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公開 2020年06月05日  

娘の指しゃぶり、叱らずに見守りたい!意外と効果的だった「ある習慣」の導入

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私自身、幼い頃に「指を吸う子」でした。そのことで両親から厳しく叱られて育ったため、自分の子どもには同じ思いをさせたくない。そこで、断乳後に指を吸うようになった次女に、こんな声かけをしてみたのです。


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まいどおおきに!

子どもの頃、起きてる間ずっと指吸い&吸いだこもばっちり系やったオカンです。


私の指吸いを、両親は何としてもやめさせようとしていました。

そのためにひどい言葉をかけられたり、暴力を振るわれたりしたこともあります。


そして時が過ぎ……。

今度は、私が親になって子どもにアレやコレや言う番になりました。

3人の娘のうち1人が「指を吸う子」でした

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我が家の3人の娘がいますが、次女が「指を吸う子」でした。

1歳を過ぎたあたりで断乳したところ、口寂しいと感じたのか、指を吸うように。

次女はこだわりが強く、一度スイッチが入ってしまうと手がつけられなくなるので(まるで私のよう……)、長期戦を覚悟しました。

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指を吸っていると、歯並びやかみ合わせに影響して出っ歯になる……という話を聞いたこともあったのですが、私はひとまず、それを気にすることはやめました。

もちろん子どもの歯並びも大切なのですが、指吸いをやめさせるかどうかについて考える時、「他人に迷惑をかけるわけではないことで、子どもに過剰に厳しくするのは違う」と思ったのです。


それよりも私が気にしたのは、衛生面でした。

私が住んでいるベルギーでは、日本ほど手洗いが推奨されておらず、あっという間にインフルエンザなどが流行します。

「それで免疫がつく」という考え方もあることは知っていますが、集団生活の中では不用意に菌をもらってきやすく、それが家庭内感染にもつながっていたため、この悪循環はできるだけ阻止したいと考えました。

そこで

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“元指吸いっ子”として外せないのが、「指はおいしい」という視点です。

ぶっちゃけ、指はおいしい。

吸っていると、そこはかとなく安心するし、指先の丸みが愛おしい。

こんな指を吸わない世界なんて、逆におかしい!……と思うくらい、指吸いは素晴らしいのです。(※元指吸いっ子の意見です)


「指吸いを否定しない」。

これは私にとって、目の前にいる次女はもちろんのこと、子どもの頃の自分を守る意味でも大切なことでした。



そして……

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ちょっと横道にそれてしまいますが、私にとって「手」はとても特別なものです。

この漫画を描けるのも手のおかげ。

手があったからこそ、様々なことを絵にすることができています。


子どもたちもこれから、手を使って様々な表現をすると思うんです。

そんな特別な「手」を、「手」を使って叩くなんて、私はしたくない。



そう思う気持ちが、こういうやり方につながったのかな……と感じています。

そんな想いを知ってか知らずか

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なんと、次女の指吸いは開始から2週間ほどで終了しました。

本人も指を吸っていた頃の記憶は定かではないでしょう。

吸いだこもできませんでした。


その後は、ペンをかじったりするようなクセもたまに見せますが(ベルギーの小学校は、鉛筆ではなくペンで書き取りなどをします)、それほどひどくはないため見守っている……という感じです。


たまたま上手くいっただけのことかもしれませんが、次女の自尊心を傷つけない形で指吸いを克服(?)できたことは、本当に良かったと思っています。

思うようにいかないことが多い子育ての中で、こんな風にあっさりと事が終わるのはとても珍しいので、私ももう少しで忘れるところだったエピソード。

参考になれば幸いやで〜!


ほなまたね。

※ この記事は2024年11月10日に再公開された記事です。

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