食事の支度、特にママ達の悩みの種となっている夕飯の支度にかかる時間は、手際の良し悪しや食へのこだわりによって個人差があると思います。ですから、何分かかるかという物理的な時間よりも、トータルの調理時間に占める割合で、何に一番時間がかかっているのかをまず考えてみましょう。
私の教室でレッスンを行う際、調理時間の中で一番多くの時間を占めるのは「下拵え」です。野菜を洗う、切る、お肉やお魚の下味を付けるなどの調理ですね。意外にこれが一番時間がかかるんです!もちろんレッスン中は、小さなお子様が包丁を使うからということもありますが、普段の食事の支度も、やはり野菜やお肉を切ったりするのに一番時間がかかるんです。
次に時間がかかるのは何でしょうか?実は、レッスンではかからない時間なんです。それは、メニューを決める時間です!これが決まらなければ、調理が始められないですよね?レッスンではあらかじめメニューが決まっているので、「何にしよう?」と悩む時間がかからないのです。
でも、これはとても悩ましい問題ですよね。冷蔵庫が空の状態であれば、スーパーで買物をしながら決めてしまえますが、多くのママは冷蔵庫の在庫とにらめっこしながら「あーでもない、こーでもない…」とレパートリーの中から献立を決めますよね。これに意外と時間がかかっているんじゃないかと思います。
次が、加熱調理の時間です。火やオーブンを使う時間は意外と少ないのですね。もちろん、おでんやカレー、シチューなどの煮込み料理なら加熱も長時間かかりますが、普段の食事のおみそ汁や煮物、野菜炒めならそんなに加熱しっぱなしになることはありません。
では、これらをふまえて、実際に時短するためのコツを見てみましょう。
忙しいママ必見!簡単・時短調理のコツ5選
1,138 Viewワーキングママも専業主婦ママも、ママはいつだって忙しい!毎日の食事の支度を上手に時短して、子どもと過ごす時間を増やしたり、自分のための時間を確保しましょう♪
そもそも、何に時間がかかっているの?
1.事前に下拵えしておく
空気に触れると色が悪くなってしまうようなアクの強いもの以外の野菜は、あらかじめよく使う形に切っておく。
お肉やお魚に、酒と醤油の下味をつけてジップ袋に入れる。そうして冷蔵庫に入れておけば、帰宅後すぐに加熱調理に取りかかれますね。週末に買い物をした後や、夜の後片付けの後のちょっとしたスキマ時間に、翌日~翌々日に使う分の下拵えをしておけると良いですね。
2.常備菜をまとめて作っておく
そもそもの調理の品数を減らしてしまえば、かかる時間も当然減りますよね。煮物や炒めもの、漬物など、日持ちのする常備菜を週末にまとめて作って冷蔵、または冷凍しておくと、当日作る必要があるのは主菜とおみそ汁だけ。これなら10~15分で食事を始められそうです。
また、マリネや浅漬けなど、切った野菜に調味料を加えて食べる直前まで味を馴染ませておくような、加熱調理不要の副菜をいくつかレパートリーに入れておくのも、時短に効果的です。タイトル画像の中央にある、仕切りトレーにのっている3品がまさにそれで、この3品を作るのに10分もかかりません。
3.調理家電を活用する
炊飯器や電子レンジはもちろん、便利な調理家電を利用するのも一つの手段ですよね。ブレンダーやスチーマーなど、タイマーやメニューがあらかじめプログラミングされている商品は、完全に手を離しておいて大丈夫なものがいくつかあるようです。
こちらのブレンダーはあらかじめプログラミングされたモードボタンを搭載しているので、温かいポタージュがボタン一つで作れてしまいます!その間に主菜を作ったり、常備菜を温めなおしたりと、他の調理に時間を割けますね。
4.メニューを決めてから食材を買う
食材を購入する際、なんとなく特売の野菜やお肉、お魚を買っていませんか?事前によく行くスーパーのチラシなどをチェックして、あらかじめメニューを決めてしまい、そのメニューに必要な食材だけを購入する、という手段もあります。
メニューが決まっていれば、「今日の献立どうしよう?」と悩む時間を短縮できますね。食材も決まった量だけを買うので無駄がありませんし、キャベツ1個、大根1本を使い切るメニューを設定して購入すれば、事前に下拵えもできて一石三鳥です。
しかし、この方法はちょっと上級編なので、ライフスタイルによっては合う合わないがあると思います。我が家には合いませんでした。
5.段取りを決めてから調理に取り掛かる
「料理は段取り」と言う人もいるように、段取りと手順を間違えると同じメニューを作っていても大変時間がかかってしまう場合があります。
一見遠回りに見えても、調理を始める前にメモ用紙などに調理手順を書いておくと良いでしょう。考えながら調理をするよりも、手順を決めてしまって一つ一つ消化していく方が、実は時短なのですね。
いかがでしたか?無駄を省き、作業効率を良くするコツ、すぐに取り入れられるものもあると思います。是非お試しくださいね!
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