新型ウイルスで不安になりがち…小4息子のアドバイスに、冷静さを取り戻せた日

新型ウイルスのニュースを見て、不安に感じることの多い日々。

「子どもの前では落ち着いて、心配させないようにしよう」と注意していたつもりでした。

しかし、親の私にも、何もかもが初めてのこと。

動揺を隠せませんでした……。

感染者数の増加や、政府の対応、休校の情報。

それを見ては、不安になったり、動揺したり、思い悩んだり。

そんな私を見て、ズバッと冷静なアドバイスをくれたのは、小4の長男でした。

例えば、外出自粛について。

以前までは、スーパーへ週に2～3回買い物へ行っていました。

外出自粛を受け、買い物の回数を減らそうと思っていました。

それでも、トイレットペーパーや納豆が少ないなどのニュースを見ると、不安に。

食べ物がなくなったら困ると思い、「やっぱり今日も買い物に行こうかな」とつぶやいた私。

すかさず長男が

「それじゃあ全然外出自粛じゃないよ！一昨日も買い物に行ったよね？
外出自粛っていうのは、週1回とか、2週間に1回に減らすことをいうんだよ。
来週まで行っちゃだめ。行く曜日も決めなよ。週末は混むから、水曜日にすれば？」

とアドバイス。

外出自粛に明確なルールを決めていなかった私は、ハッとしました！

このアドバイスを元に、買物は週1回、水曜日と決定。

今は2週間に1回にするよう、工夫しています。

今は落ち着きましたが、一時期、「トイレットペーパーの買い占め」が話題になりました。

普段買いだめをしないわが家のトイレットペーパーは、残り少し。

一応少しは買ったものの、「これだけで足りる？」と日々不安でした。


ある日トイレに座ると、目の前に張り紙が。

”新型ウイルス　トイレットペーパーのお願い。トイレットペーパーの利用は、小のときは〇回、大のときは〇回まで。節約にご協力ください！”

と書いてあったのです！

弟や妹に、「新型ウイルスで大変なんだから、トイレットペーパーは使い過ぎちゃいけないよ」と注意。

トイレットペーパーの使用量まで考えていなかった私は、なるほどなぁ～！と関心してしまいました。

毎日、夕方のニュースで新型ウイルスについて確認する長男。

リモコンのⅾボタンも利用し、その日の出来事をチェックしています。

ある日、「こっちの方がいいよ」と勧めてくれたのは、地方のテレビ局のニュースでした。


これまで、地方テレビ局のニュースを見る習慣はなったわが家。

いつ、その存在に気づいたのだろうと驚きました。

小さな頃から、大人しい一方で、観察力があると思っていた長男。

私よりはるかに冷静に、多くの情報を収集するまでに成長したんだなと、またまた関心しました。

先日、新型ウイルスの新たなニュースを見て、少し不安になっていた私。

そんな私を見て息子から

「”ことだま”っていう言葉があるけど、気持ちも同じだと思う。考えていることって大切だから、心配し過ぎない方がいいよ」

との言葉。

これもまた感動しました…

思っていることも大切というのは、一理あると思います。

心配ばかりせず、前向きに日々を過ごしていこうと思いました。


長男の話を聞き、年長の次男も園に行けない理由を理解したよう。

「新型ウイルスがおさまったら、お寿司を食べに行ったり、旅行に行こう」

と、兄弟でわいわい話し合っています。

家族みんなを、前向きな気持ちにしてくれている長男。

感謝の気持ちでいっぱいです。

長男のアドバイスを胸に、元気をくれる子どもたちに恩返しする気持ちで、毎日を過ごしていこうと思います。