0歳におすすめの室内遊びや本を紹介。月齢別の成長の目安も
16,936 View0歳児は月齢が経つにつれできることが増えていく時期なので、周囲の大人はどのように関わっていけばいいのか悩むこともあるでしょう。今回は、親子の触れ合いながら楽しむ遊びや読み聞かせにおすすめの絵本、わらべ歌をご紹介します。0歳児の体や心が月齢ごとにどのように発達していくかの目安を参考にしながら、月齢に合ったおすすめの室内遊びなどを取り入れていきましょう。
0歳児の体と心はどんなふうに成長するの?
0歳児はどのように成長していくのでしょうか。
体と心の成長をご紹介します。
体の成長
生まれて間もない新生児の頃は、昼夜の区別もつかずほとんど寝て過ごしています。
3~4ヶ月頃になると首がすわり始め、うつぶせの状態で周囲を見ることができるようになってきます。
5ヶ月頃になると寝返りができ始め、頭の中で目と手の動きをつなげられるようになると、おもちゃをつかんで遊ぶように。
また、大人が支えなくても1人で座れるようになることで視野も広がり、能動的な行動が増えていきます。
8ヶ月頃にはハイハイが始まり、ママの後追いも。
手指を使って遊ぶことも増えてくるでしょう。
10ヶ月頃に伝い歩きを始めるようになるとさらに行動範囲が広がります。
見えるものや手が届くものが増え動きも活発に。
12ヶ月になると1人で歩くことができるようになっていきます。
心の成長
0歳児は自分の要求に応えてくれる大人を信頼して覚えようとし、生後すぐの時期にはすでにママの声を聞き分けることもできます。
1~3ヶ月頃はあやすと反応するように。
4ヶ月目は認識能力や聴覚、視覚が発達していく時期にあたり、ママの声の調子に反応するようになります。
5~6ヶ月頃になると、いないいないばあの遊びをすると喜びの感情を表現するようになるでしょう。
7ヶ月頃には好奇心が広がり、赤ちゃん言葉で「あっあっ」と興味があるものの方を見ながら話すことができるように。
中には人見知りが始まる子どももいるでしょう。
8ヶ月頃には、より好奇心が旺盛になります。
相手の感情を読み取ることができ、笑ったり泣いたりの感情表現も豊かに。
9ヶ月頃には自分の意志表示が盛んになります。
10ヶ月頃には大人の言うことも理解し始め、大人の模倣をするようになります。
12ヶ月頃には、記憶力が育ち模倣も増えてくるでしょう。
月齢に合った発達の目安は?室内遊びを紹介
ひと月ごとにどんどん成長していく0歳児の発達に合った室内遊びを紹介します。
0~3ヶ月
体をさすったりなでたりしてスキンシップを取るようにすると安心します。
「おむつを替えようね」などと語りかけてから行動するように接するといいでしょう。
1ヶ月頃から追視を始めるので顔を近づけて話しかけることが大切。
2ヶ月頃から始まるクーイングを真似する遊びや、体のいろいろなところを触るなどしてスキンシップを交えながらの遊びがおすすめです。
3ヶ月頃になると聞く力が発達して音が聞こえる方に顔を向けるようになるので、音が出るガラガラや手を叩いて「どこで音がし
たかな?」と話しかけながらの音の遊びも重要。
表情が豊かになってくる時期なので、大人がさまざまな表情をして見せてあげるといいでしょう。
4~6ヶ月
寝返りができるようになり始め、目と手の動きがつながる時期です。
大人の体の上に子どもをうつ伏せで寝かせてユラユラしたり、膝の上に向かい合わせでのせて揺らしたりと子どもの様子を見ながら触れ合える遊びを取り入れていきましょう。
体に触れていることで、子どもは安心して遊びを楽しむことができます。
6ヶ月頃には、いないいないばあなどの想像力を養う遊びがおすすめです。
また、興味があるものに手を伸ばそうとするので、言葉のやりとり遊びも楽しいでしょう。
見る、聞く、触るなどの感覚が養われていく時期なので、音や触感が異なるおもちゃで遊ぶことで、五感を刺激しやすくなります。
また興味のあるものは何でも口に入れてしまう時期のため、誤飲には注意をしながら遊ぶようにしましょう。
7~9ヶ月
ハイハイをしたり1人で座ったりできるようになる時期です。
子どもの体つきもしっかりとしてくるので、高い高いなどダイナミックに体を使う遊びがおすすめ。
1人で座ることができたら、両手でできる手遊びなどがいいでしょう。
例えば、さまざまなものを叩いて音を出したり、積んであるものを崩して形が変わる様子を見て楽しんだりして、音が出る現象をおもしろいと感じるようになります。
また大人の模倣も始まるので、バイバイやパチパチなどの真似をできるようになったら褒めてあげましょう。
10~12ヶ月
つかまり立ちや伝い歩きができるようになる時期は、ハイハイや伝い歩きを利用して追いかけたり鬼ごっこ遊びをしたりするのがおすすめです。
ぶつかりそうなものや危険なものをなくして安全な状態で行うようにしましょう。
子どもの歩きたい気持ちをサポートできる遊びは歩行の練習にもつながります。
例えば、大人の足の甲に子どもの足をのせ、両腕を支えながら目的の場所まで歩いていく遊びも歩行の練習に。
また大人の言うことも大分わかるようになるので、危険なこと、やってはいけないことを繰り返し伝えていくようにしましょう。
読み聞かせにピッタリ!おすすめ絵本3選
0歳児は視力がまだ発達していないので、視界がぼんやりとしています。
そんな中でも、大人とコミュニケーションを取るツールとして絵本の読み聞かせはおすすめです。
視覚、聴覚を使いながら一緒に楽しむことができる遊びといえるでしょう。
『じゃあじゃあびりびり』
0歳児の初めての絵本として人気がある1冊です。
物の名前や音とその形を結び付けてくれます。
自動車は「ぶーぶーぶーぶー」、犬は「わんわんわんわん」など身の回りにある日常的な音が次々に登場します。
イラストはカラフルでシンプルなデザインを採用しており、言葉自体の持つ響きやリズムを楽しむことができるでしょう。
水道、自動車、踏切、飛行機、掃除機、赤ちゃんの泣き声など1歳児の身の回りにある物と音が書かれいて理解が早いようです。
自動車、理解出来るようで、ハンドルを握る仕草をします。
踏切実際に動画を見せたのでカンカンカンという音が分かるようです。
水道も家で見ているのでじゃあじゃあという音が理解出来るようです。
買って良かったです。
まついのりこのあかちゃんのほんをシリーズで買ってみたいです。
『いないいないばあ』
0歳児の絵本として世代を超えて語り継がれており、多くの人が手にした経験のある絵本です。
「いない いない ばあ」と語りかけるように読んであげることで大人も子どもも一緒に楽しむことができ、心の絆を深められるでしょう。
3ヶ月の息子はクマさんがお気に入りのようで食い入るように見ています。ネズミさんは小さくて認識できないみたいで、後半だんだん興味が薄れてきますが、もっと大きくなっても使えそうなので大事にしたいとイラストの雰囲気も媚びてなくて味があり、私も見ていて楽しい絵本です。
追記
7ヶ月になりました。表紙を見るだけで笑顔になり、興奮して声をあげます。読みながらパラパラめくるたびに表情を変えて、最後まで大興奮です。よっぽど好きなんですね。長く楽しめる本当にいい絵本です。
追記
更に1歳4ヶ月になっても頻度は減りましたが時々思い出したように読みたがります。もうひとりでページをパラパラできるので、お気に入りのクマさんのところで「んーアッ!」(たぶん、いないないばぁ)と声を上げて読んで?います。
『くっついた』
ページをめくると向かい合った動物がくっついていく絵本です。
さまざまな動物や生き物が口や鼻、手などでくっついていきます。
その様子を見ていると自然とあたたかい気持ちになるでしょう。
最後には子どもを挟んで家族がくっつくことで、ほっこりとした時間が流れるような内容となっています。
大人も子どもも幸せな気持ちになれる1冊です。
子どもが生後6ヶ月の頃に購入しました。
1ページ1ページが色鮮やかで、登場する動物達も優しげなタッチで、じっと見てくれていました。
「◯◯と◯◯が…くっついた」のリズムが面白いのか、月齢が進むごとにケタケタと笑ってくれるようになり、1歳過ぎてからは子どもの方から「くっついた」と言いながら自分の頬と私の頬をくっつけて絵本のように真似するようになり、心の発達にも繋がる絵本だと感じました。
ただ絵本のページが厚紙ではなく簡単に破れやすい紙質なので、幼い子ども1人で読ませるには注意が必要です。
絵本はかれこれ10冊以上購入しましたが、「くっついた」はかなりおすすめです。
楽しく遊べる!おすすめわらべうた2選
昔から子どもたちが日常生活の遊びの中で歌う歌がわらべうたです。
わらべうたのメロディーは半音がなくドレミソラの5音のみで成り立っていて、子どもが自然と口ずさみやすいように構成されているのが特徴。
『いもむしごろごろ』
「いもむしごろごろ ひょうたんぼっくりこ」というシンプルなフレーズを繰り返すわらべうたです。
膝に子どもをのせて揺らしてみたり、寝そべっている子どもを左右に揺らしたりして一緒に遊ぶことができます。
『うまはとしとし』
「うまは としとし ないても つよい うまは つよいから のりてさんも つよい!」という馬乗り遊びにぴったりなわらべうたです。
子どもをおんぶして馬のようにかけてみたり、膝にのせて揺らしてポーンと高く持ち上げたりと、わらべうたのリズムに合わせ、動きに強弱をつけながら遊ぶと子どもも喜ぶでしょう。
遊びながら行うスキンシップの効果を紹介
子どもと大人がスキンシップを取ることでどのような効果を期待できるのか紹介します。
スキンシップはどんな役割があるの?
スキンシップは子どもの愛情形成に大変重要な役割を果たしています。
スキンシップを取ると「オキシトシン」というホルモンが分泌され、安定した愛情形成に役立つのです。
スキンシップという行動は、相手を認める、愛情があるという行為になるので、お互いにスキンシップを取ることで気持ちを通じ合わせることができるでしょう。
パパママのスキンシップの効果を紹介
「オキシトシン」が作られやすい時期は、生後間もない時期と生後半年から1歳半の1年間です。
その間に子どもとたくさん触れ合うことが重要になります。
また、パパとのスキンシップは体を動かして取ることが多いことから、社会性を育てるのに効果があるともいわれています。
一方でママとのスキンシップは日常生活において触れ合うことで、子どもの情緒を安定させる役割があるという考えもあります。
子どもの成長に合った遊びを一緒に楽しもう
子どもとのスキンシップは、一緒に遊んだり、本の読み聞かせをしたり、わらべうたを歌ったりする遊びの中で自然と取ることができます。
0歳児は聴覚や視覚、触覚の全てを使って周囲の大人とのコミュニケーションを取っています。
会話はできませんが、触れ合うことで心を通わせることができるでしょう。
子どもの成長に合わせた遊びを取り入れながら大人も一緒に楽しむことが重要です。
月齢に合った遊びを取り入れながら子育てをしよう
0歳児は生まれてからさまざまな刺激を受けながら日々成長していきます。
何気ないことを話しかけたり、じっと見つめてみたり、触れ合い遊びをしたり、読み聞かせをしたりと子どもと一緒に楽しみながら遊ぶことが大切です。
どのように体や心が発達していくのかを理解し、子どもの成長に合わせた遊びを取り入れながら子育てを楽しむようにしましょう。
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