娘が幼稚園の年長~小学校1年生の途中頃まで、夕方から夜になると怒りやすくなることが増えました。
「そろそろご飯の時間だからおもちゃ片づけて~」
「お風呂の時間だよ~」
などの声かけだけで、怒って拗ねてしまうことも。
3年のうちに2回引っ越しを繰り返したり、小学校入学で新しい環境になったりしたことで疲れているという事は重々承知していましたが、あまりにも頻繁に拗ねるので、私も少し疲れてしまっていました。
家族という社会で1人の機嫌が悪いと私達にも当然影響し、兄弟喧嘩も増え、私も怒りがちに。
このままでは皆が疲れてしまうので、何か対策しなければと私は解決策を模索し始めました。
すぐ不機嫌になり拗ねる娘。自分で自分の機嫌を取る方法を一緒に考えてみたら?
13,329 View自分で自分の機嫌を取ることについて娘と考えてみたら、娘にとって大事な時間が見えてきました。
すぐに不機嫌になり拗ねてしまう娘
娘とのスキンシップを増やして話を聞いた
まず始めたのが、娘との時間を意識的に取ること。
当時、3歳の甘えん坊な息子が常に私の周りにいたこともあり、習い事や小学校で忙しい娘とは一緒に過ごす時間が短くなっていました。
そこでちょっとした隙間時間でも意識的に娘とのスキンシップを増やしてみることに。
例えば、歯磨きの仕上げ磨きをする時には「ちょっと、ギューさせて~」とお願いしてみたり、
おやつや宿題の時間は、隣に座るように意識してみたりしました。
すると娘の表情が、毎日頑張ってキリっとしている顔から、赤ちゃんの頃のようなトロンと甘える顔になる時間があることに気づきました。
「もう小学生だし、しっかりしてほしい」という私の希望が強すぎて、きちんと甘えられていなかったのではと反省し、意識的にスキンシップの時間を増やしていきました。
そんな毎日を過ごすうちに、新生活に慣れてきたり体力がついてきたりしたこともあったのか、娘の不機嫌は少しずつ減ってきたように思います。
一番大事にしないといけない人は誰でしょう?
周囲の状況をよく見る娘。
小学校では自分が何をしたいかよりも、どちらかというと周りがどう出るかを気にすることが多いのだと思います。
そこである日娘に
「一番大事にしないといけない人って誰でしょうか?」
とクイズ。
すると娘は
「ん~…。ママ!!」
となんとも嬉しい答え。
思わぬ答えに笑ってしまいながらも、
「嬉しいけど、ブー!!正解はね…自分だよ~!何があっても、自分を一番大事にしてあげないとね。そしたら周りの人も大事にできるからね。」
と伝えました。
これが正解かどうかは分からないものの、周囲の状況を観察して疲れてしまいがちな娘には、自分を一番大事に考えて欲しいと思ったからです。
自分で自分の機嫌を取る方法を発表しあった
それでも人間、疲れてしまうことはあります。
気持ちや体が疲れてしまい爆発してしまう前に、自分で自分の機嫌を取る方法を娘も知っておいた方がいいと思いました。
そこで、
「ママも心が疲れちゃうことがあるよ!その時はね~、
・甘いチョコレートを食べる
・子どもたちを思いっきりギューってする
・花を飾る
・大好きなチャイティーを飲む
・1人でカフェにいって読書をする
・好きな音楽をかけて部屋でのんびりする
・家族に「今から寝る!」と宣言して寝る
ってするようにしてるんだよ~。
そうすると、体も心も元気いっぱいになって、またニコニコママに戻れるの。
あなたの、「これをすれば元気になれること」って何かなぁ?」
と聞いてみました。
娘は一瞬恥ずかしそうな顔になりつつも、嬉しそうに
「ん~とね~…。
・本を読む
・うつ伏せになって寝転がる
・ママにギューってしてもらう
・パパとお相撲をする
・弟とごっこ遊びをする
・1人遊びをする
・メロンを食べる
・苺を食べる
かな~!」
と、出てくる出てくる、自分の機嫌を取る方法。
しかも私にギューされることがそんなに嬉しいことだと知って、嬉しい気持ちに。
「そんなにたくさんあるの!!すごく、いいことだね~!!」と笑いあって、「じゃあ、今度から疲れた時にはそうするといいね。」という話をしました。
嫌な気持ちが積み重なる前に、対処法を見つける練習
今では以前ほど急に不機嫌になることは減ってきました。
娘の様子をよく見ていると、兄弟喧嘩をした時には1人で急に本を読み始めたり。
学校から帰ってきたあとにはうつ伏せになって寝転がっていたりすることがあります。
前までは「なにゴロゴロしてるの~早く宿題し~」「本ばっかり読んでないで早く寝よ~」など、声をかけていたのですが、今はその様子を見て
「あ、今は娘にとって大事な時間だな」と分かるので、声をかけずにそっとしておくようになりました。
そして気が済むまでそうした後、ニコニコの元気な娘に戻ることが多くなりました。
意識的にスキンシップを取ることも続けていますが、少しずつ「もういい~!!」などキャキャっと笑いながら逃げられることも増えてきました。
前までは喜んで膝の上にきていたのに、今では笑顔で走って逃げていく後ろ姿を嬉しくも少し寂しく眺める日々です。
今後、嬉しいことだけでなく色々な経験をするでしょうが、自分のことを大切にして、自分の機嫌を良くする方法を知っておくことも必要な力ではないかと私は考えています。
これからも、自分の機嫌が良くなる方法を一緒に見つけて増やしていこうと思います。
1
胸に刻もう……5歳児が語る結婚条件があまりにも具体的でシビアすぎる。笑
コノビー名作集
2
追い詰められたママのイライラは、子どもに向かう。それを救ってくれたパパの言葉
とげとげ。
3
娘たちが優しい……!?パパへの”塩対応”が終わったのは、こんな理由がありました
コノビー名作集
4
「勝ち負け」へのこだわりがエグい…癇癪を笑顔にかえる画期的アイデア
いそめし ちかこ
とにかくやってみる!の尊さよ。息子きっかけで始めた石鹸生活で起きた変化
コノビー名作集
子どもの「大丈夫!」は時に疑うことも必要。検温したら、やっぱり熱があった!
コノビー名作集
「自分で自分の機嫌をとる」って大切……!突然“リフレッシュ方法迷子”になった話
コノビー名作集
何かと不自由な子連れおトイレ事情。こんな支援サービスが切実に欲しい…!
コノビー名作集
子が夫に質問「ママのこと大好き?」聞き耳をたてていたら、嘘でしょ…?
なおたろー『育児戦隊 ごきげん夫婦』
「ワーママの大変さ」を、パパが実感したのはこんな瞬間
なおたろー『育児戦隊 ごきげん夫婦』
思わずキュン…♡レストランで夫の対応に”惚れ直した”出来事
多喜ゆい
座ったまま「ママ、お箸は~?」と聞く息子に、パパがひとこと。
なおたろー『育児戦隊 ごきげん夫婦』