しておくと安心ですね。



3歳は生活習慣が形成される時期

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3歳は服を着替えたり、食事を食べたり、おもちゃを片づけたり、自分でできることが増えてくるころです。

生活習慣を整えることは、自立の第一歩。情緒面や友人関係などに大きな役割をもつといえるでしょう。

周りの人にあいさつをする、公共の場所で騒がないなど、社会においての慣習も身につくようになってきます。

社会のルールやマナー、人への思いやりの気持ちなど、少しずつ育てていきたいですね。

生活習慣を整えるには、どうしたらいいのでしょう。

早寝、早起きなど生活リズムを整えることで、規則正しい生活習慣が身につく可能性があると考えられています。

特に食事の時間を決めることと、テレビの視聴時間を短くすることに効果があるとされています。

家族で話し合って、食事の時間やテレビの視聴時間を決められるといいですね。


3歳児、発達過程で友達との関わりは?

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3歳になると、幼稚園やこども園など集団生活に入る子も多くなってきますよね。

そのときに気になるのが、友達とのかかわり方ではないでしょうか。

社会性が出てくる3歳は、友達に興味を持ち始める時期です。

同じ遊びをしながらもかかわりを持たない「平行遊び」の段階を経て、だんだんと友達と一緒に遊ぶ「連合遊び」ができるようになります。

遊びの中で必要な「貸して」「あそぼう」「いれて」などの言葉も、徐々に使えるようになるでしょう。

友達に自分が使っているおもちゃを貸してあげたり、滑り台の順番を守ったりなど、小さな社会の中でルールやマナーを学んでいきます。

子どもの友達との関わり合いには、段階があります。

焦らず、じっくり子どもの成長過程を見守るようにしたいですね。



3歳の発達の特徴をチェックして、成長を見守ろう

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3歳は、自己主張が強く周りを困らせることがありますが、同時に社会性が育つ時期でもあります。

自分と他人とのかかわりのなかで、子どもはさまざまなことを学び成長していきます。

自我が芽生え「悪魔の3歳児」と呼ばれたりする時期ですが、成長には必要だと理解し、温かく見守ってあげられるといいですね。




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