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公開 2020年08月25日  

自粛生活で物があふれる家の中…親子で取り組んだ片付けを通じて、伝えたいこと

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我が家は60平米の賃貸マンションに4人暮らし。新型ウイルスにより急遽3ヶ月の自粛生活が始まり、徐々に家の中の物が増えていきました。そこで、休日に子ども達とお片付けすることに! その経験から子ども達に伝えたいメッセージとは。


自粛生活…徐々に物があふれる家の中


我が家は3LDKの賃貸マンションに家族4人で住んでいます。

3LDKといってもそれほど広くはなく、60平米ほど。

部屋がすっきりとしていれば問題なく過ごせます。

しかし、少し油断して物を床に置き始めた途端、足の踏み場がなくなり、子ども達が遊ぶ場所も無くなってしまいます。


新型ウイルスにより急遽3ヶ月の自粛生活が始まり、徐々に家の中に物が増えていきました。

毎日子ども達と部屋で粘土遊びをしたり、射的遊びをしたり、折り紙をしたり。

作った作品をすぐに捨てるのもためらってしまい、数日残しておこうと思うと、あっという間に部屋がぐちゃぐちゃ……


6月後半から通常通り幼稚園や小学校が再開したものの、まだ家の中には多くの物が。

とある金曜日、「週末は、”子ども部屋大掃除の日”にしよう!」と子ども達と一緒に部屋の掃除をすることにしました。


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いざ!分類から開始


日曜日の朝9時過ぎから片づけ開始!

おもちゃを分類することから始めました。

「今もすぐ遊ぶもの」「押入れに片づけておくもの」「手放すもの」この3種類のカテゴリを作ることに。

始めてみると

・何かの付録でもらったおもちゃ
・折り紙で何かを作ろうとしている途中で放置されたもの
・お友達からのお手紙
・壊れたおもちゃ
・幼稚園でお誕生日の時にいただいた先生からの色紙

など、大事な物と大事ではないものが混在していました。

子ども達それぞれに引き出しを1つ渡し

「”今すぐ遊ぶもの”はこの引き出しを出ない量にしよう!」

とゲーム感覚で始めました。


まず、私がおもちゃを1つずつ手にとって「これはどうする?」と聞きまくりました。

小学生の娘は何度もこの片付け方法を経験しているのもあり、すぐに要領を得てきた様子。

だんだん自分で「これはもういいかな、これは残しておこう」などつぶやきながら自分で片づけはじめました。

4才の息子は自分だけでやるとすぐに遊びはじめてしまうので、私が「これは?」「これは?」と聞いていき、息子が飽きる前にとにかく早く分類しました。


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子ども達も作業に慣れ、分類がスムーズに出来るようになった頃。

赤ちゃんの頃にずっと握っていたぬいぐるみを、子ども達が躊躇なく不要と判断することも!

私は慌てて

「あ、ごめん!これは残しておいて~!」

とお願いしてしまいました。


まだ寝返りもできない赤ちゃんの頃のぬいぐるみ。

子ども達が覚えていなくても当然です。

しかし実はそのぬいぐるみ、切迫早産で数ヶ月動けなかった私が、うまれてくる赤ちゃんを想像しながら手縫いしたもの。

無事うまれてきてくれた娘にそのぬいぐるみを持たせて、よくあやしていました。

「これはあなたたちのおもちゃというより、ママの思い出だね~」

なんて話をしつつ、そっとおもちゃ箱に戻しました。


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部屋はスッキリ!子ども達の反応


時々昔の思い出に浸りつつ、分類すること約1時間半。

不要になったおもちゃは、なんとゴミ袋3つ分でした!

収納からはみ出していた多くの物も、すっかり収まりました。

「お部屋が広くなった!!」と大喜びの子ども達。

広くなった部屋で、寝転がりながらお気に入りのおもちゃを出して遊びはじめました。


約半年前も同じような分類をしたのですが、その時には取っておいたおもちゃを今回は手放したり、フリマアプリで他の子に使ってもらおうと判断できたり。

片付けを通じて子ども達の成長も感じました。

おもちゃを分類する中で、子ども達が悩んだときには

「無理に捨てなさいというわけではないよ。一旦押入れにいれてみて、またしばらくしてから決めてもいいんだよ。」

と伝えました。

「物を捨てる=いいこと」ではなく、「大事なものを見極める=生活しやすくなる」ということを実感してほしかったのです。


またしばらくすると、いろいろな物が増えてくるでしょう。

何かを買ったり、いただいたり、つくったりして物が増えていくのは当然のこと。

それらの物を手放すことが、必ずしも良いことではありません。

でも、管理できないほど多くの物に囲まれていると、その中に大事な物が埋もれてしまうこともあります。

定期的に子ども達と一緒に見直しをして、本当に大事な物をすぐに手に取れる状態をキープできればと思います。


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※ この記事は2024年11月11日に再公開された記事です。

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