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公開 2020年05月30日  

これって前駆陣痛!?前駆陣痛の特徴から出産の流れまでを解説します!

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前駆陣痛とは、出産にはつながらないものの、陣痛のような子宮の収縮を感じることです。この記事では、出産との違いは?どれくらい続くの?前駆陣痛が始まったらどう対処すべき?など、出産前のママが気になる前駆陣痛について解説していきます。


目次 前駆陣痛とは?
前駆陣痛はいつから始まる?どのぐらい続くの?
前駆陣痛の兆候と症状
前駆陣痛が始まったらどうする?
前駆陣痛から出産までの流れ
前駆陣痛でこんな症状がでたら気をつけよう
前駆陣痛は陣痛のサイン!早めに準備をしておこう

前駆陣痛とは?

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前駆陣痛とは、出産につながる本陣痛ではありませんが、本陣痛と同じような子宮の収縮を感じることです。

1日に何度かお腹がきゅっと固くなったり、本陣痛のように規則的にお腹が痛くなったりしますが、しばらく様子を見ていると周期が不規則になり、おなかの張りが収まっていくのが特徴です。

これは、ママと赤ちゃんがいずれ来る出産の日に備えるための兆候であるため、それほど心配は要りません。

初めての出産を控えた妊婦さんの中には、本陣痛が始まったと勘違いして慌ててしまう人もいらっしゃいますが、歩いたり休憩したり、姿勢を変えて様子を見てみましょう。


前駆陣痛はいつから始まる?どのぐらい続くの?

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前駆陣痛がいつから始まるのかを知っておけば、急いで病院に相談しなければならない子宮の収縮なのか、しばらく様子を見ていても大丈夫な状態なのかが予測できます。

前駆陣痛の時期や継続時間について解説しましょう。


前駆陣痛が始まる時期


前駆陣痛は、妊娠後期(妊娠28~40週)に始まるのが一般的です。

初めての出産ではない場合は、妊娠中期(妊娠14~27週)ごろなど少し早めに前駆陣痛が始まる場合もあります。


子宮の収縮をともなうため、胸のあたりが締め付けられる感じがしたり、生理痛のような痛みを感じたりなど、不快感をともなうことが多いようです。

正産期(妊娠37~41週)ではないのにお産が始まってしまったのではないかと不安を感じる人もいるかもしれません。

本陣痛と前駆陣痛の見分けがつかない、次のような症状があるという場合は、産院に連絡をするようにしてください。


・立ったり座ったり歩いたりなど、姿勢を変えてもしばらく陣痛が続く
・痛みが規則的で、時間が経つにつれて間隔が短くなり強くなっていく
・膣からの出血や粘膜の排出が認められる


前駆陣痛の継続時間


前駆陣痛が継続する時間は30秒~2分ほどが一般的です。

強い陣痛を感じていたのがだんだん弱くなっていったり、姿勢を変えると痛みを感じなくなったりする傾向があります。

また、夕方から夜にかけての時間帯や、激しい運動をした後などのタイミングで前駆陣痛が起こり、朝になるとおさまってくる人が多いようです。


しかし、前駆陣痛の感じ方には個人差があり、「お腹の張り」としてとらえる人もいれば、「痛み」と感じる人もいます。

継続時間も状況も人によって異なります。


前駆陣痛の兆候と症状

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前駆陣痛の兆候や症状について、詳しく解説しましょう。


前駆陣痛の兆候


前駆陣痛は、子宮が収縮する痛みをおなかの前あたりに感じることが多いようです。

人によっては、生理痛のようだったり、前駆陣痛だと気づかないほどの弱さだったりすることもあります。

また、本陣痛と違って前駆陣痛の間隔はバラバラです。

周期が不規則でだんだん弱くなるようなら、ほぼ前駆陣痛と思って良いかもしれません。


前駆陣痛はママの体が出産に向けて準備をしているためにおこる症状です。

過剰な不安を感じたり、子宮の収縮を避けようとしたりする必要はありません。

前駆陣痛が起こることで子宮口や頸管が柔らかくなり、赤ちゃんがだんだんと下がってくるのです。


前駆陣痛の症状


次のような症状があらわれたら、前駆陣痛かもしれません。

・下腹部がかたくなって張りやすい
・不規則な子宮の張り(陣痛)がある
・子宮収縮の痛みに強弱の波がある
・生理痛のような下腹部の鈍痛がある
・腰痛になる
・立ったり座ったりなど、姿勢を変えることで痛みが和らぐ
・しばらく様子を見ていたら痛みが和らぐ


しかし、前駆陣痛だと思っていたものが本陣痛である可能性もあります。

陣痛の間隔をはかりながら様子を見て、本陣痛かどうかを判断してください。


また、前駆陣痛は全員に必ず起こるものではなく、気づいていないだけで前駆陣痛が起こっている場合もあります。

「前駆陣痛がないけど大丈夫かな」と心配することはありません。


前駆陣痛が始まったらどうする?

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前駆陣痛が始まったら、なるべく安静にして痛みの間隔をはかりましょう。

周期的でなくそれほど強い痛みでない場合は、しばらく様子をみながら前駆陣痛がおさまるのを待ってみましょう。

痛みが周期的でだんだん強くなっていくようであれば、前駆陣痛ではなく本陣痛が始まっているのかもしれません。


また、前駆陣痛から本陣痛につながるケースもありますので、いつでも病院に行けるよう入院に必要なものはわかりやすい場所にまとめておきましょう。

陣痛タクシーに登録しておくなど、産院までの交通機関の準備もしておくといざという時に安心です。


本陣痛はいつ来るかわかりません。

出産に向けて心の準備をしつつ体力を温存しておくことも大切です。

睡眠不足にならないように昼寝をしたり、軽食や栄養補給ゼリーを摂取したりするなど、エネルギー補給をしておくようにしましょう。


前駆陣痛から出産までの流れ

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それでは、前駆陣痛から出産までの流れについて解説していきます。

前駆陣痛から本陣痛につながったときにも慌てず済むように流れを確認しておきましょう。


前駆陣痛から本陣痛へ


次のような症状がある場合は、前駆陣痛ではなく本陣痛が始まっているサインです。

・動き回っていても陣痛が続く
・規則的な痛みが強くなっていく
・陣痛の間隔が短くなっていく、
・膣から出血したり粘液が出たりする

陣痛の間隔や痛みを感じる長さは、子宮口の開き具合によって変わります。

一般的に30秒~2分くらい継続して痛みを感じるとされています。


病院に連絡し、入院の荷物を持って向かう


本陣痛が始まったと感じたら、まずは産院に連絡して指示に従ってください。

初めての出産の場合、陣痛スタートから出産までに時間がかかる可能性があり、陣痛間隔が長い場合は「しばらく様子を見てください」と言われることもあります。

しかし、体調や状態が変わって不安な時は遠慮せず、すぐに産院に連絡をするようにしましょう。

「病院に向かってください」といわれたときにすぐに動けるよう、入院に必要な荷物は手元に準備しておくと安心です。


分娩第一期:出産への準備


分娩第一期は、出産に向けて子宮口が全開になるまでの準備段階です。

子宮口全開までにかかる時間は人によって異なりますが、12~15時間かかるのが一般的です。

子宮口の開き具合と陣痛の間隔、痛みの継続時間の目安は次のとおりです。


【子宮口の開きが0~5、6cm】

陣痛は5~15分ぐらいの間隔で、不規則。

痛みの継続時間は30~40秒ほど。


【子宮口の開きが5、6~10cm】

陣痛は5~15分ぐらいの間隔で、規則正しくだんだん強くなる。

痛みの継続時間は約1分ほど。


【子宮口の開きが10 cm】

陣痛は1~3分ぐらいの間隔で、痛みは30秒~約1分継続。

最も痛みが激しくなる。

子宮口が全開になったら分娩台へ上がります。


分娩第二期:赤ちゃんの誕生


子宮口の開きが10cmになると、分娩第二期に入ります。

陣痛にあわせてママがいきむことで赤ちゃんが子宮から押し出されます。

赤ちゃんは、上手に体をひねらせながら産道を進み、ママのお腹の中から外の世界へとやってきます。


初めての出産の場合、産道が狭いため子宮口全開から赤ちゃんの誕生までは1~2時間ほどかかるのが一般的です。

出産経験のある経産婦では、初産婦より短い時間で出産に至る傾向があります。


分娩第三期:胎盤が出てくる


出産は赤ちゃんが誕生して終わりではありません。

分娩第三期では、赤ちゃんとママをつないでいた胎盤が排出されます。

赤ちゃんの誕生から20分ほどで胎盤が排出されるのが一般的で、胎盤の排出にともなって軽い痛みを感じる場合もあります。


病院によっては、出産後すぐに赤ちゃんをママの胸の前で抱く、カンガルーケアをおこないます。


分娩第四期:出産後の時間


胎盤排出から病室に戻るまで、分娩から2時間ほどを分娩第四期といいます。

赤ちゃんとママの絆を深める時期でもあり、身長体重などをはかった赤ちゃんと再び対面します。


産後の体調が良く、病院の許可があれば赤ちゃんを抱っこしておっぱいを吸わせることもできます。


前駆陣痛でこんな症状がでたら気をつけよう

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妊娠37週未満であるにもかからず、規則的な下腹部痛や出血がある場合は、切迫早産の可能性も考えられます。

また、下腹部痛が急激に強くなる場合は、常位胎盤早期剥離の可能性もあります。

かかりつけの産院を受診するようにしてください。


前駆陣痛は陣痛のサイン!早めに準備をしておこう


妊娠中期~妊娠後期の時期に前駆陣痛が来たとしても焦る必要はありません。

出産に向けてママの体も赤ちゃんも準備をしているのだととらえ、心の準備をしておきましょう。


出産予定日が近づくにつれて、前駆陣痛から本陣痛に発展する可能性も高まります。

出産準備は早めに整えておくと安心です。

早めに準備をして、落ち着いた気持ちで出産当日を迎えてください。


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