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公開 2020年09月06日  

思う存分、娘と2人で過ごした夜は、下の子の昼寝が生んだ”幸せ時間”でした

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ある日の午後、息子が夕方から昼寝をしまったのをきっかけに、娘とゆっくり過ごしてみて感じたことは…?


午前中に帰ってくる息子と、3時過ぎに帰ってくる娘


私が住んでいる地域では、新型ウイルスの影響で3月から休園、休校に。

そして、6月初旬から幼稚園と小学校が始まりました。


最初は2人とも隔日の登校でしたが、小学校は早々に給食開始し5時間目までの日々がスタート。

幼稚園は6月下旬まで午前11:30までの保育。


幼稚園までは毎日送り迎えをし、放課後は少し園庭で遊び、息子と一緒にお昼を食べて昼寝をするという、のんびりした日々を送っていました。

一方、娘の小学校は遅れていた授業を取り戻すかのように、連日時間割は算数と国語のみ。

おまけに授業のスピードはとても速く、よく理解できていないままにたっぷり宿題が出てどんどん進んでいきます。

そして週に2回の学習塾、週に1回のピアノもスタートしました。


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娘とゆっくり話せていないことに気づいた


新型ウイルスが流行する前までは、当たり前のようにすごしていたスケジュールでしたが、約90日ものんびりと家で自粛生活を送ったあとでは、あまりのスピード感に親の私も困惑するほどでした。

朝は学習塾の宿題をし、学校から帰ってきたら学校の宿題・明日の準備・習い事に追われる日々。


幼稚園が始まったといってものんびり2人で過ごす時間が持てている息子とは違い、娘にはいつも

「ほら、早くしないと学校遅れるよ!」

「じゃあ、宿題は4時までに終わらせよっか。」

など、時間に関する話しかしていないことに気が付きました。


6月といえども新しいクラス、新しい先生、新しいお友達に囲まれての生活。

幸い楽しそうに元気いっぱい過ごしてくれていますが、楽しいことだけではなく、不安なこともあるかもしれません。

娘とのんびりゆっくり過ごす時間も持ちたいという気持ちが私の中でふつふつと芽生えてきました。


息子が夕方いつの間にか昼寝をしてしまった日に…


そんな中、とある金曜日の午後。

一週間の疲れが出たのか、息子がおもちゃで遊びながら夕方に寝てしまいました。

夕方に寝てしまうと、なかなか起きてくれない息子。

いつもは30分ほど眠らせてから、無理矢理起こしてご飯を食べてもらいます。

なぜなら、もし夜まで寝てしまうと、ご飯も食べずお風呂にも入れず夜中に目を覚まし、なかなか寝てくれなくなってしまうからです。


しかし、この日は金曜日。

少々生活リズムが崩れても、明日は休みだという安心感がありました。

そこで私は息子を起こすことはせず、ここぞとばかり娘と一緒に過ごすことに。

夫がちょうど帰ってきたので、久しぶりに家族3人で夕食を食べ、食後のアイスをのんびりと味わいました。

夫には「おうち女風呂に行ってくる♪」と言って、食後の片付けをしてもらい、娘とのんびりとお風呂に入りました。


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久しぶりに娘と一緒に2人で過ごした夜


いつもは息子が隣にいるため、娘を抱っこしていると羨ましがって膝の上に割り込んできたり、娘と息子で一緒に遊びながらも喧嘩したりとにぎやかな時間。

ですが、この日は静かなひと時。

娘もめいっぱい甘えてきて、お風呂の中でもずっと膝の上にいる状態です。


小学2年生になり「最近急に大きくなって、赤ちゃんの面影がなくなったなぁ」と思っていたのですが、甘えた時の顔は赤ちゃんの頃そのもの。

2人でずっとにらめっこしたり、泡で遊んだり。


学校のちょっとした話をゆっくりと目を見て聞いたり、お友達のおもしろかった話を聞いたり。

久しぶりに娘とゆっくり過ごせて幸せな気持ちになりました。


さすがにのぼせそうになったのでお風呂から上がると、「すっごく楽しそうな声がしてたよ~♪」と夫。


娘と2人で髪を乾かし、布団に入って本を読み、私はとっても満たされた気持ちになって一緒に眠りました。


娘のためではなく、私に必要な時間だった


娘は、私を独り占め出来る時、少し表情が変わります。

夫には分からないようなのですが、いつもより目がトロンとなって、甘えた声になり、体全体で甘えてきます。


私と過ごす時間でこんなに満たされた顔をしてくれるのも、あと数年かと思うと胸がキュンとします。

「早く大きくなってほしい!」と思っていた未就園児の頃とは全く違い、今では「こんな時間は、あとどれくらいあるのかな」と考えることが多くなりました。


ちなみにその日は、夜の12時に笑顔で起きてきた息子。

「ママ、今日の晩御飯はなに~?」と起こされ、夜中に満面の笑みでご飯を食べ始めました。


予想通り私は眠気との闘いになってしまいましたが、娘がめいっぱい甘えてくれる時間は、娘ではなく実は私にとって必要な時間だったのかもしれません。

久しぶりに娘とゆっくり過ごせて幸せをかみしめた夜でした。


※ この記事は2024年10月07日に再公開された記事です。

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