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公開 2020年07月27日  

仕事は繁忙期!リモートワーク不可!のシングル家庭。不安しかなかった休校措置を、乗り切った今

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新型ウィルスの影響で小学校の臨時休校が決まった頃。仕事は繁忙期、リモートワーク環境もない。出勤は必須でした…。預け先は?学習時間は?給食は?コロコロと変わる環境下でも、娘と2人、ちょっとずつ前に進んでいる今の状況をご紹介できればと思います。 


突然の休校!子どもの預け先は!?


新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府から一斉休校要請が出された頃。
 
仕事は繁忙期であり、休日返上で勤務している状況でした。 

私は休めない、両親は頼れない、娘の預け先は?
 
不安な気持ちでただニュースを見ることしかできませんでした。
 
翌日、小学校からメールで

「明後日から小学校は一斉休校になる」

とだけ通知がきました。
 
「娘はどうすれば?学童預かりは利用できるの?」

と不安は増す一方でした。
 

学童に問い合わせるも、急なことで回答できないとのこと。
 
緊急時に頼れる預け先があれば… 
緊急時には休める環境で働けていれば… 

いろんなことを考えましたが、学童が預かってくれることを祈ることしかできませんでした。 


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預け先が決まり一安心…と思いきや


休校開始の前日、学童から「休校中は学童が預かる」との通知があり、心底ほっとしました。 

混乱の中、娘を受け入れてくれる環境があることが、本当にありがたかったです。
 
娘が不安にならないよう明るく努め、「お弁当に何が入っていたら嬉しい?」と聞きました。

娘が希望するものは全部お弁当に詰められるよう、その日はたくさんの食材を買いました。 

しかし心の中では「喜んで学童に行ってくれたらな」という気持ちと、「こんな時に学童に行かせなければいけないのか」という罪悪感がマーブル模様のように渦巻き、落ち込んだ気分になっていました。
 

その後は、学童の先生方のお陰で仕事に行けることに感謝する日々。

しかし1週間もすると、先生方が疲れているのが目に見えるように…

当初笑顔で通っていた娘も、学童で遊ぶのは飽きたと話し始めました。
 
この先大丈夫かなと心配しはじめた頃、小学校が一時的に午前中だけ子どもを預かることになったのです。 

小学校の一時預かりでは、自習時間が1時間だけありました。
 
学童に飽きてきた娘と、学習時間がないことに不安だった私は、その知らせに大喜びしました。
 
これを機に、1週間分の学習目標を娘と2人で作りました。

クリアできたときのご褒美を決めて、失われかけていた娘の学習意欲を取り戻そうと思っていました。 



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二転三転する環境


しかし、更に環境は変わりました。
 
政府から緊急事態宣言が発令されたことにより、小学校・学童共に特別保育に切りかわると通知がありました。 

通知によると、親が医療機関、介護、警察、消防等継続が必要な職業であるなど、真にやむを得ない場合に限り保育を受け入れるとのこと。

私は介護施設で働いていること、ひとり親であること、両親に頼れないことなどが認められて特別保育の利用が許可されました。 

しかし、これを機に学校にくる子どもの数はかなり減り、自習時間もなくなり、娘は小学校に行くことを嫌がるようになりました。 


「小学校にも学童にも仲のいいお友達はいない」
「室内でDVDを見て過ごすばかりで飽きた」
「帰宅してからドリルをするのが嫌だ」

など、いろいろと理由があったようです。
 
娘が預け先へ行きたがらないことを解決しなければ!
 
そう思い、娘にどんなことがあったら行きたくなるのかを聞きました。
 
すると、毎日ちょっとした楽しみがあるか、仲のいいお友達がほしいとのことでした。
 
「お友達は自分で作るしかないから、いろんな子と話してみたらどう?」

と伝え、ちょっとした楽しみについて考えました。 


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”楽しみ”の効果は?そして今後は…


色々と考えた末、まず、娘のお弁当のご飯の中におかずを1つ隠すことに。
 
帰宅したら必ず、隠れていたものの答え合わせをします。
 
正解したからといって何かあるわけではないのですが、お弁当を食べる楽しみができたようです。
 

そして、お絵描きが大好きな娘に、毎日描くものをリクエストしました。
 
どんなものを描いてくれたか、帰宅後に2人で話します。
 
リクエストする絵は、”どんな服装の・どんな人か”など具体的にお題を出すので、聞く力や理解力がつくといいなという淡い期待も込めました。
 
その成果はまだわかりませんが、お絵描きが大好きなお友達ができて、毎日2人で絵をたくさん描いているようです。

最近の娘のらくがき帳には、お友達の絵と娘の絵がサイン付きで並んでいて、帰宅後にそれを見ることが楽しみの一つになっています。

学校や学童に行くのを嫌がる回数も、ぐっと少なくなりました。 
 
娘の楽しみになればと思いついたお絵かきが、新しいお友達を作ることにもつながったのです。

楽しく過ごせている姿を想像すると、安心して仕事に向かうことができるようになりました。


私は、学童や小学校のお陰でなんとか働くことができています。

その小学校や学童で娘が過ごす時間を、少しでも楽しいものにするにはどうすればいいのか。

親子で考え、実践できた良い機会でした。 

休校措置も緩和されましたが、いつまた学校に行けない日々が訪れるかわかりません。

様々な環境の変化が予想される中、いつも前向きになんとかする親子でありたいなと思います。


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※ この記事は2024年11月30日に再公開された記事です。

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