生後8ヵ月の離乳食の進め方は?ミルクの量や回数の目安もチェック
17,827 View生後8ヶ月になるとおすわりはほぼ完了して、ハイハイやつかまり立ちをする赤ちゃんもいます。成長を感じる瞬間も多くなることでしょう。この記事では、そんな生後8ヶ月の発育や発達、離乳食の進め方、寝かしつけのコツ、さらに遊び方についても解説していきます。先輩ママの体験談も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
生後8ヶ月の赤ちゃんの発育、発達
まずは、生後8ヶ月の赤ちゃんの発育や発達についてみていきましょう。
生後8ヵ月の身長、体重の発育
ここまで赤ちゃんの身長と体重は急速に増えていましたが、1歳の誕生日が近づくに連れて体重の増加は緩やかになってきます。
以下は生後8ヶ月の男の子と女の子の平均数値です。
男の子/身長66.3~75.0cm 体重7.0~10.1kg
女の子/身長64.4~73.2cm 体重6.5~9.6kg
ただし、成長には個人差がありますので、母子手帳などに記載されている成長曲線に沿って成長しているかを目安にしましょう。
感覚、行動の発達、歩行はいつから?
生後8ヶ月になると支えがなくても一人でおすわりできる子が増え、ハイハイをしたり、早い子ではつかまり立ちや一人歩きをはじめたりします。
中にはおすわりやハイハイをほとんどしないまま、つかまり立ちをはじめる子も。
「早すぎるのでは?」と心配になるママもいるかもしれませんが、自然とできるようになったのであれば、それはその子にとっての「時期」だったのだと見守りましょう。
逆にゆっくりな子は、まだその子にとっての「時期じゃない」だけかもしれません。
ついつい周りの子と比べてしまいがちな時期ですが、あまり気にしすぎなくても大丈夫です。
知覚、感情や言葉の発達、人見知りについて
大人の言葉を真似するうちに、赤ちゃんの言葉とコミュニケーション能力はどんどん発達して行きます。
言葉の意味もわかるようになってくるので、大切なことはきちんと伝え、積極的に話しかけるようにしましょう。
また、人見知りする子も多くいます。
人見知りの期間や有無は個人差がありますが、それも成長の証です。
身近な人と離れることが不安で泣いてしまうこともありますが、それも正常な発達の証なので優しく見守るようにしましょう。
乳歯の生えはじめ、歯磨き口内ケアについて
生後6〜9ヶ月頃になると下の前歯2本から乳歯が生えはじめます。
まれに生まれた時から歯が生えている子もいますが、多くの子がこの時期に最初の歯が生えてくるでしょう。
乳歯が生えはじめたら歯磨きの習慣をつけるためにも、ガーゼや綿棒などで口内ケアをはじめましょう。
お口の中を触られることに慣れてきたら、乳児用の歯ブラシでちょんちょんと歯に触れる練習からスタートします。
鏡を持たせてお口の中が見える状態で歯磨きをしてあげると、自分の口に興味を持ってじっとしてくれるかもしれません。
生後8ヶ月の赤ちゃんの授乳、ミルク、離乳食
続いて、生後8ヶ月の赤ちゃんの授乳やミルク、離乳食について解説します。
授乳の間隔やミルクの量、回数の目安
生後8ヶ月はまだ必要な栄養の60〜70%を母乳やミルクで摂っています。
1回のミルクの量は200ml程度、授乳の回数は1日4〜5回、4時間おきが目安です。
離乳食後の母乳やミルクは欲しがるだけあげるようにしましょう。
この時期の離乳食は1日2回食が基本です。
赤ちゃんも離乳食に慣れてくる頃なので、バリエーションを増やして、バランスの良い献立を考えるようしましょう。
生後8ヵ月の離乳食の進め方について
生後8ヶ月は離乳食の中期に入り、食材のかたさは豆腐くらいが目安です。
1日2回食で食事のリズムをつけるように心がけましょう。
1回目と2回目の食事の量は同じくらいで問題ありません。
調理方法は同じでも食材の種類を増やすことで、赤ちゃんはいろんな味や舌触りを楽しむことができます。
もし離乳食の献立に悩んだり迷ったりする場合は、レトルトに頼るのもおすすめです。
初めての食材については、離乳食初期と同様にアレルギー反応に注意しましょう。
与える食材が増える分、アレルギーを起こす可能性のある食材を試す機会も出てきます。
アレルギーが出たら原因の食材を特定できるように、新しい食材は1日1つまでを守るようにしましょう。
便の変化や便秘について
離乳食がはじまると赤ちゃんの便は固さや色、臭いが大人に近づきます。
その課程で一時的に便秘になる子も多くいます。
1〜2日程度便が出なくて、食欲があり元気に過ごしているのであれば問題ありません。
それ以上便秘が続く場合や、苦しそうにしている場合は医療機関を受診するようにしましょう。
その際、病院で浣腸してもらうことが多いので、替えのおむつは多めに持って行き、着替えも用意しておくと安心です。
また、日頃からお腹をマッサージしたり、綿棒浣腸をしたりと自宅でできる予防もあります。
生後8ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ
生後8ヶ月の赤ちゃんの睡眠や寝かしつけのコツについて解説します。
睡眠時間とリズムの目安
生後8か月の赤ちゃんは1日9〜12時間くらい眠ります。
その中で日中のお昼寝は2回程度で、1回のお昼寝の時間は30分〜2時間ぐらいです。
あまり長くお昼寝をさせると夜の睡眠に響くので徐々に夜まとまって寝る癖をつけていけると良いですね。
寝かしつけのコツ、夜泣きや寝ぐずりの対処法
この頃は大人と別々に寝ると、離れるのが嫌で夜中に何度も起きたり、寝つきが悪くなったりします。
寝つくまで一緒に寝る真似をして安心させてあげましょう。
背中をトントンしてあげたり、優しく言葉をかけたりするとより安心して眠れるようです。
お気にいりの毛布やぬいぐるみなどがあれば、上手に寝かしつけに利用しましょう。
それでも夜泣きや寝ぐずりでなかなか眠ってくれないこともあります。
そんな時は電気をつけずに、眠りやすい環境で優しく揺らしたり、抱っこして歩いたりしてみましょう。
また、いつも寝ぐずりがある場合は、お昼寝の時間を制限してみるのも良いでしょう。
夜泣きが続くとお世話する人も寝不足になり、ずっと抱っこをしていると体力的にしんどくなってきます。
家族と交代で抱っこするなどして乗り切りましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんの過ごし方、お世話
生後8ヶ月の赤ちゃんは睡眠や食事のリズムができ、生活リズムがだいぶ安定してきます。
この時期の赤ちゃんの過ごし方やお世話についてチェックしてみましょう。
生後8ヶ月の生活リズムや過ごし方
離乳食が2回食になることで、より生活リズムができてきます。
日中のお昼寝時間も短くなり、夜はまとまって寝てくれる子が増えます。
それにともない、夜間に授乳しなくても朝までしっかり寝てくれるように。
ただし、引き続き夜泣きや寝ぐずりなど、なかなか眠れない子も多くいます。
日中にしっかり太陽を浴びて、たくさん体を動かすことで夜ぐっすり眠れるようにしましょう。
また、ママからもらった免疫が切れる頃なので、風邪や感染症にかかりやすくなります。
毎日の生活の中で体温をチェックするなど、風邪や感染症の対策もしておきましょう。
親子のコミュニケーション、遊びやおもちゃについて
生後8ヶ月は好奇心旺盛な時期なので、「いないないばあ」などの遊びを通じて好奇心を刺激してあげましょう。
また、たくさん言葉をかけてあげたい時期なので、絵本を読み聞かせるなど、赤ちゃんにとって新しい音、新しい音節を聞かせてあげるといいでしょう。
この時期は高価なおもちゃではなく、家庭にあるティッシュ箱やプラスチックの箱、木のスプーン、ペットボトルなどを使った遊びでも大喜びしてくれます。
大人と一緒に遊ぶことは赤ちゃんの発達を促す効果があるので、たくさん遊んであげてください。
気をつけたい事故と安全対策について
生後8ヶ月はつかまり立ちをする子が増えてくるので、まずはベビーベッドの柵の高さを確認することが大切です。
高さが調整できるタイプのものを使用している場合は、この時期に柵が一番高くなるように調節しましょう。
また、ハイハイで行動範囲が広がる分、いろんなところに移動します。
キッチンやお風呂場、階段など危険な場所に立ち入らないようにベビーゲートを設置するのもおすすめです。
寝返りも素早くなるので、ベビーベッドやおむつ交換台からの転落も注意が必要です。
高いところに乗せる時は絶対に目を離さず、柵や安全ベルトを確実に使用するようにしましょう。
産後8ヶ月のママの生活は?先輩ママの体験談と息抜きのコツ
動きもますます活発になる生後8ヶ月ごろは、なかなか目が離せない時期です。
そんな時におすすめな、先輩ママの息抜き方法をご紹介します。
・育児のスキマ時間にわたしがはまっていることそれはズバリプチDIYです!音は出ないし、無心になれるし、ストレス解消になる。それでいてこの「イイことしてる感」エコだし!
みなさんも育児のスキマ時間にプチDIYで息抜きしてみてはいかがでしょうか。
わたしの経験では、生後8ヶ月は一瞬たりとも目が離せない時期でした。
特に長男は一人歩きするのが早かったため、この時期はヨロヨロと歩き出しては転けて頭を打ち、つたい歩きしては顔面を強打し、隙あらば階段めがけてハイハイをしたり。
この頃に活躍してくれた育児グッズはベビーゲートや机の角に貼る安全対策クッションでした。
また、100均などでも手に入る人工芝のマットも赤ちゃんの足止めとして有効でした。
動きが活発になる生後8ヵ月、生活リズムや過ごし方を意識してみましょう!
生後8ヶ月は好奇心が旺盛になり、ますます動きが活発になる時期です。
日中の起きている時間が長くなり、夜はまとまって寝る子が多くなります。
離乳食も2回食になり生活リズムができてくるので、この時期は生活リズムを安定させるように意識しましょう。
生活リズムを整えるためには、朝起きて太陽の光を浴びさせること、そして日中は元気に遊ぶこともポイントです。
そうすれば夜にグッスリ眠れるようになり、自然と睡眠のリズムもできてくるでしょう。
それでも夜泣きなどがある場合はお世話する人も無理をしないように、積極的にリフレッシュを取り入れながら育児を楽しんでみましょう。
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