「楽ちん」と「すっきり整頓」は両立する!コツは、ほんの些細なこと。
10,257 View「家が整うと、家族も整う」というコンセプトのもと、子育て世代向けのお片づけアドバイスや講座を開催し、著書も人気の水谷妙子さん。今回は水谷さんのブログより、楽なのにすっきり片付く、些細なコツを2つご紹介します。
いろいろボックスがお片づけを救う!子どもの手を止めない仕掛け
子どものおもちゃ収納について。
子どものおもちゃは多種多様で、どうしても分類するのが難しいモノがあります。
なんだかよくわからないモノ。
もしくは専用ボックスを作るまで量が無いモノなど…!
これらは、無理に分類せずに 「いろいろ」 としています。
表現は「その他」や「なんでも」などご自由に!
そのご家庭&お子さまがピンとくるもので構いません。
我が家は、いろいろ大、いろいろ小と2ボックスあり、その他に「おりょうり、のりもの、たおる、にんぎょう」と4ボックスあります。(たまにブロックが入れ替わる)
これを作ったキッカケは、我が子たちの日々の観察から。
お片づけの途中で手が止まってしまったり、やりたくないと思う理由はいくつかあります。
中でも「なんか難しい」「どうしたらいいか分からない」というのが一番大きなハードルのように思います。
そのハードルを低くするために、量の調整、収納家具やボックスの選び方、ラベルの表示などを工夫していくのですが、分類も、とても大事!
ブワーッと散らかったおもちゃの海でお片づけしている時。
サッと分類できないものがあったら 「これは何?うーん……どうする?」 と手が止まりますよね。
それを 「これは何?いろいろ!」 と、子どもが一瞬で判断できれば、手は止まりません。
絵本コーナーにも同じ仕掛けを採用しています。
6分類のうち、ひとつが「いろいろ」です。
全てを スパッと分類することは困難 です。
フワッとさせておくのもアリで、合理的かなと思います!
「いろいろ」がイイ感じの逃げ場となって、お片づけがスムーズに進みます。
そして、子どもに限ったことではなくて、大人の整理収納にも「いろいろ」的な場所は必要です。
例えば、私の仕事の保管書類エリアには「その他 参考」というラベルがあります。
分類しきれないけど、取っておきたいものはここにイン!
あんまりキチキチしすぎるのは息苦しくなってしまうので、こういうホッとスポットがあると安心します。
一時保管の書類用バインダーにも、同じように「事務」というザックリした表現があります。
他の分類には属さないけども、やらないといけないことをココに挟みます。
ただでさえ面倒な書類の判断がスムーズになります。
整理収納に限りませんが、逃げ場、余裕、白黒つけないことというのは意外と大切ですよね。
親子ともに気持ちがラクになり、スピードも加速する「いろいろ」で、お片づけのハードルを下げてみませんか?
もしよかったら参考にしてみてくださいね!
ほんのささいなことだけど。お片づけの負担を徐々に減らす方法
新たな便利グッズのご紹介…でなはく「お片づけの負担を減らす」方法です。
我が家であった例をもとに、このあたりをもう少し掘り下げてお伝えします。
「ママ、これ来年まで取っておいて!」
小1の娘が突然学校から持ち帰ってきた、じょうろの先。
ペットボトルにつけて使うタイプで、学校で一斉購入したものです。
ずっとお道具箱に入っていたようですが、来年…というか2年生になったら持っていくのかなと…。
それまで家で保管することに。
こういう私自身が使わない&使用頻度が低い、なおかつ突然家の中に入ってきたものって、忘れるんだよな~と思い、聞いてみました。
私「ママは絶対に忘れる自信があるけど……(←オイ)任せてもいい?」と聞くと…
しばらく考えて学用品のストック棚に保管すると決めました。
とてもいいね!
子ども用品をおいている部屋のクローゼット。
我が家の二軍の子ども用品がたくさん入っており、使用頻度が低いモノの収納に最適です。
更に、ラベルの空白に「じょうろのさき」と書き加えました。
素敵!
完璧!
実はこの一連の何気ない流れ中に、ママの負担を減らす工夫が2つあります。
具体的に説明しますね。
① 持ち主本人が考えるよう促す
ただでさえ、様々な負担を背負っていますので、ラクになる近道は、家族が戦力になること!
ある日、突然 戦力になるわけではないので少しずつ…!
家のことの隅々まで覚えておくって、そもそもまず無理。
何かを気に留めておくとか、管理しなきゃ、というのはジワジワ効いてきてストレスに繋がります。
(ストレスにならない人は、全然OKですよ!)
そういう見えないストレスは、少しずつ手放していけたらいいかなと思います。
つまり、自分判断、自分管理を少なくするということです。
こういった簡単そうなものから試しに任せてみるのをオススメします。
② ラベルは手書きする
収納の変更&見直しが、誰でもすぐに可能に!
整理収納の仕組みが永遠でない、変わるものだということは、いつもお伝えしている通り。
変化に機敏に対応できる準備が必要です。
例えばこのじょうろの場合、使用頻度が低いモノのため、定位置を決めても忘れてしまいがち。
そこで忘れないようにラベルをつけるというのは効果的です。
でも、ラベルをつけるのが面倒で先送りにしてしまうことを防ぐために、私は手書きを推奨しています。
我が家ではマステを愛用していますが、なければ、ふせん+セロテープでも、ガムテでも、適当な紙+テープでもOK!
あるもので工夫できます。
とにかく、決めたら間髪入れずに「すぐつける」ことが大事。
それは「確定」ではなくて、確定かどうかを見極めるための「お試し」なのです。
だから、戦力になってほしい子どもや夫にとってラベルライターはハードルが高いかな、と思っています。
ちなみに私は大人で、かつ整理収納アドバイザーで、お片づけに関してはマメな部類です。
それでも、ラベルライターは面倒で挫折しています。
ラベルライターは向き、不向きがあると思っています。
これがないとお片づけできない!では決してないのでご安心を~!
ということで、娘とのほんのささいなやりとりをこんなに長く、大げさに書いてしまいましたが、要はお片づけの仕組み作りって、こういうことです。
ですが、毎日こんな風に生きているわけではないですよ!
心に残った出来事を切り取って、皆さんにお伝えしています。
「ほんのささいなこと」から少しずつ。
自分の負担を減らしていきませんか?
少しでも楽に、快適に。
そんな暮らしを叶えるコツは、案外ささいなことなんですね!
自分や子どもに目を向けて、ちょっとずつ暮らしをアップデートしていきたいですね。
(編集:コノビー編集部 岡田)
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