夫と娘、週末は義実家へのお泊り!利点が多かったわが家の定番システム<第四回投稿コンテストNO.42>のタイトル画像
公開 2020年05月30日  

夫と娘、週末は義実家へのお泊り!利点が多かったわが家の定番システム<第四回投稿コンテストNO.42>

5,901 View

2人目の妊娠中、夫の提案で週末は一人で過ごしたという川端 益代さん。最初は娘と離れるのが心配でしたが…?



こんにちは。

2017年7月生まれの長女ふうかと、2019年3月生まれの長男マー坊を育てている専業主婦、川端と申します。

ええ、専業主婦ですわたくし。

だってウチの主人、結婚前に「俺は家事はしない!」って高らかに宣言した男ですのよ。

そんな主人に、育児ベストプレーなんてある訳ないと思いきや。

今や主人も、それは立派に父親業をしています。

家事こそ95%くらい私がやっていますが、育児に関してはほぼ一通りのことはできるし、積極的に関わってくれます。

なぜなら…産まれてきたふうかは、とんでもなく手がかかる子だったからです。

そこで疲弊する私を見かねたのか、もともとの素質が良かったのか、私の負担を減らそうと自主的に動いてくれるようになりました。


夫と娘、週末は義実家へのお泊り!利点が多かったわが家の定番システム<第四回投稿コンテストNO.42>の画像1
pixta_44676588_S


そんな主人なので、私が感激したエピソードにはこと欠かないのですが、ベストを選ぶならやはり、子連れで実家へ泊まりに行ってくれたこと、でしょうか。

それも、約一年間、休日の度にほぼ毎回。

ふうかが11ヶ月のときに断乳し、その直後にマー坊を妊娠して、つわりがひどくなってきたあたりから、主人自ら言い出してくれたことでした。

私はお留守番です。

つまり1人の夜!

最高!!


主人の実家は、私たちの自宅から電車で30分程の場所にあります。

この話が出たとき、ふうかはまだ義母にあまり慣れていない頃だったのに、義母は二つ返事で引き受けてくれました。

初めてのお泊まりのときは、やはり不安でした。

泣いてしまわないか、私がいなくても寝るだろうか、夜泣きはひどくならないだろうか、主人や義母は寝られるだろうか…。

心配事は尽きず、荷造りするだけで上を下への大騒ぎでした。

一泊に似合わぬキャリーケースを引いた主人と、状況を理解しておらずキョトン顔の娘を見送り、誰もいない部屋に戻ると、さすがに寂しさが込み上げてくる…。

と思ったのは一瞬でした。

1人の夜。

1人の夜!!最高!!!

思わず実際に叫んだのを覚えています。


夫と娘、週末は義実家へのお泊り!利点が多かったわが家の定番システム<第四回投稿コンテストNO.42>の画像2
pixta_58090889_S


こちらの心配を他所に、ふうかの初めてのお泊まりは、大したトラブルもなく終わりました。

寝かしつけに苦労し、多少夜泣きはしたものの、ほぼ通常と変わらない1日を過ごせた、と主人が報告してくれました。

そこからすっかり定番化しましたが、このシステムには様々な利点がありました。


・私が子どもを預けることに慣れる

母親にありがちなことかもしれませんが、私はふうかを"自分以外の誰か"に預けることに抵抗がありました。

自分の目の届かないところで、自分の方針と違うことをされないかと怖かったのです。

母親がいないならいないでなんとかなる、自分のやり方が全て正しい訳ではない、と、頭ではわかっていても、気持ちは別物でした。

そこに加えて、ふうかの成長の貴重な瞬間を見逃しているのではないかと不安であり、またお世話を放棄しているかのような罪悪感もありました。

しかし、誰かに預けざるを得ない状況は、いつか必ずやってきます。

マー坊がお腹にいるなら尚更です。

義実家へのお泊まりは、その"いつか"に備えた、慣らし保育のようでした。


・義母がふうかに慣れる

たとえ育児経験がある人でも、普段お世話をしていない子の衣食住の面倒を見るのは、勝手がわからなくて大変です。

義母も、ふうかと寝食を共にすることで、ふうかの普段の生活を知ってくれたようでした。


・ふうかが義母とその家に慣れる

ふうかはママっ子で、義母にさえ人見知りして泣いてしまうような子でした。

しかし、信頼関係が築けているパパと一瞬にお泊まりを繰り返すことで、ばあばも頼れる人なんだと認識したようでした。

いざ預けられるとき、“よく知らないばあば”と過ごすのと“大好きなばあば”と過ごすのとでは、雲泥の差です。

ばあばとその家を好きになってもらえたことは、何よりもふうか本人にとってストレスを減らすことになったと思います。


・子どもがいない間に用事を済ませられる

溜まった家事や、子どもがいると危険な作業、イレギュラーな用事などを、ふうかがいない間に済ませられるのも、とても助かりました。

特に、マー坊の出産準備のため買い出しへ行けたのは大きかったです。


・義両親に喜んでもらえる

喜んでくれた、と、信じています…。

息子と孫が帰って来る。

しかも嫁はいない!気を使う相手はいません。

義母には毎回、お礼のメールを送っていましたが、その度にどんな遊びをしたか何の踊りを踊ったかなど、嬉しそうに報告をしてくれるのです。

そしてやがて、オムツやおもちゃ、絵本などを義実家に常備してくれるようになり、かき氷器やプールまで購入してくれるなど、義実家はふうか仕様に変貌を遂げていきました。

ご迷惑をおかけした反面、孫との楽しい時間を作ることができたのではと思っています。


・1人の時間でリフレッシュできる

本音は…これが一番大きいかもしれません…。

幸い義母は今時の感覚をお持ちの方で、私とも適度な距離感を保ってくれ、普段から大きな問題もなく付き合えていました。

義実家のやり方について、テレビやお菓子との付き合い方など、正直なところモヤモヤすることもありました。

しかし、いろんな嫁姑トラブルを聞く中で、義母は常識的で寛大で陰険なこともなく、とても恵まれた嫁姑関係だと思うのです。

義母もふうかも、いつもと違う状況で頑張ってくれているのだから、たまにアニメを見ながらプリンを食べるくらいいいじゃないか、と私も思えるようになりました。


夫と娘、週末は義実家へのお泊り!利点が多かったわが家の定番システム<第四回投稿コンテストNO.42>の画像3
pixta_64576663_S


そうして、2人がお泊まりに出かけたある日の深夜、妊娠38週のとき、陣痛が始まりました。

私は先に産院へ行き、主人は始発電車で駆けつけてくれ、ふうかはそのまま義母とお留守番に。

私とマー坊は、主人と3人で、出産に専念できたのです。

15時頃に無事マー坊が生まれ、義母がお昼寝後のふうかと一緒に来てくれました。

私の退院まで、ふうかと主人はそのまま義実家で過ごしました。

私たち家族にとって、スムーズで理想的な形で迎えられたお産でした。

タイミングを読んでくれたマー坊に感謝すると同時に、ふうかが義実家に慣れてくれていて本当に良かったと痛感した出来事でした。


その後、ふうかも2歳を過ぎた頃、義実家へ泊まりに行くと「ママに会いたい」と言って泣くようになってしまいました。

いつかはこんな日が来ると思っていましたが…主人と話し合って、お泊まりはしばらくやめることに。

そして最近、マー坊もおっぱいを卒業し、この横着な嫁が考えることと言ったら…。


またお泊まりに行ってくれないかな!

今度はマー坊と3人で!

1人の時間プリーズ!

虎視眈々と機会を伺う私なのでした。

それでは最後に、皆さんどうぞご一緒に。

1人の夜!最高!!!!!



(ライター:川端 益代(かわばた ますよ))


コンテストご応募は2020年5月31日まで!

※ この記事は2024年09月24日に再公開された記事です。

Share!