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公開 2020年06月02日  

外出自粛で、変化する生活スタイル。新たな親子関係もいい!と思うワケ

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1日中家にこもる外出自粛で、普段学校や園へ通っている子どもたちとの関係や生活スタイルに変化が。子どもたちの意外な一面を見つけたり、発見がありました。自粛が解除された後も続けていきたい、その生活とは…


「休校措置」と「夏休み」の違い


新型ウィルスの影響により、我が家の子ども達の通う幼稚園や小学校も休校措置がとられました。

長期間学校がお休みとなる点においては、「夏休み」も似ているかもしれません。

しかし、今回の「休校措置」と「夏休み」では、全く違ったものになりました。

「気軽に外出できない」
「不安が付きまとう」
「終わりが見えない」

こういった制限や不安を抱えながらの子どもたちとの生活は、想像していた以上に大変。

一方で、1日中子どもと家の中にいたからこそ、見えてきたものありました。


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ゲームの奥深さ


以前は、ゲームは30分と決めていたわが家。

休校になり、一日のほとんどを家の中で過ごす生活。

私自身も仕事があり、子ども達に付き切りという訳にもいきません。

必要に迫られて、ゲームやテレビの時間を増やすことにしました。

勉強したらゲーム、遊んだらゲームなど、こまめにはさんでいく感じです。


ゲームをしている子どもたちを見ていて、いくつかのことに気がつきました。

まず子ども同士、ゲームでコミュニケーションをよくとっていました。

ゲームを兄弟で教え合ったり、できないと本気で泣いて怒ったり、慰めたり。

画面に向かって黙々とゲームに没頭するイメージを持っていたので、とても意外でした。


またある時、子どもたちが椅子や踏み台をもってきて障害物を作り、走り回って遊んでいました。

我が家の子どもたちは、あるキャラクターのゲームが好きなのですが、その世界感を再現して遊んでいるとのこと。

ゲームの世界を思い起こし、創造力を使って現実世界の遊びに繋げている。

思ってもみないことでした。


子どもたちがゲーム性のある遊びが好きだと分かり、ボードゲームを購入してみることに。

これが子どもたちにハマり、ほぼ毎日19時から子どもと一緒にスタート。

何ヶ月もやっていると慣れてくるので、子ども自身がゲームをアレンジしたりと発展が見られ、今でも楽しんでいます。

ゲームのおかげで、新たな充実した時間が作れるようになりました。


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”ふれあい”と”その子のペース”を大切に


自粛前の忙しい日々では、「1日1回、子ども達1人ひとりとの時間を作る」ことを意識していました。

まだ3歳の末っ子は1日中一緒ですが、上の子たちは園や学校があるのでそうはいきません。

長男とは寝かしつけ時の読み聞かせ、次男とは日に何度かのスキンシップやオモチャ遊びがそれぞれの「2人の時間」に。

しかし、子ども3人と1日中一緒にいるようになると、上の子たちも何度も甘えてきたり、「抱っこして」という時間が増えるように。

私はあまりテレビを見ないのですが、「たまには一緒にソファに座ってテレビを見ようよ~」と言われることも。

そんなスキンシップも望んでいたんだ! と驚きました。

前よりもスキンシップの時間や、子どもたち一人ひとりとの時間が増えたのは嬉しい変化です。


また、毎日観察していると、たとえば長男は朝起きた後とお昼ご飯を食べた後にゆっくりゲームをし、夕方や夜寝る前には本を読むというペースがあることに気がつきました。

私としては「朝活っていうし、朝は有意義な時間を過ごしてほしい!」なんて思うのですが、それが彼自身のペース。

考えてみれば私自身も、「朝は掃除で体を動かしたい」「仕事の後に料理をすると気分転換になる」など、自分のペースがあります。

子ども達のペースが見えてきて、それを尊重しようという気持ちになりました。


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家の中ではゆったりと


新型ウイルスへの不安や、外出自粛という制限のある生活。

だからこそ、「家の中では笑顔で、ゆったりと過ごそう」と決めました。

以前は、生活スタイルを守ることや、仕事や家事をこなすことに奔走していたように思います。

今の生活に変わってから感じたのは、「なぜ、あれほど一生懸命になっていたんだろう?」ということ。


子ども3人の子育て。

休憩時間を増やそうと意識はしていたのですが、ながら休憩や短時間の休憩しかとっていませんでした。

外出自粛のおかげで、ソファで休む時間も生まれたり、朝はゆっくり過ごしています。

こういった機会がなければ、頑張り過ぎていたことに気付かなかったかもしれません。


外出自粛も少しずつ解除され、また慌ただしい日々へと戻っていくでしょう。

それでもゆったりペースで過ごしたり、他の用事よりも子どもとの触れ合いや読み聞かせにかける時間を増やしていきたい。

そう思っています。


※ この記事は2024年10月31日に再公開された記事です。

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