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公開 2020年07月07日   更新 2023年09月01日

生後3ヶ月の成長や発育は?お世話や寝かしつけのポイント教えます!

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生後3ヶ月は、そろそろ首もすわり、親子のコミュニケーションが取れ始める時期です。この頃の赤ちゃんの発達や成長はどのようになっているのでしょうか。授乳や寝かしつけ、赤ちゃんの生活リズム、ベビーマッサージや言葉かけなどのコミュニケーションの取り方、3~4ヶ月健診や予防接種、黄昏泣きやママの職場復帰についてもご紹介します。


目次 生後3ヶ月の赤ちゃんの発育、発達
生後3ヶ月の赤ちゃんの授乳、ミルク
生後3ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ
生後3ヶ月の赤ちゃんの過ごし方、お世話
産後3ヶ月のママの身体、生活
ゆったりした気持ちで赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しもう
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生後3ヶ月の赤ちゃんの発育、発達

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生後3ヶ月の赤ちゃんの、身長や体重の成育具合、視覚や聴覚、運動機能、便の様子などについてみていきましょう。


生後3ヶ月の発育について


【身長・体重】

生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、1ヶ月に平均で2.5~3.8cmほど身長が伸び、体重は680~900gほど増えると言われています。

生後3ヶ月が終わる頃の体重は、産まれたときの約2倍になるのが目安です。

しかし、あくまでもこれらは平均値ですので、赤ちゃんの体重や身長の増え方には個人差があります。

平均値より多少の増減であれば心配はいらないでしょう。


【視覚・聴覚】

生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、少しずつ視力や聴覚も発達してきます。

丸い形や渦巻き模様に興味を示したり反応したりしますので、おもちゃや絵本で見せてあげるのも良いでしょう。

身近な人の声をちゃんと理解していて、言葉かけをすると喜んだり安心したりもします。


【運動】

これまでは産まれた時から備わっている原始反射からくる動作をしていた赤ちゃんですが、生後3ヶ月頃になると骨や筋肉が発達して、自分の意志をもって動くようになってきます。

そして、生後3~4ヶ月の間に6割以上の赤ちゃんは首がすわり、生後5ヶ月頃にはほとんどの赤ちゃんが首すわりを完了すると言われています。

首がしっかりしてくると、抱っこもだいぶ安定感が出てきて楽になるでしょう。

首がすわり、背中や足腰に筋肉がつき力強くなってきたら、寝返りをする練習をしてみましょう。

実際に寝返りをマスターするのは2~3ヶ月先になるかもしれませんが、練習をし始めるのには良い頃です。

うつぶせ運動やストレッチ運動もオススメです。


【便】

赤ちゃんの便は、色や形状、回数ともに個人差が大きいですが、水っぽい便が1日に何回も見られるのが普通です。

母乳を飲んでいる赤ちゃんの便は黄色っぽくやわらかめなのに比べ、ミルクを飲んでいる赤ちゃんの便は黄土色っぽくややかためなのが一般的。


いつもより便の回数が少ない場合や、下腹部がいつもに比べて張っていてかたい場合には便秘の可能性もありますが、母乳やミルクの飲みが良く元気なのであれば様子をみてもいいでしょう。


便秘が続くようであれば

・お腹をやさしく「の」を書くように刺激してあげる、「の」の字マッサージ
・ベビー綿棒の先にベビーオイルやワセリンを塗り、綿棒の先端が隠れるくらいまでおしりに差し込み円を描くようにやさしく刺激してあげる、綿棒かんちょう

などを試してみるのも良いかもしれません。


また、

・母乳やミルクを飲まない
・熱や嘔吐がある
・機嫌が悪い
・ぐったりしている
・便がかたくて出血する
・踏ん張っているときにひどく泣く

などの症状があるときは、小児科を受診しましょう。


生後3ヶ月の発達について


新生児の頃は、笑顔も反射的・生理的なものが主だった赤ちゃんですが、生後3ヶ月頃になると、喜びなどの感情を顔やからだ全体で表現できるようになってきます。

また、ママやパパの真似をすることで、コミュニケーションとは相手がいて成り立つものであることを知り、自分以外の人とコミュニケーションを取るということを理解し始めるようになります。

そして、パパやママなど身近な人とのコミュニケーションを重ねていく上で、信頼関係を築いていきます。


生後2~3ヶ月頃から指しゃぶりを始める赤ちゃんもいます。

指しゃぶりを気にするママもいるでしょうが、この頃の指しゃぶりは赤ちゃんにとって遊びの1つです。

あまりにも指しゃぶりが激しくて心配な場合は、指を使ったもっと楽しい遊びで気を引いてみましょう。

軽くて握りやすく、カラフルで音が出るガラガラのようなおもちゃを振って見せたり、手の届くところに置いて、赤ちゃんが自ら取りに行きたい気持ちを促す遊びも良いでしょう。


生後3ヶ月の黄昏泣きについて


はっきりとした原因がないのに、赤ちゃんが1日に3時間以上、または1週間に3日かそれ以上激しく大声で泣き続けることを、黄昏泣きといいます。

黄昏泣きは、生後2週間を過ぎた頃から始まり、生後2~3ヶ月頃にピークを迎える場合が多いようです。

母乳やミルクをあげてもだめ、おむつ替えもしても何時間も泣いている赤ちゃんをあやすのは大変。

黄昏泣きは生後6ヶ月頃までには落ち着くことが多いので、周囲の助けを借りながら乗り越えていきましょう。


生後3ヶ月の赤ちゃんの授乳、ミルク

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生後3ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔や量、回数、母乳が出ないときの対処法についてみていきましょう。


授乳の量や間隔、回数の目安


生後3ヶ月の赤ちゃんの授乳回数は、産まれたばかりの頃に比べ少なくなってきます。

1回の授乳で消化できるミルクの量が、平均で140~170gに増えてきて、赤ちゃんが1回に飲める量も増えてくるからです。

そのため、授乳回数も1日6~8回ぐらいに減ってくるでしょう。


母乳が出ない場合は?


母乳が出ない場合は次のようなことを意識してみましょう。

・赤ちゃんに吸ってもらったり、マッサージをしたりして乳管を開く
・高カロリーで油っぽい食事は摂りすぎず、ヘルシーな食生活を心掛ける
・ストレスをためない

母乳はママの血液からできているので、母乳を出すためにはママが心身ともに健康であることが大事です。


そして、母乳はママの食生活と深く関係します。

高カロリーな食事は乳管を詰まらせるとも言われているので、食生活を見直してみましょう。

寝不足の場合は、家族に赤ちゃんを見てもらいできる範囲で睡眠をとり、家事などをして適度に身体を動かしてもいいかもしれません。


また、ストレスも母乳の出に影響すると言われています。

お風呂に入って身体をあたためたり、たまに気分転換をしてストレスをためないように意識しましょう。


母乳は赤ちゃんにとって最良と言われていますが、母乳にこだわり過ぎる必要はありません。

最近のミルクは、母乳とほとんど変わらない栄養が摂れるようになっています。

ミルクを使って、短い赤ちゃん時代の育児を楽しみましょう。


生後3ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけ

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生後3ヶ月の赤ちゃんの睡眠について、睡眠時間とリズムの目安、寝かしつけのコツなどをみていきましょう。


睡眠時間とリズムの目安


生後3~6ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠時間は、13~14時間といわれています。

産まれてから3~4ヶ月の短い睡眠を昼夜関係なく繰り返していた赤ちゃんですが、3ヶ月を過ぎた頃からは昼間に2~3回ぐらいお昼寝をして、夜はまとまって眠れるようになる赤ちゃんも出てきます。


睡眠時間を安定させる方法


睡眠のリズムを安定させるためには、決まった時間に眠らせるように意識すると良いでしょう。

お昼寝が長すぎると体内時計が整いづらくなることもあるので、夕方のお昼寝は17時ころまでにとどめておくのがオススメです。


朝はカーテンを開けて部屋を明るくし、夜は部屋を暗くして生活のリズムを整えていきましょう。


寝かしつけのコツ


赤ちゃんがリラックスできる環境を作ってあげると、スムーズに寝かしつけができるでしょう。

・赤ちゃんをやさしくタッチしたり、ベビーマッサージをしたりする
・赤ちゃんにやさしく話しかけたり、子守歌を歌ってあげたりする

などを試してみるのも良いでしょう。

また、

・明かりを暗くし、テレビやラジオなどの音が出るものは消す
・エアコンやストーブの風が直接当たらないようにする
・快適な室温と湿度を保つ

などに気を付けて、眠りやすい環境を作ってあげましょう。

夜中のおむつ替えのときに部屋を明るくしてしまうと、赤ちゃんの目に光が入ってしまいます。

手元を照らすライトなどを使うと赤ちゃんの眠りを邪魔しません。


毎日の生活リズムが整っていると、赤ちゃんは安心します。

授乳や睡眠のリズムを整えることによって、寝かしつけもスムーズに進むでしょう。


生後3ヶ月の赤ちゃんの過ごし方、お世話

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生後3ヶ月の赤ちゃんにオススメの過ごし方、外遊び、おもちゃについて、泣き止まないときの対処法などをお伝えします。


生後3ヶ月の赤ちゃんとの過ごし方


生後3ヶ月頃になると、だんだんと昼夜のリズムがついてきます。

朝は朝日を浴び、日中も明るい場所で過ごし、夜は部屋を暗くし静かな環境に身を置くようにしましょう。

この頃の赤ちゃんは、身近な人の真似をするところからコミュニケーションを覚えていきます。

優しい声で言葉かけをしたり、絵本を読み聞かせしたり歌ってあげたりすると、赤ちゃんは喜びます。


また、ベビーマッサージはコミュニケーションを取れる上に赤ちゃんがリラックスできます。

スキンシップを取りながらほどよい運動にもなって、赤ちゃんとの絆も深まるでしょう。


【外遊び】

外遊びもそろそろスタート。

いつもと違う景色に赤ちゃんも興味津々です。

気持ちの良い風や日光を感じさせ、外の世界を体感させてあげましょう。

赤ちゃんの体調や天気を見て、無理をしない程度に続けましょう。


【おもちゃ】

この時期は、自分の手が開いたり閉じたりすることが分かってくる時期です。

軽くて顔などに当たっても痛くないおもちゃを手渡しして、一緒に遊んでみましょう。


カラフルで音が鳴り、赤ちゃんの手でもつかみやすいおもちゃがオススメです。

ベビーサークルやメリーなどからぶら下がっているおもちゃをつかませるだけでも、赤ちゃんにとっては適度な運動になります。


生後3ヶ月の健診など


【3~4ヶ月健診】

乳児健診は、赤ちゃんの病気、成長、発達を確認する場です。

3~4ヶ月健診は、脳性まひ、先天性股関節脱臼、斜頸、先天性心疾患などの病気を早期に発見できる場合もあるため、必ず受けましょう。

自分の体調についても不安なことがあれば遠慮せずに3~4ヶ月健診で相談してみましょう。


【予防接種】

生後3ヶ月の赤ちゃんの一般的な予防接種スケジュールは、次のようになっています。

・ヒブ(2回目)
・肺炎球菌(2回目)
・B型肝炎(2回目)
・四種混合(1回目)
・(ロタウイルス2回目)

ママのからだからもらった免疫が赤ちゃんの身体から切れる前に、予防接種をしっかり受けて赤ちゃんの体を守りましょう。


産後3ヶ月のママの身体、生活

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産後3ヶ月のママのからだはどのような状態なのでしょうか。

時短家事や息抜きのコツ、職場復帰に向けた準備についても解説していきます。


産後3ヶ月のママの身体


産後3ヶ月のママは、筋力もだいぶ回復してきて、妊娠前と同じくらい回復したと実感できる時期です。

とはいえ、数時間おきの授乳や夜間の授乳、慣れない育児と家事の両立で疲れが出てくる頃なので、まだまだ無理は禁物です。


また、妊娠中から出産前にかけて増え続けていた女性ホルモンが、出産により急激に低下していきます。

女性ホルモンが減少していると、いろいろなところに不調が起こりやすくなります。

元に戻るのには産後半年から1年程かかるということを理解しておきましょう。


産後3ヶ月のママの時短家事、息抜きのコツ


産後間もないママに大事なのは、とにかく無理をしないこと。

そして、たまに息抜きをすることです。


育児も家事も1人で抱え込み完璧にこなそうとせず、周りに頼りましょう。


次のようなことを取り入れ、時短家事、息抜きができるように工夫してみるのはいかがでしょうか。

・夫と家事を分担する
・実母や義母など、家族に手伝いに来てもらう
・ヘルパーや家事代行、ベビーシッターを活用する
・食洗器や乾燥機、電気圧力鍋などの時短家電を購入する
・ネットスーパーを利用する

住んでいる環境によっては、家族や行政の手を借りることが困難な場合もあると思います。

その場合は、民間サービスの利用も検討してみましょう。

費用はかかりますが、何かと大変なこの時期にプロの手を借りるのもオススメです。


赤ちゃんのお世話は他の人に任せて、ゆっくりお風呂に浸かる、おいしいお茶を飲む、本を読んだり音楽を聴いたりするなどの時間も大切。

心身ともにリセットができ、赤ちゃんと向き合うことができるはずです。


職場復帰に向けて準備すること


職場復帰を検討している人は、復帰後に慌てないよう今のうちに少しずつ準備を進めておきましょう。

次のようなことをチェックしておくのがオススメです。

・保育園などの赤ちゃんの預け先を探す
・ミルクや哺乳瓶に慣れさせておく
・病児保育施設やサービスの登録
・最新の社内報をチェックして会社の状況をつかむ

保育園や託児施設、祖父母やベビーシッターなど、あらゆる場面での赤ちゃんの預け先を探しておきましょう。

病児保育施設やファミリーサポートなど、サービスの登録をしておくといざと言うときに役立ちます。


会社の現状を把握するために、職場の上司や同僚から情報を得るのも効果的。

ワーキングマザーの先輩から話を聞いておくと、参考になるでしょう。


また、食洗器や乾燥機、電気圧力鍋などの時短家電は、産休や育休中だけでなく職場復帰後にも活躍するアイテムなので、必要があれば購入を検討するのもオススメです。


ゆったりした気持ちで赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しもう

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生後3ヶ月の赤ちゃんは、次第にコミュニケーションが取れるようになってくるので、毎日が新鮮に感じられることでしょう。

一方、お世話する人は、育児の疲れが出てくる時期でもあります。

無理をせず、周囲のサポートを得ながら、乗り切りましょう。


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