加工調味料ではなく、基本の調味料を使いこなそう！簡単で美味しい料理を作るコツ

簡単に美味しい料理をつくりたい！そんなとき、スーパーの棚には◯◯の素、◯◯ソース、合わせ調味料などの加工食品は便利ですよね。でも、簡単に作れるからと買ってみたものの、使い切れずに捨ててしまったり、好みの味にならなくてがっかりしたりする方も多いのではないでしょうか。



スーパーにこれだけたくさんの商品が並んでいると、これらの商品を使わないと美味しいお料理を家庭で作るのは大変なんじゃないかと思ってしまいますよね。確かにこれらのものを使うととっても簡単にお料理ができるのは事実。でも、実はこれらの調味料を買わなくても、意外と簡単に、そしてお手持ちの基本調味料だけで美味しい料理が作れるんです。

わかりやすい例だとカレールーでしょうか。私の母もカレーは市販のカレールーを使って作っていましたし、家庭科の教科書にもカレーはカレールーを使って作るものだと書いてありました。そもそもカレーは外国の料理ですが、市販のカレールーが発明されたことによって日本で爆発的に普及しました。



でも原材料を見てみると、植物性油脂が多くて小さな子どもに食べさせるには脂質や香辛料が少し多い様子。子どもに食べさせるには気になってしまい、私は子どもが2～3歳くらいから自分でルーを手作りするようになりました。



大手レシピサイトでも色々なレシピが公開されていますし、作ってみたらそれほど手間が掛かるわけでもないカレー。ルーを使わないからこそ、自宅にあった味にすることもできます。ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。

では、和食のお料理について考えてみましょう。



検索してみたところ、「肉じゃがの素」は見つかりましたが「かぼちゃの煮物の素」は見つかりませんでした。それはどうしてでしょう？



考えてみると「インスタントみそ汁」はあっても「みそ汁の素」はありませんよね？それは「煮物」も「みそ汁」も簡単だから「素」を作るまでもない、ということではないでしょうか？



煮物の場合、出汁で野菜を煮て、酒、醤油、みりんや砂糖で味を付ける。たったこれだけで完成です。肉じゃがを作るときも、かぼちゃの煮物を作るときも、使う調味料は同じ。おみそ汁だって、出汁で野菜を煮てみそを溶き入れる。これだけです。



先日、スリランカの家庭料理を教わる機会があったのですが、スリランカ料理もやはり基本の調味料であるうこん、チリパウダー、カレーパウダー、塩だけでほとんどのお料理が作れるというお話を伺いました。日本だけではなく、家庭料理とはその家庭にある基本の調味料だけで作れるものなのですね。つまり、皆さんのお宅にある基本の調味料「さしすせそ（砂糖、塩、酢、醤油、味噌）」だけで、家庭料理は美味しく出来る、ということ。



「あ、お夕飯作るのに○○の素を買いに行かなくちゃ！」そんなことはありません。家庭にある調味料だけで完成するお料理はたくさんあります。ぜひ基本の調味料を使ってお料理にチャレンジしてみてくださいね！